DTM

【2024年最新】DTMに最適なミックス用ヘッドホンおすすめ10選

2023年1月30日

モニターヘッドホン

【2024年最新】DTMに最適なミックス用ヘッドホンおすすめ10選

DTM(Desktop Music)は、主に自宅でコンピューターを使った音楽制作環境のことを指します。住宅環境や、防音設備が整っていれば、スピーカーから大音量でモニターすることができますが、実際にはそうはいきません。

騒音問題を避けるためにも、多くのクリエイターはモニター用のヘッドホンを選択することがほとんどです。購入する際には、通常のヘッドホンではなく、原音再生能力と音の解像度の高いスタジオヘッドフォンが必要になります。

そこで今回は、DTMに最適なミックス用ヘッドホンをいくつかご紹介します。

モニター用ヘッドホンを選ぶときの注意点

ミックス用ヘッドホン

音楽プロデューサーは、実際には様々な異なるモニターシステムを使用して音源を確認することで、音量バランスを整えたり、どのようなリスニングデバイスで聴いた場合でも、出来る限り最高の音質に近づけるように慎重に作業しています。

もしヘッドホンだけでミキシングを行う場合には、いくつかの気を付けるポイントに注意しながら、一般的なリスニング用のヘッドホンよりも、低域から中域、高域に至るまでのフラットな周波数特性や高い解像度を持ち、原音に忠実な音を鳴らせることができるヘッドホンを選択しましょう。

実際にヘッドホンを選ぶ際に注意するべき項目は以下の通りです。

  1. 音質
    高品質なモニター用ヘッドホンは、深い低域、美しい中域、明瞭な高域と、解像度の高い音質が特徴です。可能であれば、店舗で視聴してこれらを詳細にチェックしてください。
  2. ハウジング構造
    ヘッドホンには大きく分けて密閉型と開放型があり、それぞれ音質が異なるのと、開放型は外に音が漏れるので、事前に把握しておきましょう。
  3. 装着感
    モニター用ヘッドホンは、長時間使用する場合が多いので、快適な装着感が重要です。締め付けが強すぎて不快にならないように、頭のサイズに合う製品を選択してください。
  4. パーツ交換
    ほとんどのヘッドホンは一体型になっていますが、製品によってはヘッドホンのケーブルを差し替えることができたり、イヤーパッドを交換できるものもあります。


Beyerdynamic DT1770 PRO

Beyerdynamic DT1770 PRO
  • バランスの取れた可聴範囲
  • ボーカルに強い
  • 音密度が高め

DT 1770はミキシング用に特別に設計された、可聴スペクトル全体で非常にバランスが取れたヘッドホンとしてエンジニアから支持されています。

ミッドレンジには位相シフトがないため、繊細なミックス作業に不可欠な明瞭さが得られます。頭の周りに展開されたサウンドステージは、左から右、前から後ろ、立体的なオーディオソースを隅々にまで提供します。

DT 1770ハイインピーダンス設計であるため、最大限の音質を得る為にはある程度ドライブする必要がありますが、音が詰まった激しいジャンルであってもリバーブテールから、サチュレーションやクリップによる繊細なノイズまで、シグナルチェーンが供給できるものすべてを再生します。


Focal Listen Professional Studio Headphones

  • ニュートラルなサウンド
  • 万能型ヘッドホン
  • パーツ交換可能

Focal Listen Professionalsは、ハイエンドスピーカーでも著名な"Focal"のプロフェッショナル仕様のスタジオヘッドホンです。

リスニング用とミキシング作業の両方に最適で、精緻かつ全帯域に渡ってニュートラルなサウンドになるよう制動されたトーンは、万能型ヘッドホンとして人気があります。

音質は、原音に忠実でありながらも、パンチの効いた低音、伸びのある豊かな中音、煌びやかなクリアな高音を備えています。


Shure SRH1540

Shure SRH1540
  • クリアな解像度
  • やや低音寄り
  • 快適な装着感

マイクを始めとする様々なプロオーディオ機器を提供するShure製品による、スタジオモニター用のヘッドフォンです。その中でもプレミアムモデルのSRH1540は期待を裏切らず、プロエンジニアとオーディオファンの両方に優れた音響性能、快適性、耐久性を提供します。

