ギター練習をより良くする為の7つのヒント
どれだけギターを弾いても、ギターの技術が上達しないと悩んでいませんか?これはギターを始めた方のほとんどが経験する大きな悩みの一つです。
しかし、基礎練習に加えて、日々の練習ルーティーンと正しい練習アプローチを取り入れることで、必ずギター演奏を次のレベルへ引き上げることができます。
今回は、ギター練習をより良くする為の7つのヒントを紹介します。
1. メトロノームを使って練習する
メトロノームを使った練習はあまり楽しいものではないかもしれませんが、総合的なリズム感を鍛える為に役立ち、どんな練習にも勝るメリットがあります。
常にメトロノームを使って練習することで、テンポ感を磨くことができます。また、メトロノームを使うことで、自分が演奏している曲のテンポを意識することができるため、曲をプレイするときにも安定したテンポで演奏することができます。
その他にも、バンドやセッションで他のミュージシャンたちとテンポを合わせることができるようになる為、バンドプレイやセッションでのテンポ感の調整がしやすくなります。
2. 弾けない部分を重点的に練習する
毎日の基礎練習以外にも、フレーズ、コードチェンジ、ピッキング等、難しいと感じている特定の1つの部分に集中して重点的に練習するとで、苦手を克服する能力を身に付けることができます。
特に難しいと感じているフレーズを練習することで、指の精度やスピードを向上させることができます。また、弾けない部分を重点的に練習することで、その部分をプレイするために必要な技術や感覚、筋力を身に付けることができます。
弾けない部分を重点的に練習することは、総合的な演奏力を高めるために欠かせません。
3. 弾ける部分ばっかりを弾かない
すでに弾けるフレーズやコードを演奏することは非常に楽しく、多くのギタリストがギターを手に取ったときにやってしまうルーティーンではありますが、技術向上を目的としている練習中においては、あまり効果があるとはいえません。
ギターを演奏するのと、練習するのとでは大きな違いがあり、特により良いギタリストを目指している方は、この2つを明確に住み分ける必要があります。
とはいえ、苦手なフレーズばかりで楽しみを見失ってしまっては本末転倒なので、良いバランスを保ちながら練習を進めましょう。
4. ドライトーンで練習する
ドライトーンとは、エフェクトを一切かけずにクリーントーンで演奏することを指します。ドライトーンでギター練習することは、以下のようなメリットがあります。
音の解像度が上がる
クリーントーンで演奏すると、ギターの音質がクリアで、フレーズをはっきりと聞き取ることができます。コードを演奏するときにもすべての音が綺麗に出力されているかを聞き取りやすくなります。
ミスに気付きやすくなる
ドライトーンで練習すると、微妙なミスタッチにも気づきやすくなります。例えば、リズムやピッキングミス、コードの押さえ方といった各要素がエフェクトをかけた状態よりもシビアになるため、正しく鳴らせているかどうかが判別しやすくなります。
ダイナミクスコントロール
ダイナミクスとは音の強弱のことです。歪みエフェクトをOFFにすることで、右手の強弱による微妙な抑揚コントロールの練習になります。
正しい奏法が身につく
ディストーションを加えた状態だと、ハンマリングオンやプリングオフといった各種奏法テクニックの難易度が極端に下がります。ドライトーンにすることで正しい鳴らし方が自然と身につきます。
5. 練習を録音する
自分の演奏を録音して聞き返すことで、客観的に演奏を評価する癖がつき、弱点を見つけやすくなります。
綺麗に弾けたと思っていても「録音して聞き返すとひどい演奏だった…」ということはよくあることです。普段からギター練習を録音することで、早い段階で自分の演奏に足りない部分を認識することが重要です。
できれば、クリックを鳴らしながら録音して、リズムのズレを修正するようにすると一気に演奏のクオリティが上がります。
6. ゆっくりなテンポから練習をスタートする
練習している時に原曲のテンポのままで練習している方も多いとは思いますが、無理に弾けないスピードで練習を続けていると、悪い習慣が身に付いてしまう可能性があります。
ミスしてしまう速度で常に練習していると、ミスをする状態のまま体に染みついてしまい、失敗する癖が中々抜けない状態になりかねません。
まずは確実にフレーズを弾くことができる、ゆっくりなテンポで練習をスタートすると、各音符をより精度よく演奏することができるようになります。
→ギター上達の為の7つのステップ
7. リズムトラックを付けて練習する
クリック練習も非常に効果的ではありますが、できれば生ドラムと同じキック、スネア、ハットといったドラムキットと共に練習することをおすすめします。
特にバンドのようなアンサンブルで演奏する機会が多いギタリストの方は、クリックのような点ではなく、リズム楽器のグルーヴを感じて演奏する練習になるので、リズムマシンを導入してみましょう。
DAWを使った打ち込みドラムでもいいので、基礎的なリズムパターンのトラックを用意しておくと便利です。
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まとめ
ギター練習をより良くする為の7つのヒントをご紹介しました。
- メトロノームを使って練習する
- 弾けない部分を重点的に練習する
- 弾ける部分ばっかりを弾かない
- ドライトーンで練習する
- 練習を録音する
- ゆっくりなテンポから練習をスタートする
- リズムトラックを付けて練習する
好きなアーティストに憧れて、意気込んでギターを買ってはみたものの、何をどのように練習すればいいか分からなかったり、どれだけ弾いても全然上手くならない…といった悩みはつきものです。
一瞬で上手くなるような魔法の練習メソッドというものはなく、ギターは毎日の練習の積み重ねが重要で、日々少しづつ上達していくものです。
この7つのヒントを実践することで、ギター演奏のレベルを確実に高めることができるでしょう。
以上、「ギター練習をより良くする為の7つのヒント」でした。