Google AIを活用した世界100以上の楽器を演奏してサンプリングできる「Instrument Playground」 が楽しい!
昨年12月に、GoogleはArts&Culture Labの一環として、非常におもしろく魅力溢れる音楽制作ツールを発表しました。Instrument Playgroundはブラウザベースのサンプラーであり、音楽生成、録音、再生、シーケンスを可能にします。仕組み的にはGoogleのMusicFX AIモデル (以前のMusicLM) を活用して音楽を生成します。
カットや編集を行う前に、GoogleのAIモデルを使用してサンプルを作成します。定番のギターやピアノはもちろん、ファゴットやバンジョーなどの西洋楽器から、日本の琴、西アフリカのコラ、インドの古代打楽器ガータムまで、世界中の100以上の楽器の中から選択できます。
さらに、「切ないダンスミュージック」や「激しいエレクトリックギター」のように特定の雰囲気やスタイルでサンプルを作成するようにAIに指示することで、より好みに近いオーディオを生成することが可能です。
生成されると、インターフェイスに20秒のサンプルがロードされ、さまざまな再生モードを使用して再生できます。「BEAT」モードを使用すると、サンプルを複数に分割して、キーボード全体にわたってマッピングして配置することができます。「PITCH」モードでは、1つのスライスサンプルをキーボード全体にマッピングして半音階で演奏できます。「AMBIENT」モードで非常にきれいなエフェクトを作成できます。
さらに、右下の「Advance」ボタンを押してシーケンサーにアクセスできます。シーケンサーは4つの楽器を重ねて最大16ステップのパターンをプログラムできます。ここではテンポを変更したり、パターンをクオンタイズしたりすることもできます。
お気に入りのサンプルが完成したら、下の「RECORD」ボタンをクリックして録音をスタートして、完成した音源を.wavファイルとしてダウンロードすることもできます。
全部英語にはなりますが、お子さんでも直感的に操作できるような簡単なインターフェイスが特徴で、最初にチュートリアルがあるので誰でもすぐに使いこなすことができます。
ただ音楽を楽しんだり、音楽アイディアの生成に使用したり、自作曲の一部分に活用したりと、幅広い用途に使用することができるAI音楽生成ツールとして活用できそうです。
※このサービスの詳細はGoogle Arts&Culture Lab公式サイトをご覧ください。