【2024年最新】人気のMIDIパッドコントローラーおすすめ10選(DTM)
これまでのMIDIパッドの役割といえば、ビートをタッピングしたり、音源サンプルをトリガーしたりする為に使用されることが多かったですが、最近の機種ではさまざまなオプションが搭載されています。
MIDIを制御する為のパッドコントローラーは、実際にはそれ自体が楽器であり、メロディー、コード、ベースラインを作曲して録音することができます。一部には強力なシーケンサーも含まれており、音楽ソフトウェアと他のハードウェアの両方を操るために使用できます。
特にピアノやキーボードの鍵盤に慣れていない方は、より直感的にDAWのMIDIを操作したり、ライブパフォーマンスを行うことができます。
そこで今回は人気の高いMIDIパッドコントローラーを厳選してご紹介します。
Native Instruments Maschine Mk3
2020年9月現在、おそらく市場で最もクオリティの高いMIDIパッドです。
※10月には「Maschine+」の発売が予定されています。
MaschineはMIDIコントローラーとしてだけではなく、専用の付属ソフトウェアが同梱されているため、Maschine自体を楽器としても扱うことができます。
8GBの高品質なサウンドライブラリ、ドラムキット、マルチサンプルのインストゥルメント、パターン、プロジェクト、スライス済みのループなどが付属し、すぐに制作を始められます。
またMASCHINE専用に設計され、エディットやオートメーションに完全対応した5種類のドラムプラグイン、Drum Synthも装備しています。
動作として、従来のMPCのサンプリング機能とシーケンス機能、パッドを使った方法での作曲、アレンジ、ミキシング、パフォーマンスを提供します。
オーディオインターフェイスが組み込まれており、最大24ビット/ 96kHzの品質で録音および再生が可能で、接続はシンプルな2-in / 4-outになっています。
Novation Launchpad Pro MK3
MK3はAbleton LiveコントローラーであるNovationの「Launch」シリーズのフラッグシップモデルです。
発売当時からLaunchpadシリーズは非常に人気があり、他の多くのMIDIコントローラの設計に影響を与え、エレクトロライブショーやYouTube動画でのパッド演奏のジャンルを確立しました。
Launchpad Pro Mk3は、64ベロシティパッドであり、Liveのクリップとシーンのトリガー、ドラムビートの作成、仮想フェーダーを使用したミキサー機能の調整、コントローラーのスケールモードとコードモードを使用したメロディーラインの再生に使用できます。
スタンドアローンのMIDI機能や強力なポリフォニックシーケンスモードを追加します。
コンピューターに接続しなくてもハードウェアを制御するために使用できます。(もちろんプラグインとしても使用可能です。)
価格帯はパッドコントローラーとしては高価な部類ですが、Native Instruments Maschineと並び、ハイパフォーマンスを提供してくれる製品です。
ライブ使用にも非常に適しており、多くのミュージシャンのステージ構成の中心的存在として活躍しています。
Novation Launchpad X
Launchpad Xの「X」はNovationの8x8パッドコントローラーが発売されてから10周年目を迎えたことを意味しています。
Launchpadは大きな影響力を持ち、他の多くのMIDIコントローラーの設計に影響を与え、たくさんのエレクトロニックライブショーで使われ続けてた功績があります。
このLaunchpad Xコントローラーはさらに使いやすくアップデートされており、小さくて洗練されたデザインに加えて、これまでLaunchpad Proでしか採用されていなかったベロシティ感度も追加されています。
表現力豊かなコントローラーになり、制作やパフォーマンスにおける機能の多くをコントロールすることが可能です。
超高感度RGBパッドとミキサーコントロールを使用して、クリップ/セルのトリガーやサウンドの再生、演奏を行うことでトラックを素早く構築できます。
新しいカスタムモードでは、Novation Componentsを使用してマッピングレイアウトをカスタマイズし、Launchpad Xから簡単にMIDIコントロールデバイスを作り上げることが可能です。
AKAI MPD226
従来のシリーズから更に実用的に進化した「MPD226」
バックライト付きの16のMPCパッドと4つのパッドバンク、各4つのフェーダー、コントロール・ノブ、ボタンには、3つのコントロールバンクを装備。
手頃な価格のMPCスタイルのコントローラーです。
「MPD2」シリーズは、MacでもWindowsでも、特別なドライバーをインストールすることなく、USBケーブルを接続するだけで動作するシンプルなセットアップ、新たにiOSデバイスにも対応(要Apple Camera Connection Kit・別売)音楽制作やパフォーマンス・スタイルに新しい可能性を開きます。
「MPD2」シリーズには、すぐにビートメイクできるように、定番の「Ableton Live Lite」や「AKAI MPC Essentials」に加え、それぞれ15GBを超える高品位パーカッション音源SONiVOX「Big Bang Cinematic Percussion」と高品位ドラム音源SONiVOX「Big Bang Universal Drums」を付属。
これらのソフトウエアだけで圧倒的迫力のリズムサウンドを作成可能です。
Ableton Push 2
人気の音楽制作ソフトを制作する「Ableton」からリリースされている、自社製の高品質パッドコントローラーです。
Push 2は8×8のパッド配置で、メロディックなMIDIクリップやドラムトラックのビートを生演奏、もしくは独創的なステップシーケンサーシステム使って再生・録音することができます。
サンプルをスライスしてパッドに配置したり、ワンショットサンプルの再生、長いサンプルを曲とマッチさせたりもできます。
Liveデバイス、サードパーティ製プラグイン、サンプルのすべてにアクセスすることはもちろん、Ableton Liveを使用する人にとっては最もおすすめできる製品の一つです。
Nektar Aura
