綺麗な響きのコード7選【クリーンギター】
煌めくクリーンなコードトーンを得る為には、開放弦を絡めた倍音が豊富に含まれたサウンドが最適です。
リバーブのような空間系のエフェクターを使用することで、さらに広がりのある豊かなトーンを入手することができるのでおすすめです。
それではいくつかの綺麗な響きが得られるコードをご紹介します。
※画像は1=人差し指 2=中指 3=薬指 4=小指 5=親指で表記しています。
Cadd9
Cコードの人差し指で押さえる音を1音上げたadd9の形です。
9thが持つ叙情的な響きが特徴的で、複雑な倍音の範囲が広がることで豊かさが増します。
Gmaj9
5弦を中指のお腹でミュートして、1弦3弦を人差し指でセーハする形の少し難しいコードですが、広い範囲の音符を鳴らすことができ、4弦開放のおかげで豊富なサスティーンが得られます。
このコードはGベースのDメジャーまたはGmaj7sus2としても機能します。
E9sus4
このコードは3度が欠けているため、EメジャーまたはEマイナー(ミクソリディアン)で機能します。
この曖昧なトーンがモーダルジャズを連想させるクラシカルなオープンサウンドを鳴らすことができます。6弦のEをミュートすると〇m11の形になります。
A6add9
押さえるのが難しいコードですが、6弦薬指のお腹が5弦に触れてしまわないようにしっかりと指を立てるのがコツです。
6thの音程の甘さと、9thの切ない感じが混ざり合う複雑なトーンが特徴的。このコードはカントリーやジャズといったギタースタイルで非常に人気があります。
Amaj9
個人的にも好きな響きのコードで、メジャー9thの何とも言えない切なさが特徴的です。
構造的にはA6add9と似ていますが、メジャー7になるだけでまったく異なるサウンドになるのが分かります。横にスライドできないのでAキーでしか効果が得られないコードです。
Emaj9
6弦開放とハイフレットを使ったコードフォームを組み合わせることで、煌めき感が豊富に含まれたコードになります。
この形では横に移動できませんが、6弦をミュートして、ルートノートをベースに担当してもらうといったアレンジで応用ができます。
C11/B♭
最後は少しクセが強めなコードで、1弦の開放E音はありでも無しでも使用できます。
無しの場合は標準のBbadd9になり、ほとんどのBbメジャーコードの代わりに使用できます。ありだとエキゾチックなリディアンモード(BbCDEFGA)の響きになります。
まとめ
綺麗な響きのコードをいくつかご紹介しました。
倍音が複雑なため、クリーン~クランチくらいの綺麗めのギタートーンで実践することをおすすめします。使用するジャンルやスタンスは限られるコードもいくつかありますが、自身のオリジナル楽曲のコードアレンジの参考にしてみてください。
以上、「綺麗な響きのコード7選【クリーンギター】」でした。