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LINE 6がHelixシリーズの新製品「HELIX STADIUM」を発表!神機能満載でギタープロセッサーを新たな次元へ

出典 : Line 6

LINE 6がHelixシリーズの新製品「HELIX STADIUM」を発表!神機能満載でギタープロセッサーを新たな次元へ

2015年、Line 6が「Helix」を世に送り出した時の衝撃を、今でも覚えているギタリストは多いかと思います。リアルなアンプモデリング、直感的な操作性、そしてプロの現場で即戦力となる拡張性を武器に、Helixは単なるマルチエフェクターやアンプシミュレーターという枠を超え、「ギタープロセッサー」という新たなカテゴリーを確立しました。

それから約10年。Line 6はHelixファミリーの新たなフラッグシップモデルとして「Helix Stadium」を発表しました。

次世代のアンプモデリング「Agoura™」搭載

「Helix Stadium」の心臓部には、従来のHXモデリングとは完全に一線を画す、新開発の「Agora」モデリング技術が搭載されています。これは単なる強化版ではなく、真空管の挙動や電源との相互作用、さらには配線間の静電容量といった微細な要素まで再現する全く新しいアーキテクチャです。これにより、驚くほどリアルなトランジェントレスポンスが実現されています。

Agoraアンプに搭載される新パラメーター「Hype Knob」は、サウンドをより豊かでパンチのあるものへと瞬時に調整可能。さらに注目すべきは、Line 6独自のキャプチャ機能「Proxy」です。これはワイヤレスでクラウドサーバーと連携し、アンプやエフェクトチェーン全体を高度にクローニングする革新的な技術です。

ライブを自動化する「Showcase」

新開発のライブ自動化エンジン「Showcase」は、ライブで活躍するギタリストにとって非常に嬉しい機能満載です。Helix Stadiumに楽曲のオーディオファイルをロードし、そのタイムラインに合わせて、プリセットの切り替え、エフェクトのON/OFF、パラメーターの変化といったあらゆる操作を自動化できる機能です。

例えば、Aメロではクリーン、Bメロでクランチ、サビでリードサウンドへ…といった一連の流れをあらかじめプログラムしておくことで、プレイヤーは煩雑なフットスイッチ操作から完全に解放され、演奏とパフォーマンスに100%集中できます。

さらに、ShowcaseはMIDI信号やDMX(照明コントロール)信号の送出も自動化可能。曲の展開に合わせてキーボードの音色を変えたり、ステージの照明を変化させたりと、ギタリストがバンド全体のサウンドと演出をコントロールすることを可能になるのです。

8インチ高解像度タッチスクリーン

「Helix Stadium」は、既存ユーザーの操作感を継承しつつ、タッチパネルの採用で操作性が飛躍的に向上しました。ストンプをタップすれば瞬時にパラメーターへジャンプし、わかりやすい説明機能が内蔵しているので初心者の方のサウンドメイクをサポートします。

特に革新的なのが「Focus View」。ここでは「クリーン」「ダーティー」といった音質を表現する直感的な言葉でサウンドをモーフィングしたり、3D空間でマイク位置を動かしたりと、より感覚的な操作感でサウンドメイクが可能となっています。

さらに、プリセットを整理する「セットリスト機能」や、数千のIRを管理できる新しいファイルシステムも搭載。また、各出力で独立したモニターミックスを組める「Matrix Q Mixer」機能も搭載。これらの強力な新機能が、ステージやスタジオでのワークフローを劇的に改善し、プレイヤーをより創造的な領域へと導きます。

すべての音を最高純度で。異次元のサウンドクオリティ

出典 : Line 6

Helix Stadiumの次世代サウンドを担っているのは、新開発の「Agora」モデリングだけではありません。その音を支えるオーディオ回路と内部処理能力そのものが、根本から再設計されています。

心臓部には、より強力なDSP、専用GPU、機械学習アクセラレーター、そしてFPGAを搭載。この圧倒的なパワーは、複雑なモデリングやエフェクトチェーンを余裕で処理するだけでなく、システム全体のヘッドルームを劇的に向上させています。これにより、既存のHelix/HXプリセットを読み込むだけでも、よりオープンでダイナミクス豊かなサウンドになる可能性を秘めているのです。

また、全入力が高ダイナミックレンジ設計になっており、特許取得済みの高ダイナミックレンジ回路は、ギター入力だけでなく、エフェクトループ、AUX、マイク入力といったすべてのA/D入力に搭載されています。ギター入力で最大126dB、マイク入力に至っては128dBという驚異的なSN比は、入力されたサウンドを一切のロスなく、クリスタルのような透明度で内部処理に送ります。これは、もはやハイエンドなスタジオ機材に匹敵するスペックです。

進化したユーザビリティと接続性

どれだけ高機能であっても、使いこなせなければ意味がありません。Helix Stadiumはプロフェッショナルの過酷な現場でも、直感的な操作で素早くセットアップできることを条件として設計されています。

  • モデルごとの最適な物理設計
    Helix Stadiumは、2系統のエフェクトループやUSB-C/Aポート、microSDカードスロットなどを備え、柔軟なシステム構築に対応。一方、Helix Stadium XLは大型のトレッドル(エクスプレッションペダル)と、視認性を極限まで高めたOLEDスクライブルストリップを搭載し、より直感的なライブパフォーマンスを実現します。
  • プロの現場を支える新機能群
    ライブでの曲順を管理する「セットリスト機能」、数千ものIRをフォルダ管理できる「新ファイルシステム」はもちろん、特筆すべきは「Matrix Q Mixer」です。これにより、XLR、1/4インチ、ヘッドホンの各出力で、それぞれ完全に独立したモニターミックスを組むことが可能に。PAに送る音、自分のモニターに返す音、イヤーモニター用の音を個別に完璧に作り込める、まさにプロ待望の機能です。


Line 6 Helix Stadium モデルラインナップ

出典 : Helix
モデル名発売予定時期予価 (米ドル)サイズ・重量 (従来モデル比)
Helix Stadium Floor2025年冬$1,799.0042%小型化 / 49%軽量化
Helix Stadium XL Floor2025年秋$2,199.0025%小型化 / 21%軽量化
  • 驚きの小型・軽量化 : 次世代のパワーを備えながら、従来のHelix Floorモデルより大幅に小型・軽量化されています。
  • 価格 : 上記は米ドルでの予定価格です。日本国内での販売価格については、正式な発表をお待ちください。

■ 予約開始日

  • 2025年6月25日より、オンラインおよび各店舗にて予約受付開始

製品に関する詳細はLine 6公式サイトをご確認ください。


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