【実践向き】ハンマリングオンの練習に最適な5つのギターフレーズ | TAB譜
エレキギターを始めたら初期段階で習得すべきテクニックに「ハンマリングオン」というものがあります。ハンマリングオンは、ピッキングをせずに弦を叩くようにして押弦することで音を出す技術で、このテクニックを早く習得すれば、表現の幅が広がり、難しいフレーズでも演奏の難易度を下げて演奏することができます。
今回ご紹介する5つのハンマリングオンフレーズを継続的に練習することで、より効率的にハンマリングオンのテクニックを習得することができます。それ以外にも指の器用さと筋力、スタミナを向上させる効果もあるので是非日々の練習メニューに取り入れてみましょう。
練習する時の3つのポイント
ハンマリングオンの練習を最大限に活かす為に、練習する時のポイントをいくつかご紹介します。
メトロノームと一緒に
練習時は、正確なタイミングと正しいタッピング技術を習得する為に、常にメトロノームを一緒に鳴らしながら練習することをおすすめします。スマホで使える無料のメトロノームアプリもいくつかあるので、インストールしておきましょう。
遅いテンポから始める
上手く弾けない場合は必ずゆっくりとした遅いテンポから始めるようにしましょう。間違えずに完璧に演奏できるようになってきたら徐々にテンポを上げていきます。無理して速いテンポでミスを連発していると、失敗するのが癖になってしまうのでよくありません。
たまに休憩する
ハンマリングオンは、普段生活しているとまったく使わないような指の筋肉を多く使います。疲労を感じたり、違和感を感じたら無理せずに休憩するようにしましょう。無理し過ぎると、最悪の場合「腱鞘炎」といった症状になることもあるので注意が必要です。
ハンマリングオン練習フレーズ 1
1フレット(半音)差のハンマリング練習フレーズです。中指で弦を叩くときに人差し指は浮かさずにそのまま押さえた状態にしておくのがポイントです。
このフレーズでは最初は人差し指と中指の組み合わせからスタートして、慣れてきたら3つの指の組み合わせで練習してみましょう。
- 人差し指と中指
- 人差し指と薬指
- 人差し指と小指
TAB譜は5フレットで終わっていますが、22~24フレットまで続けることもできます。全部完璧に出来たら中指と薬指、薬指と小指といった組み合わせもやってみましょう。
ハンマリング練習フレーズ 2
人差し指→薬指で押さえる2フレット差(全音)のハンマリング練習フレーズです。指を広げる必要があるのでフレーズ1よりも力が入りにくいとは思いますが、より実践的なフレーズになっているので必ず習得しておきましょう。
曲中でよく使用され、特にペンタトニックスケールを使用するソロ等でこの組み合わせがよく使われています。
慣れてきたらフレーズ1と同じように指の組み合わせを変えて、最終フレットまで行いましょう。
ハンマリングオン練習フレーズ3
3本指でのハンマリングオンパターンです。ピッキングは1だけで、残りの2と3はハンマリングオンで演奏するので、初心者の方は3がほとんど聞こえないかもしれません。
コツとしては、フレットギリギリを狙って押弦するようにすると音が出やすいです。
次の弦に移動するときにリズムが狂いやすいので、なるべく均等のリズム感覚で演奏できるように、始めはテンポを落としてから練習してみましょう。
ハンマリングオン練習フレーズ4
人差し指→薬指→小指で上昇していき、人差し指→中指→小指で下降してくるパターンです。3フレット差があるので小指の力の入れ方が難しいとは思いますが、3 note per stringsと呼ばれる速弾きでよく出てくるフレーズなので、演奏にスピードを出したい方は是非習得したいところ。
指が届かない方は、後ろの親指を少し小指側に寄せると押さえやすくなるので試してみてください。
ハンマリングオン練習フレーズ5
人差し指→中指→小指で押さえる全音×2のパターンでかなり指を広げる必要があります。難しいと思ったら5フレットくらいからスタートすると、フレットの間隔が少し狭くなるので押さえやすくなります。
ストレッチフォームで怪我の恐れがあるので、休憩を挟みながらあまり無理しない程度に練習しましょう。