広いサウンドステージと完璧なトランジェントディテールを全面的に再生し、軽量のアロイとカーボンファイバーでクリアで拡張された高音と温かみのある低音が特徴的です。

人間工学に基づいたデザインを採用し、装着感の快適さと遮音性を実現するために、スウィッシュなアルカンターラレザーイヤパッドで締めくくられています。


AKG K712 Pro

AKG K712
  • 豊かな音響性能
  • 広い音場
  • 快適な付け心地

K712 Proは、オープンバック設計かつ、10Hz~39.8KHzまでの幅広いオーディオ周波数範囲を備えているため、非常に豊かな音響性能を提供します。

独自のハウジング構造を採用いるため、目の前で演奏を聴いているかのような広い音場と、音の定位、奥行きを正確に再現します。

耳全体を覆う大型のイヤーパッドは低反発素材が採用されており、長時間のモニターでも快適な着け心地をキープすることができます。全体は滑らかなベロア素材で、上質な肌触りを提供。


Rode NTH-100

  • 高いコストパフォーマンス
  • クールなデザイン
  • 幅広いクリエイターに人気

NTH-100は、革新的なデザインとクリアで忠実なサウンドを持ち、ミキシングだけでなく、音声録音、映像制作、動画配信やゲーミングなど、あらゆるコンテンツ制作に最適なプロ仕様のオーバーイヤーヘッドホンです。

マイク市場で有名なRODEですが、マイク以外の音声機器の製造にも注力しており、最近ではライブ配信やポッドキャスト向きのオールインワン配信ツールRode Caster Pro IIをリリースし、NTH-100は同社の最初のヘッドフォンとして注目されています。

また、RODEは手頃な価格帯で高品質な製品を提供することで知られており、このモニターヘッドフォンもコストパフォーマンスを重視して製造されています。


Beyerdynamic DT-770 PRO

Beyerdynamic DT-770 PRO
  • 迫力あるサウンド
  • コスパの良さ
  • リスニング用としても使える

プロ品質のモニターヘッドホンの中では手頃な価格帯であることから、レコーディングやPAエンジニア、ホームレコーディング等のリファレンスモニターに最適なヘッドホンです。

これから音楽制作を始めるモニター入門機としてもおすすめで、DT 1770と比べて入手しやすいことから、プロからアマチュアまでに愛用者が非常に多く、高いビルド品質と耐久性を求めるプロユース製品としても十分な能力を発揮してくれます。

6.3mm標準プラグの変換アダプターが付属しているので、音楽制作だけでなく普段聴きのパーソナルユースにもマッチします。 


Audio-Technica ATH-R70x

Audio-Technica ATH-R70x
  • オープンバックタイプ
  • 軽量で優れた装着感
  • ニュートラルな音質

ATH-R70xはミキシングのリファレンス用ヘッドホンとして開発され、オープンバックデザインはクローズドバックよりも軽量で疲労が少ないため、長時間のミックス作業にも最適です。

Audio-Technicaの40年来のヘッドホン技術に基づく新設計ドライバーと最適化された音響回路により全音域を正確に再現、ナチュラルで空間的な広がりのある音を提供します。

オープン型の弱点である低音再生能力をクリアし、帯域のバランスや解像度についても非常にニュートラルな特性を持っている為、より精密なモニタリングが可能。


Audio-Technica ATH-M50x

Audio-Technica ATH-M50x
  • ロングセラー製品
  • 同価格帯では最高品質
  • しっかりとしたホールド感

世界累計出荷台数150万台突破し、新たな定番スタジオモニターヘッドホンとして支持を得ているM50は、プロのスタジオユースだけでなく、独立型アーティストやホームスタジオで作業する個人クリエイターにとっても最適です。

