初めてのバンドライブで失敗しないために準備する5つのこと
人生で始めてのバンドライブ。
できることなら失敗せずカッコよくライブを締めくくりたいですよね。
しかし実際はどうしても緊張してしまい、たくさん練習したはずの演奏を間違えてしまったり、ライブの流れを忘れてしまってグダグダになり、ライブ後に落ち込むバンドマンの方も多いかと思います。
筆者自身も人生初のライブハウスでのライブはいまだに記憶に残っていて、頭が真っ白になり、ギターが弾けないほど指が震えていたのを覚えています。
・失敗したらどうしよう・・・
・もし機材トラブルが起きたら・・・
と、あまりにも神経質になりすぎてしまうと、普段のプレイがまったく発揮できなくなってしまい、失敗に失敗を重ねてライブ後に自暴自棄に陥ってしまいます。
個人的にライブで緊張しない方法としてはライブ本番に向けての色々な「準備」が一番重要だと思っています。
しっかり準備をしておくことで、ライブを楽しむ余裕が生まれ、失敗しても動揺しないメンタルを手に入れることができます。
今回は初めてのバンドライブで失敗しないためにも、色々な5つの準備についてお話します。
1. セットリストを準備する
ライブの全体の流れをいつでも確認できるように、セットリストを足元に貼っておきましょう。
曲目だけじゃなく、MCの場所や曲の入り方、終わり方等も具体的に書き出しておくと安心です。
事前にしっかりとセットリストを準備することで、ライブ中余計なことを考えず、演奏に集中できる余裕が生まれます。
特にはじめてライブをする初心者の方は、自分の演奏で頭がいっぱいになり、しっかりライブの流れを覚えたと思っていても、実際にライブ中で飛んでしまうことはよくあることです。
少なくても曲目だけは足元のモニターの横にでも貼っておきましょう。
2. 機材を準備する
機材トラブルを起こさなためにも、事前に機材のメンテナンスやセッティングをしっかりと準備しておくことは重要です。
ギターに関して言うと、配線ミスや本番前のチューニングを忘れる、リハで使用したアンプのメモリ設定をメモしていない等、細かいようですがこれぐらいのことですらライブ初心者の方からするとテンパる原因になりかねません。
万が一に備えて、予備のシールドや弦、立って演奏する場合はストラップが外れないようにストラップピンを装着しておきましょう。
ギタリストの方にしか参考になりませんが、筆者が初心者の頃に気を付けていたことをまとめます。
・予備のピックをすぐ手に取れる場所に置いておく
・予備の弦
・本番前のチューニング
・リハのアンプセッティングを写真で保存
・シールドが抜けないように工夫
・ストラップピンを装着
・ボリュームを0にするのはギター本体のみ
筆者の場合は実際に大きなトラブルを経験したことはないですが、不安要素を消しておくという意味合いで今でも必ずこれらのことには気を配っています。
もちろんギタリストだけでなく、他の楽器奏者の場合も事前にしっかりと機材メンテナンスとセッティングを仕上げておくことは大事です。
3. サウンドを準備する
3つめはサウンドの準備で、一般的にサウンドの準備はリハーサルで行います。
リハーサルを上手く行い、自分のイメージするサウンドに近づけましょう。
本番前のリハーサルで自分の理想とするサウンドを出すことはライブ本番での自信につながり、逆に自分の思ったサウンドを上手く出すことができなければ不安へとつながります。
ギタリストに限りますが、こちらの記事もリハでの音作りの参考にしてみてください。
ライブハウスごとに音は違い、自分の理想のサウンドを鳴らすことは経験と知識が必要です。
事前にしっかりホームページ等を確認し、常設されている機材を確認することも大事で、それらの機材と自分の機材を組み合わせて理想のサウンドが作れるか判断し、無理だと思った場合はライブハウスを変更するという選択も必要です。
4. 体を準備する
ライブ前日はしっかりと睡眠をとり、当日は軽い運動やストレッチで体を慣らしておき、ライブ本番に向け最高のパフォーマンスを発揮できる状態にしておくことで、不安も軽減できます。
あとは本番前にリハーサル以外でもボーカリストなら発声練習、楽器隊なら慣らし練習を最低でも30分はしておくことで、ライブ本番では力むことなく、リラックスした状態でのパフォーマンスが行えます。
5. メンタルを準備する
過度な緊張を避け、ほどよい興奮状態で心からライブを楽しめる状態にするにはこのメンタルの準備が欠かせません。
精神論になってしまいますが、ライブにおいては心の状態が非常に重要であることは多くのアーティストが知っています。
これまで説明した準備もこの「心を準備」するためのものと言えます。
プロのアーティストは心を準備するために、本番前に必ず行うルーティーンがあったりと、普段の自分からステージ上の自分に変える方法を知っています。
すぐ実践できるものとしては、ライブ前にメンバーで円陣を組み、仲間との一体感を高めることや、上手く演奏することよりもライブを観に来てくれたお客さんを楽しませることを第一に考えることです。
これをするだけでも緊張や恥ずかしさから、ライブ中に自分の手元や下を向いて演奏だけに集中している状態から、メンバーのことやフロアのお客さんまでを全体的に見れるようになり、心に大きな余裕が生まれます。
ステージに立つときに緊張してしまう人の多くは「かっこいい自分を見せることに一生懸命」であることが多いので、それよりもメンバーと楽しく最高の演奏を披露して、観に来てくれた人たちを楽しませることに考えをシフトさせることで一気に心が軽くなります。
まとめ
適度な緊張はいいですが、過度な緊張はパフォーマンスを低下させる原因にもなります。
事前にしっかりと準備をしてライブに集中できる環境を作り、メンバー全員でライブを心から楽しむことがライブで失敗しないために重要だといえます。
以上、初めてのバンドライブで失敗しないために準備する5つのことでした。