Nektar Auraは一見すると、Native Instruments Maschineによく似たビジュアルを持っていますが、その中身は大きく異なります。
Maschineは特定のアプリケーションを制御するように設計されていますが、AuraはNektarine 2.0ソフトウェアを介してホストされているプラグインインストゥルメントとエフェクトライブラリをコントロールすることができます。
ビートメイキングとライブパフォーマンスの為のパワフルなMIDIコントローラーとして人気があり、ステップシーケンサー内蔵、本体で直接ビートのプログラムやリアルタイムでのパラメーター調整が行えます。
その他にもビートリピートモード、ステップアクセント、マルチトリガーモードなど、便利なシーケンスツールが多数含まれています。
AKAI MPD218
MPD218は、前モデルより6つのノブと3バンク機能が新たに搭載され、パッドはバックライト付のMPCモデルのパッドコントローラです。
価格帯の安さと、非常にシンプルな構造なので、はじめてMIDIパッドを購入する方にオススメな製品です。
→AKAI MPD218を購入したのでレビューします【MIDI PADコントローラー】
従来の3つのパッドバンク、フルレベル機能に加え、6つのアサイン可能なコントロール・ノブを新たに装備し、3つのコントロールバンクを切り替え可能です。
バックライトを装備し、視認性も高くサイズも小さい為、場面を選ばずフレキシブルに対応します。
MPCから受け継いだNOTE REPEAT機能を活用し、ドラムパフォーマンスにアクセントをつけたドラミング、アルペジエーターの様にベースラインを弾く事も可能です。
別売りのCamera Connection Kitを使用すればiOSに対応が可能です。iMPCなどのミュージックアプリや、iOSでの楽曲制作を行うモバイルミュージシャンにオススメなUSB/MIDIコントローラーです。
Arturia BeatStep Pro
BeatStep Proは3つの独立したステップシーケンサーと、汎用性の高いMIDIコントローラーのセットを搭載した製品です。
2つのシーケンサーはモノフォニックで、リフやベースラインの作成などに使用することができ、3つ目のシーケンサーは最大16チャンネルのドラムトラックの作成に使用されます。3つともベロシティコントロール可能な16パッド(アフタータッチ付き)、16ステップボタン、16ノブでプログラムされています。
BeatStep Proを使えば、ソフトシンセ、アナログ・デジタルハードウェアシンセ、ドラムマシン、スマホアプリ等のすべてを同時にコントロールすることが可能になります。
ドラムシーケンサーは1シーケンス内に16トラック内蔵で、パッドを叩いてのリアルタイムレコーディングと、ステップボタンによるパターンメイキングも可能です。
Korg SQ-64 Poly Sequencer
SQ-64は優れた相互接続性を持っており、アナログシンセ、モジュラーシンセ、デジタルドラムマシン、DAW上のプラグイン等、ほとんどの機材と接続可能なMIDIシーケンサーです。
8ヴォイスポリフォニーのメロディックトラックを3トラックおよび、モノフォニックリズムトラックを16トラックを備えた64ステップの直感的な操作が可能なシーケンサー。
4つのシーケンサーが 1 つにまとめられており、ピッチ、モッド、ゲート用の出力を備えた3つのメロディックシーケンサーと、ドラムパターン用の1つのシーケンサーを備えています。
鮮やかなLEDを内蔵したパッドは設定した値に応じて照度が変化するので、シーケンス全体の状態を一目で確認することができます。
IK Multimedia iRig Pads
iRig Padsは、iPad / iPhone / iPod touchミュージシャン向けのMPCスタイルのパッドコントローラーですが、Mac、PC、Androidとも互換性があります。
基本的な性能はもちろん、携帯性やどこでも使える利便性の高さが特徴です。
16の2色バックライトパッド(赤と緑ですが、オレンジにも混合可能)、2つのノブ、フェーダー、2つのボタン、およびプッシュボタンロータリーエンコーダーで構成されており、これらすべてを割り当てることでさまざまなMIDIデータを出力できます。
iPhone、iPad、iPod touchに接続するLightningケーブル、Mac/Windowsコンピューターに接続するUSBケーブルが同梱されているので、別途USBカメラアダプターを購入することなく、そのまま接続して使えます。
IK Multimedia社では無償のiPhone/iPadアプリも用意されています。
ドラム、効果音をパッドでプレイするなら「SampleTank free」ループをパッドでトリガーして、リアルタイムにリミックスするなら「GrooveMaker 2 free」ライブラリの曲を読み込んでリミックスDJプレイするなら「DJ Rig free」いずれもiRig Padsで快適にトリガー、プレイ可能です。
まとめ
人気のMIDIパッドコントローラーを10製品ご紹介しました。
- Native Instruments Maschine Mk3
- Novation Launchpad Pro MK3
- Novation Launchpad X
- AKAI MPD226
- Ableton Push 2
- Nektar Aura
- AKAI MPD218
- Arturia BeatStep Pro
- Korg SQ-64 Poly Sequencer
- IK Multimedia iRig Pads
予算を気にせず最高品質の製品をお求めの方は「Native Instruments Maschine Mk3」を、はじめてMIDIパッドコントローラーを導入してみようと考えている方には「AKAI MPD218」辺りをおすすめします。
Finger Drummingやパッドを使ったビートメイキングのような基本的な用途としては、どの製品も平均以上の性能を誇ります。使用用途を考えて自分に合った最適なMIDIパッドコントローラーを選択しましょう。
以上、「【2024年最新】人気のMIDIパッドコントローラーおすすめ10選(DTM)」でした。
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