音質は同価格帯の製品の中ではトップクラスですが、ハイミッド辺りの音場が少し狭く、ミッドはクリアで前面にあり、ボトムエンドはどっしりと再生されます。

筆者もM50ユーザーであり、購入時のレビュー記事も執筆していますので、購入を検討されている方は参考にどうぞ。

AUDIO-TECHNICA ATH-M50xBT 購入レビュー


Sennheiser HD-25

Sennheiser HD-25
  • 超軽量
  • パーツごとに交換可能
  • パンチの効いたサウンド

もう1つのヘッドホン界のロングセラーとしてHD-25は国内外問わず非常に人気の高い機種です。

高い音圧レベルを処理し、優れたサウンド品質を提供することでプロエンジニアやDJから高く評価されています。交換可能なパーツごとに分割されたヘッドバンド、回転可能なイヤピース、高い耐久性の評判のおかげで、軽量でありながら頑丈でパンチの効いた正確なサウンドを提供します。

オンイヤーデザインとして分類されるヘッドホンで、耳を包み込むのではなく当てるタイプになります。2万円台のヘッドホンにしてはプラスチックで少々チープな印象を受けますが、重量がかなり軽く、長時間つけていても疲れない為DJからも支持を得ています。


Sony MDR-7506

Sony MDR-7506
  • プロユースの定番
  • 高解像度
  • モニター特化

ソニーのMDRシリーズは国内でも何年も前からスタジオヘッドホンの超定番として、確固たる信頼を築き上げてきた実績があります。現在のMDR-7506も安定した音質、快適性、実用性、価値を提供します。

長期間着用するのに非常に快適な設計になっており、音質はリスニングの快適さよりも、サウンドの問題点を明らかにするような設計がされています。

ネオジム磁石と強力で繊細なサウンドを鳴らす40mmドライバ、closed-ear設計による快適さと外部ノイズの削減で高解像度な音像を再生します。 


まとめ

2024年最新のDTMに最適なモニター用ヘッドホンは以下の通りです。

  • Beyerdynamic DT1770 PRO
  • Focal Listen Professional Studio Headphones
  • Shure SRH1540
  • Rode NTH-100
  • AKG K712 Pro
  • Beyerdynamic DT-770 PRO
  • Audio-Technica ATH-R70x
  • Audio-Technica ATH-M50x
  • Sennheiser HD-25
  • Sony MDR-7506

自宅や個人で活動するクリエイターにとってヘッドホンを使ったミキシングが多くなるかと思います。

ミックス中は、単一のモニターシステムだけでモニターするよりも、異なるシステムを使用して様々な環境で確認することも非常に重要です。可能であれば、スピーカー等のシステムを導入することも検討してみてはいかがでしょうか。

以上、「【2024年最新】DTMに最適なミックス用ヘッドホンおすすめ10選」でした。


【コスパ最強】2万円以下のミックス用モニターヘッドホン5選

イヤホンやヘッドホンのエージング効果とやり方について

※本サイトには、アフィリエイトリンクまたはプロモーション記事が含まれている場合があります。

人気記事

1

人気VSTプラグインソフトおすすめ12選【DTM】 これからDTMを使った作曲を始める方に向けて、人気のあるおすすめプラグインソフトをご紹介します。海外の最大手プラグイン販売サイト「Plugin Bo ...

2

EDMの作り方【DAWを使った打ち込み方法】 DAWを使ったEDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)の制作は、シンセサイザーのようなソフトウェアの操作、各種エフェクト関連、ミキシングテクニック等、覚 ...

3

ヒップホップビートの作り方【Beat Making】 世界の音楽シーンはHiphop一色となっており、最近では国内のHiphopシーンでも海外プロデューサーのType Beatを使用した楽曲が目立つよ ...

4

はじめてのギターエフェクター【最初に揃えるべきはコレ!】 エレキギターを購入した後に必要になるのが、ギターのサウンドを変化させる為の「エフェクター」と呼ばれる機材。ギターの音作りにおいて必須の機材では ...

5

オリジナル楽曲をサブスク配信する方法【Spotify、Apple Music】 何日もかけて完成した自分のオリジナル楽曲を、できるなら世界中の人に向けて発信してみたいと思いませんか?一昔前は個人が全国 ...

-DTM
-, ,

Copyright© TRIVISION STUDIO , 2024 All Rights Reserved.