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ストラトキャスターとレスポールの違いは?仕様を徹底比較

レスポールとストラトキャスター

ストラトキャスターとレスポールの違いは?仕様を徹底比較

現在、多くのメーカーから様々なタイプのエレキギターが販売されていますが、約70年前のソリッドボディアックスの登場以来、エレキギタリスト達の最大の選択肢として、フェンダーストラトキャスターギブソンレスポールの2つがありました。

ストラトとレスポールはエレキギターで最も象徴的なデザインとして愛され続けており、今でもレスポール派とストラトキャスター派に分かれて議論されることも少なくありません。

そこで今回はこの代表的な2つの機種「ストラトキャスター」と「レスポール」の仕様の違いについてご紹介します。

ボディ

レスポールボディ

ストラトキャスター

ストラトキャスターは比較的軽量なボディで、ツインカッタウェイを備えたワンピースのアッシュ/アルダーボディで仕上げられています。

延長されたアッパーホーン、オフセットウエスト、深く輪郭が描かれたバック、フロントにセットされた凹型出力ジャックソケット、トレモロを収納するキャビディが備わっており、特徴的な前面の大きなスクラッチプレートは直接ネジ止めされます。

ストラトキャスターのボディデザインは、軽くて快適で、低コストで大量生産できるようにすることを目的としていました。

レスポール

レスポールの重量感のあるボディの大部分はマホガニーで出来ており、メイプルトップが特徴的。

フロントエッジの周りにはシングルカッタウェイと装飾的なバインディングを備えており、小さなスクラッチプレートが前面上側に設置されており(機種によっては無し)、ブラケットが下端に取り付けられています。

レスポールのボディデザインは、フェンダーの大量生産を目的とした仕上がりとは対照的に、ギブソンの職人によるこだわりを感じることができます。

ネック

ストラトキャスターネック

ストラトキャスター

ストラトキャスターのネックはボルトオンメイプルデザインで、通常はメイプルまたはローズウッド指板で覆われていますが、初期のモデルではフレットがネック本体にまっすぐに打ち込まれています。

元々は21フレットが取り付けられていましたが、現在は標準モデルの楽器に取り付けられている21または22フレットのネックスケールの製品も多いです。

「C」、「U」、「V」形状で利用可能であり、 様々な材質から作成されたシンプルなドットインレイとフレットサイズのバリエーションも豊富です。

ネック自体も比較的簡単に取り外し可能です。

レスポール

ほとんどのギブソンギターはセットインネックになっていますが、レスポールも同じです。

通常はマホガニーからローズウッド指板で手彫りされ、他にもさまざまなオプションが利用可能ですが、最初のリリース以来22フレットが装備され、最も一般的にはマザーオブパールのインレイが取り付けられています。

レスポールのネックの形状や太さは時代によって異なりますが、太い50年代とややスリムな60年代のスタイルに分類されます。

取り付けや交換はストラトキャスターに比べて困難です。

ブリッジ

レスポール ブリッジ

ストラトキャスター

ボディに組み込まれた調整可能なサドルを備えたシンクロナイズドトレモロユニットを搭載。このデザインはストラトキャスターの長い歴史を通して一度も変更されていません。

レスポール

高さを調整可能なサドルと、弦を固定するための独立したテールピースを備えたチューンオマティックブリッジです。

以前のモデルではボディに固定されたトラピーズユニットなど、さまざまな選択肢を備えていました。

ピックアップ

ストラトキャスター ピックアップ

ストラトキャスター

伝統的に3つのシングルコイルユニットで、ブリッジピックアップはわずかに角度をつけて取り付けられています。

その他のオプションとしてはレースセンサー、ハムバッカー(通常はブリッジ位置のみ)、周年モデルやデラックスモデルでアクティブユニットを搭載している機種もあります。

レスポール

1957年以降は通常は2つのPAFハムバッカーピックアップですが、当初は人気のあるP90シングルコイルユニットを載せて発売されていました。

ミニハムバッカーやアルニコ等の様々なピックアップも利用可能であり、一部のレスポールでは3つのハムバッカーを備えているモデルもあります。

コントロール類

レスポール コントロール

ストラトキャスター

1つのボリュームと2つのトーンコントロール、5ウェイセレクタースイッチ搭載、すべてフロントルーティングされたキャビティ内にあり、スクラッチプレートに取り付けられています。

初期のモデルでは3ウェイセレクタースイッチが搭載されていましたが、プレーヤーは2つの位置の中間でセレクターを操作することで特殊なサウンドを鳴らすようになりました。(何かを挟み込んでスイッチを固定するプレイヤーもいました。)その結果を見て、フェンダーは最終的に1977年に5ウェイスイッチを標準装備することになります。

レスポール

ピックアップごとに1つのボリュームと1つのトーンコントロールが備わっており、リアルーティングされたキャビティ内に取り付けられています、3ウェイセレクタースイッチがボディ上部のリアルーティングされたキャビティ内に取り付けられています。

まとめ

ストラトキャスターとレスポールの仕様の違いについて比較してみました。

トータルで見ると

  • ストラトキャスター
    軽量でシングルピックアップによる抜けの良いトーンが特徴的。ポップスやロックのようなジャンルとの相性が良い。
  • レスポール
    重量がありハムバッカーによる図太いサウンドが特徴的。激しめのロックとの相性が良い。

もちろんギター本体以外にもアンプやエフェクター等、様々な要素を通してサウンドは決定されるので、ストラトキャスターとレスポールのどちらでも、できることに関してはそこまで制限がないと言えます。

今回の内容を参考にしながら、自分のやりたい音楽や好きなギタリストが使っているギター、試奏したときの弾き心地など、実際に手に取って音を鳴らしてみて選ぶことをおすすめします。

以上、「ストラトキャスターとレスポールの違いは?仕様を徹底比較」でした。

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