バンド関連

バンドで使えるベースアレンジのコツ

2020年8月30日


バンドで使えるベースアレンジのコツ

バンドで使えるベースアレンジのコツ on stand.fm

↑今回のブログ内容の音声配信です。

実際にバンドで活動するベーシストにとってのアレンジというのは、バンド内の作曲者が作りあげた、大まかなコード進行や構成は出来上がった状態の楽曲に対して行うことが多いと思います。

自分の楽曲なら自由に思うままアレンジすればいいのですが、バンドの場合は作曲者の意図や楽曲の世界観を崩すことなく「縁の下の力持ち」感が一層強まるアレンジになることでしょう。


今回はそういった、バンドで使えるアレンジのコツについてお話します。


ルート弾きの重要性

ルート弾き


ベースアレンジと聞くと大きくハイフレットを使った動きまくるフレーズのことを思い浮かべるかもしれませんが、その前にまずはルート弾きをすることの重要性を理解しておく必要があります。

※ルート弾き
ルート弾きとはコードの主音を単音で弾く奏法です。 例えばコードCならルートは「ド」です。


特にバンドのような場合だと「アレンジした」感を出したいがために、動くベースラインをチョイスすることが多い傾向にありますが、楽曲にとってマイナスになってしまっていないかを考えてみましょう。

ローエンドを支えるという最重要任務

ローエンド


ベースアレンジする際に大切なことは、低音部分をどっしりと支えるという役割を必ず頭の片隅に置きながらアレンジすることです。

ベース単体で聴くとカッコいいアレンジでも、バンドアンサンブルの場合は、ベースが担当している周波数帯域から外れてしまうとギターと被ってしまったり、低音がスカスカな状態になっているということも十分に考慮しながらのアレンジが求められます。


アレンジとしてハイフレットに移動するのはもちろんアリなのですが、あまりに頻繁に動いてしまうと、アンサンブル全体でみたときに非常に不安定になってしまいます。

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キックとの関係性

キックドラム


よく「ベースはキックに合わせよう」と言われることがありますが、キックと同じタイミングでベースを鳴らすということだと勘違いしてしまっているベーシストの方も多いかと思います。

実際にはキックと違うタイミングで鳴らすこともありますし、もちろん同じタイミングで鳴らすのも正解です。


しっかりとキックとベースでグルーブ感のあるリズムを構築するのなら、キックのみが単発で鳴っている状況は作らないようにするのがベストです。

キックとベースを合わせたパターン
合わせていないパターン


ちなみに、ダンスミュージックではキックを鳴らす瞬間にベースの音量を下げる「ダッキング」というテクニックが使われますが、キックとベースを一緒に鳴らしても低音がマスキングしないようにする為の住み分けテクニックなので、キックを単音で鳴らした方が迫力が出ると誤解しないように。



シンコペーション


シンコペーションとは小節をまたぐときにアクセントを手前にズラすことなのですが、疾走感を出すために頻繁に使われるテクニックです。

基本的にはキックのシンコペーションにベースも合わせるのですが、フレーズパターン内では無理に合わせにいく必要はありません。

 

キックに合わせてシンコペーション
シンコペーションしないパターン



両方正解なのですが、前者のほうは少し「狙いすぎている」ように感じる方もいるかと思います。

もちろんこの辺は好みやセンスの問題でもありますが。

筆者もバンド時代にこのフレーズパターン内のシンコペーション問題はよくメンバー間で口論になった思い出があります。


もちろん小節頭など、重要な場面ではしっかり合わせた方がいいです。


5度アレンジ


キックとの関係性については大体つかめたかと思います。

次にベースを動かすときに便利な「5度アレンジ」について説明します。


低音を支えるのがベースの重要な任務だということは言いましたが、とはいえルート弾きばかりでも面白みに欠けます。

先ほどの参考音源を聴いていて、お気づきになった方もいるかと思いますが、上下の経過音に5度の音を使っています。

5度の音


ルートがCだった場合、Cから数えて5つ上の音なので「G」になります。

この5度の音というのはロックギターのパワーコードにも使われているように、非常に力強く、ルートに似た性質をもっている音なのです。

つまり安定感をそこまで損なうことなく、ベースに動きをつけることができるので、上に5度下に4度の音はベースアレンジにおいてよく使われます。

根音と完全5度の振動数の比が2:3になり、倍音同士に唸りが生じない「純正(純正和音)」といいます。
ちなみに3度の音も純正和音です。


なので、まだアレンジにそれほど自信のない方は、5度→3度→コードトーン(コードに含まれる音)の順番に安定度が高いと覚えて、ベースを動かしてみましょう。

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動ける場所を探す

ベースアレンジ


動き方もある程度分かったら、次は動ける場所を探してみましょう。

ベースは一般的にあまり目立たないとか、地味だとかいうイメージがありますが、リズムとコードハーモニーの安定感を担当している楽器なので、実はベースが動くとフォーカス(リスナーの意識)が集まりやすいです。


例えば、サビのような一番ボーカルにフォーカスが集まっている部分で、ベースが激しく動くと聴き手の意識を分散させてしまうことになります。

同じくギターソロでベースが動くというのも、そういう狙いが無い限りできれば避けるべきです。


常にこのように音楽の流れの中で「今はどこにフォーカスが集まっているか?」を常に考えながら演奏しなければいけない大人な楽器です。

個人的にはライブで「間違いなくこの人は超絶テクニックを持っているのに、あえてずっとルート弾きに徹している」のをプレイから感じ取れたときに惚れてしまいそうになります。


ここで動くと良いですよ!とは一概には言えませんが、ポップ系ならA、Bメロサビ終わりの静かな間奏などに結構動けるポイントは多いんじゃないかなと思います。

ジャンルによる違い


ジャズ、ブルース、ファンク等ベースラインにフォーカスするジャンルも多くあります。

反対にメタルコアのようなローエンドを支えることにひたすら徹するべきなジャンルも存在します。


ジャンルごとにベースの持つ役割も違ってくるので、それぞれのジャンルでプロの楽曲をたくさん聴いて、どのようにベースを動かしているかということを勉強することも非常に重要です。


以上、「バンドで使えるベースアレンジのコツ」でした。


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