
人気のMIDIパッドコントローラーおすすめ5選【DTM】
最近のMIDIパッドの役割はビートをタッピングしたり、音源サンプルをトリガーしたりするためだけに使用されることはなくなりました。
高品質なパッドコントローラーは、実際にはそれ自体が楽器であり、メロディー、コード、ベースラインを作曲して録音することができます。一部には強力なシーケンサーも含まれており、音楽ソフトウェアと他のハードウェアの両方を操るために使用できます。
特にピアノやキーボードの鍵盤に慣れていない方は、より直感的にDAWのMIDIを操作したり、ライブパフォーマンスを行うことができます。
そこで今回は人気の高いMIDIパッドコントローラーを厳選してご紹介します。
Native Instruments Maschine Mk3

2020年9月現在、おそらく市場で最もクオリティの高いMIDIパッドです。
※10月には「Maschine+」の発売が予定されています。
MaschineはMIDIコントローラーとしてだけではなく、専用の付属ソフトウェアが同梱されているため、Maschine自体を楽器としても扱うことができます。
8GBの高品質なサウンドライブラリ、ドラムキット、マルチサンプルのインストゥルメント、パターン、プロジェクト、スライス済みのループなどが付属し、すぐに制作を始められます。
またMASCHINE専用に設計され、エディットやオートメーションに完全対応した5種類のドラムプラグイン、Drum Synthも装備しています。
動作として、従来のMPCのサンプリング機能とシーケンス機能、パッドを使った方法での作曲、アレンジ、ミキシング、パフォーマンスを提供します。
オーディオインターフェイスが組み込まれており、最大24ビット/ 96kHzの品質で録音および再生が可能で、接続はシンプルな2-in / 4-outになっています。
Novation Launchpad Pro MK3

MK3はAbleton LiveコントローラーであるNovationの「Launch」シリーズのフラッグシップモデルです。
発売当時からLaunchpadシリーズは非常に人気があり、他の多くのMIDIコントローラの設計に影響を与え、エレクトロライブショーやYouTube動画でのパッド演奏のジャンルを確立しました。
Launchpad Pro Mk3は、64ベロシティパッドであり、Liveのクリップとシーンのトリガー、ドラムビートの作成、仮想フェーダーを使用したミキサー機能の調整、コントローラーのスケールモードとコードモードを使用したメロディーラインの再生に使用できます。
スタンドアローンのMIDI機能や強力なポリフォニックシーケンスモードを追加します。
コンピューターに接続しなくてもハードウェアを制御するために使用できます。(もちろんプラグインとしても使用可能です。)
価格帯はパッドコントローラーとしては高価な部類ですが、Native Instruments Maschineと並び、ハイパフォーマンスを提供してくれる製品です。
ライブ使用にも非常に適しており、多くのミュージシャンのステージ構成の中心的存在として活躍しています。
AKAI MPD226

従来のシリーズから更に実用的に進化した「MPD226」
バックライト付きの16のMPCパッドと4つのパッドバンク、各4つのフェーダー、コントロール・ノブ、ボタンには、3つのコントロールバンクを装備。
手頃な価格のMPCスタイルのコントローラーです。
「MPD2」シリーズは、MacでもWindowsでも、特別なドライバーをインストールすることなく、USBケーブルを接続するだけで動作するシンプルなセットアップ、新たにiOSデバイスにも対応(要Apple Camera Connection Kit・別売)音楽制作やパフォーマンス・スタイルに新しい可能性を開きます。
「MPD2」シリーズには、すぐにビートメイクできるように、定番の「Ableton Live Lite」や「AKAI MPC Essentials」に加え、それぞれ15GBを超える高品位パーカッション音源SONiVOX「Big Bang Cinematic Percussion」と高品位ドラム音源SONiVOX「Big Bang Universal Drums」を付属。
これらのソフトウエアだけで圧倒的迫力のリズムサウンドを作成可能です。
IK Multimedia iRig Pads

iRig Padsは、iPad / iPhone / iPod touchミュージシャン向けのMPCスタイルのパッドコントローラーですが、Mac、PC、Androidとも互換性があります。
基本的な性能はもちろん、携帯性やどこでも使える利便性の高さが特徴です。
16の2色バックライトパッド(赤と緑ですが、オレンジにも混合可能)、2つのノブ、フェーダー、2つのボタン、およびプッシュボタンロータリーエンコーダーで構成されており、これらすべてを割り当てることでさまざまなMIDIデータを出力できます。
iPhone、iPad、iPod touchに接続するLightningケーブル、Mac/Windowsコンピューターに接続するUSBケーブルが同梱されているので、別途USBカメラアダプターを購入することなく、そのまま接続して使えます。
IK Multimedia社では無償のiPhone/iPadアプリも用意されています。
ドラム、効果音をパッドでプレイするなら「SampleTank free」ループをパッドでトリガーして、リアルタイムにリミックスするなら「GrooveMaker 2 free」ライブラリの曲を読み込んでリミックスDJプレイするなら「DJ Rig free」いずれもiRig Padsで快適にトリガー、プレイ可能です。
AKAI MPD218

MPD218は、前モデルより6つのノブと3バンク機能が新たに搭載され、パッドはバックライト付のMPCモデルのパッドコントローラです。
価格帯の安さと、非常にシンプルな構造なので、はじめてMIDIパッドを購入する方にオススメな製品です。
→AKAI MPD218を購入したのでレビューします【MIDI PADコントローラー】
従来の3つのパッドバンク、フルレベル機能に加え、6つのアサイン可能なコントロール・ノブを新たに装備し、3つのコントロールバンクを切り替え可能です。
バックライトを装備し、視認性も高くサイズも小さい為、場面を選ばずフレキシブルに対応します。
MPCから受け継いだNOTE REPEAT機能を活用し、ドラムパフォーマンスにアクセントをつけたドラミング、アルペジエーターの様にベースラインを弾く事も可能です。
別売りのCamera Connection Kitを使用すればiOSに対応が可能です。iMPCなどのミュージックアプリや、iOSでの楽曲制作を行うモバイルミュージシャンにオススメなUSB/MIDIコントローラーです。
まとめ
人気のMIDIパッドコントローラーを5つご紹介しました。
- Native Instruments Maschine Mk3
- Novation Launchpad Pro MK3
- AKAI MPD226
- IK Multimedia iRig Pads
- AKAI MPD218
予算を気にせず最高品質の製品をお求めの方は「Native Instruments Maschine Mk3」を、はじめてMIDIパッドコントローラーを導入してみようと考えている方には「AKAI MPD218」をおすすめします。
Finger Drummingやパッドを使ったビートメイキングのような基本的な用途としては、どの製品も平均以上の性能を誇ります。
使用用途を考えて最適なMIDIパッドコントローラーを選択しましょう。
以上、人気のMIDIパッドコントローラーおすすめ5選【DTM】でした。
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