メタルロックのミックスに最適なプラグイン5選
今回はメタル、ラウド、ハードコア辺りのミキシングの際に使用されることが多い鉄板プラグインソフトを5つご紹介します。
1. Waves SSL CHANNEL
こちらのSSLアナログ・ミキシング・コンソールは世界中で使用されている名器です。
アナログ特有のパンチのあるサウンドが特徴で、ポップ、ロック、メタルミュージックとの相性が非常に良いです。
スネアトップ、スネアボトム、タム、ベース、ギター、ボーカルにマッチし、基本的にすべてのミュージカルEQとすべてのブースティングに使用します。
Waves SSL Channelはミックスのほぼすべてのトラックで使用することのできる、トーンシェーピングプラグインです。
メタルにはハードプッシュできるEQが必要で、パンチの効いたトップエンドでミックスをカットする必要があるため相性が良いです。
Waves SSL CHANNEL
2. Waves SSL Bus Compressor
Waves SSL Bus Compressorはドラムバス、パラレルドラムコンプレッションバス、ミックスバスで使用すると素晴らしい効果を発揮します。
全体のダイナミクス感や質感を自然にまとめてくれるのが大きな特徴で、マスターやバストラックに挿すことで複数の楽器をひとつにまとめ、安定感が向上します。
自然ながらもサウンドが前面に押し出てくる印象で、ローミッド辺りがグッと出てくるのでラウドやメタルとの相性はバツグンです。
Waves SSL Bus Compressor
3. Slate Digital Trigger 2
SLATE DIGITAL TRIGGER PLATINUMは次世代のドラムリプレイサー・プラグインです。
リズム波形のアタック成分を検出し、タイミングを合わせたり、新たに別のサウンドを重ねたり、任意のサウンドを置き換えることもできるプラグインです。
マルチレイヤー・トリガー・エンジンにより、最大で127のヴェロシティ・レイヤーを持つステレオ・サンプルを正確なタイミングでトリガーすることが可能です。
メタルやヘビーな音楽では、ドラムサウンドを強化したり補強したりする必要があることが多く、場合によっては、キックとスネアを完全にドラムサンプルに置き換える必要があります。
このプラグインは、ドラムサウンドを強化または別のサウンドに置換する必要がある場合に最適です。
Slate Digital Trigger 2
4. Waves C4
Waves C4はブースト&カットの4つのバンド、リミッティング、圧縮、そしてダイナミック、マルチバンドEQでもあります。
主にギターやベースに対して使用され、ヘビーギターのローエンドのブーミネスをコントロールし、引き締めます。
他の周波数帯域に干渉することなく、100Hz~400Hzの低中音域にのみ影響を及ぼします。
スタンダードなEQでカットするよりも優れており、C4を使用することでブリッジミュートの刻み等のローミッドが膨張したときにだけ抑え込むことが可能なので、ギタートーンのサウンドが薄くなり、ローミッドのパンチが無くなることを防ぎます。
ベースに対してもローエンドを安定させる為に使用します。
Waves C4
5. Soundtoys Decapitator
Decapitatorは、プロフェッショナルなアナログ・スタジオ機器をドライブした時に生じるサチュレーションをモデリングしたプラグインです。
非常に多くのジャンルで使用されている優れた倍音付加ツールです。
ほんのわずかにドライブさせて、メタルにとって必要な温かみ、パンチを加え、トラックを滑らかにして、低域、高域を調整、ベース、ボーカル、ギターにアナログ機器の魔法をかけることができます。
Punishモードを使うと歪みの量が増し、大胆な処理をすることも可能。各楽器に倍音を付加することで、サウンドをより充実させ、ミックスでより多くのスペースを占めるようにします。
Soundtoys Decapitator
まとめ
メタルロックのミックスに最適なプラグインを5つご紹介しました。
- Waves SSL CHANNEL
- Waves SSL Bus Compressor
- Slate Digital Trigger 2
- Waves C4
- Soundtoys Decapitator
YouTubeを観ていると、海外の有名エンジニアも積極的に取り入れているプラグインなので、図太くパンチのあるサウンドが欲しい場合には試してみてください。
以上、「メタルロックのミックスに最適なプラグイン5選」でした。
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