【今さら聞けない】ラッパーやヒップホップ界隈で使われる専門用語まとめ
ラップやヒップホップ界隈では、様々な専門用語が使われており、なんとなく雰囲気で使っているけど、具体的な意味はよく分かっていない…という言葉も多いのではないでしょうか?
ヒップホップの文化は音楽だけでなくダンス、アート、ファッションなど様々な要素を含んでいます。この幅広いヒップホップ文化の中では、特別な用語や表現があり、これらはヒップホップ界隈を理解する上で重要な役割を果たします。
今回は、ラッパーやヒップホップ界隈で使われている一般的な用語をいくつかご紹介します。
MC (エムシー)
MCは、Master of Ceremonyの頭文字をとった言葉で、興行の進行役を務める人のことを指します。
音楽では、ライブで観客の前でパフォーマンスをするラッパーやヒップホップアーティストのことをMCと呼びます。
DJ (ディージェイ)
DJ(Disc Jockey)は録音した音楽を観客のために選んで演奏する人のことです。
DJという言葉には様々な定義がありますが、一般的にはクラブイベント等でターンテーブルを使って音楽をかける人のことを指します。
フロウ
ラッパーの歌詞のリズムとパターンのこと。どのような表現でラップするかを指し、一般的なボーカリストでいう「歌い方」や「表現」のようなイメージです。
フック
曲の中で繰り返されるキャッチーなフレーズやコーラス。
邦楽でいう「サビ」の部分です。
ヴァース
ヒップホップの主要セクションで、主にラップを披露する部分。
邦楽でいう「AメロBメロ」の部分です。
フリースタイル
用意されたものを使わずに、即興で行うラップやライミングのこと。
もともとは特定の主題や構成を決めない形でリリックを歌うものを指していましたが、後に、即興スタイルのラップを指す言葉として用いられるようになりました。
リリック
曲の歌詞のこと。ビートに合わせて歌ったり、ラップしたりします。
サイファー
ラッパー、ビートボクサー、ブレイカーが円状になって集まり、順番に即興でフリースタイルを披露すること。
フリースタイルラップのスキルを鍛錬したり、ラッパー同士のバトルや交流などを目的に行われることが多いです。
パンチライン
パンチラインは、発言の中で一番の聞きどころ。笑い話などのオチのことを指します。
ヒップホップやラップバトル中では、曲の中で一番印象的に残った部分に対して使われます。
サンプリング
既存音源の一部またはサンプルを抜き出し、新しい作品の楽器、または別の音源として再利用すること。
→音楽におけるサンプリングとは?正しくサンプリングする為のガイド
ループ
ヒップホップのビートの基礎となる、録音されたサウンドの繰り返しとなる部分のことを指します。
グラフィティ
グラフィティアートは、HIPHOPカルチャーが生んだ芸術の一種。主にスプレーを用いて、電車の車両や高架下の壁など、公共の場に描かれる文字や絵のこと。
日本では、他者の保有物を汚損する行為として、犯罪、違法行為となるので注意しましょう。
ブレイクダンス
アクロバティックでアスレチックな動きをするストリートダンスのスタイル。グラフィティと並びHIPHOP四大要素の一つとされている。
Bボーイ/Bガール
ブレイクダンサーの人。または、そのようなファッションを身にまとう人のこと。
ヒップホップビート
ラップを乗せるための伴奏となるトラック。ヒップホップ音楽におけるリズムと楽器演奏のこと。
最近ではビートの価値が上がり、ラップよりもビートをメインとして視聴する人も増えてきています。
→ヒップホップビートの作り方【Beat Making】
スクラッチ
レコードをターンテーブルの上で前後に動かして、独特のサウンドを作り出すDJテクニック。
ビートボックス
声だけでドラムの音や楽器を鳴らすテクニック。ボイスパーカッションの一種。
まとめ
ヒップホップ、ラップ、DJ界隈で使われる用語をまとめてみました。
今回紹介した以外にも、ヒップホップ界隈で使われる専門用語はたくさんありますので、自分の活動場所に合わせて色々と探してみてください。
以上、「【今さら聞けない】ラッパーやヒップホップ界隈で使われる専門用語まとめ」でした。