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【自宅でライン録り】エレキギターを綺麗にレコーディングする5つの方法

【自宅でライン録り】エレキギターを綺麗にレコーディングする5つの方法

最近では、DTMが主流になったことによりアンプを使ったレコーディングよりも、LINE入力でギターを集音する方法をとることが多くなっています。

とはいえ、実際にLINE入力でレコーディングをしてみると、アンプで収音した音に比べると「何か迫力が足りない…」と感じてしまうことがあるかと思います。

そこで今回は、自宅のライン録り時にもっとエレキギターを綺麗にレコーディングする方法についてご紹介します。

1. 高品質なオーディオインターフェイスで録る

オーディオインターフェイスはギターからくるアナログ信号を、 コンピューター内で扱えるデジタル信号に変換する役割を持っています。 高品質なインターフェースほど変換時にノイズが少なく、解像度が高いサウンドを入手できるので、 なるべく予算内で高品質なオーディオインターフェースを用意することをおすすめします。

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2. ゲイン量を正しく設定する

ゲイン量は オーディオインターフェイスで入力される信号の強さを表します。 最初にこのゲイン量を正しく調整して、 高品質なギター信号をコンピューターに取り込むことが、 綺麗なライン取りのための第一歩といえます。

ゲイン量は高すぎても低すぎてもダメで、ゲイン量が低すぎると、 録音された音が小さくなり、ノーマライズ(音量正規化)の段階でノイズも一緒に立ち上がってしまうので、音質が悪くなる原因となります。

反対に、ゲイン量が高すぎると音が歪んでしまうことがあります。オーディオインターフェースの許容範囲を超えて入力されると「クリッピング」と呼ばれる現象が発生してしまいます。

一度クリッピングした音声信号はあとから元に戻すことができないので、一番避けるべきことの一つです。

3. アンプシミュレーターが最重要

LINE録りする場合は「アンプシュミレーター」と呼ばれる、実際のアンプをデジタル再現したソフトを使うのが一般的ですが、このアンプシュミレーターの品質がレコーディングの品質に直結します。

購入の段階で、ネット上でサウンドをチェックしてみたりして自分の好きなサウンドが鳴らせる製品を探しましょう。理想的なサウンドを手に入れるには、 アンプシミュレーターに対する知識や、音作りに対する知識が必要なので、まずは色々と試してみて自分の理想とするサウンドを探すことも重要です。

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4. 「コンピング」テクニックを使う

コンピングとは、ボーカルレコーディング時によく使われるテクニックで、何回かテイクを重ねて録音し、最も良い部分だけをつなぎ合わせて一つのトラックにする工程のことです。

もちろんギタートラックにも効果的で、各テイクの良いところを選び、一部を切り貼りしたり、クロスフェードさせたりして、全体でワンテイクで録ったような自然なギタートラックを作り出すことができます。

時間の制限なく、何テイクも録り直したり、良い部分を繋ぎ合わせたりして編集できることが、自宅レコーディングの一番のメリットと言っても過言ではありません。

5. DAWのエフェクトプラグインの活用

DAWの中で使用できる各種エフェクトプラグインは、 ギターで使用する「コンパクトエフェクター」やアンプシミュレーター内で使用できるエフェクトに比べると高品質かつ、機能面で優れていることが多いです。

エフェクトの種類としては、EQ、コンプレッサー、リバーブ/ディレイ、ディストーション(歪み系)など、様々な種類のエフェクトがあり、機能面ではギター用のエフェクターと変わらないですが、より細かい設定が可能になっているので、さらに突き詰めた音質調整が可能です。

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まとめ

今回は自宅でのギターのライン録りを良くするための5つの方法をご紹介しました。

高品質なオーディオインターフェースやアンプシミュレーターの導入、適切なゲイン設定、コンピングテクニック、DAWのエフェクトプラグインの活用など、これらの方法を実践することで、自宅でもプロレベルのサウンドを実現することができます。

ライン録りは、手軽に高音質なレコーディングができるだけでなく、時間や場所にとらわれず、自分のペースで納得のいくまで音作りを追求できるという大きなメリットがあります。

ぜひ今回ご紹介したテクニックを参考に、理想のギターサウンドを追求してみてください。

以上、「【自宅でライン録り】エレキギターを綺麗にレコーディングする5つの方法」でした。


自宅でギターレコーディングする時に役立つ5つのツール

宅録で使える!迫力のあるエレキギターサウンドを作る10のテクニック

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