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GUITAR BAND MUSIC TOPIC

ライブリハーサルでギタリストがやりがちな5つの間違い

2020年2月24日

ギターとアンプの画像


ライブリハーサルでギタリストがやりがちな間違いについて


「ライブリハーサルって具体的にどうすればいいの?」

バンドを最近はじめて、リハーサルで何をしていいかよくわからず、とりあえずPAさんの指示通りに音を出しているだけのギタリストの方も多いと思います。

知らず知らずのうちに間違ったやり方でリハーサルを終えてしまっていたり、PAさんや対バンの方達に迷惑をかけない為にも、今回はライブリハーサルでギタリストがやりがちな間違いと題してお話します。


短いリハーサルの中をできる限り有効に使い、より良い音作りを目指しましょう。


アンプの前に立って音作り

アンプの画像


これをやってしまっている方、結構多いと思います。

ギターのセッティングが終わって、音作りをする際にアンプに向かって立ったままつまみをいじって音作りする人が多いと思いますが、できればアンプの前でしゃがむか、ステージに降りてサウンドの確認をすることをオススメします。


耳をアンプスピーカーの高さに合わせてサウンドチェックすることが大切です。


ギターの高音というのは、アンプの前方に向かって直線的に飛ぶので、アンプの前に立った状態で音作りすると高音の確認がうまく出来ず、観客側から聴くとかなりシャリシャリになっていることが多いです。

矢印の画像


これはライブリハーサルだけに限らず、普段のリハーサルスタジオでのバンド練習の時から気を付けて行うことで、より良い音作りが可能になります。


いつまでも音出し

ギタリストの画像


色んなバンドさんのリハを見ていて、一番多いのがこのセッティングが終わっているのにいつまでも音を出しているギタリストの方が多いということです。


これはギターだけでなく全パートに言えることですが、必要ない時は基本的に音を出さないようにすると、リハーサルがスムーズに行えます。

シーの画像


本人以外は確認の為に音を出しているのか、既にセッティング終わって退屈だから音を出しているのかが分かりません。

PAさんから声がかかるまでいつまでも音出しをして、リハーサル時間を無駄にしないように、準備が整ったらPAさんに合図を出し、指示を待ちましょう。


本番で使わないフレーズで確認

ギターの画像


セッティングが終わると、PAさんから個別で音出しを指示されるかと思いますが、このときに本番で使わない音やフレーズで確認しないようにしましょう。

個別の音出しで、PAさんは本番で使用する最大音量や出過ぎた低音、ブーストしたギターソロで急に飛び出してくる不快な音域など色々なことを確認してくれています。


実際にリハーサルで音出しするときは

  • 本番で使用する最大音量と最小音量
  • 音域の確認(ローフレットでのブリッジミュートの刻みや、ハイフレットでのカッティング等)
  • 空間系やモジュレーション系の確認


この辺りを意識しながら音出しすることで、PAさんも音作りしやすいかと思います。


ボリュームが大きすぎる

パワーレベルの画像


これもあるあるなのですが、そもそものボリュームが大きすぎるということです。

おそらく、アンプから出ている音をフロアにいるお客さんの耳まで届くようセッティングしてしまっている為だと思われます。


フロア側の外音は基本的にはアンプからマイクで拾った音をPAさんが調整して出力しています。

小さい音はPAシステムで増強してフロア全体に出力することはできますが、アンプ本体からのフロア後方にまで響き渡るような大きい音はPA側で小さくすることは出来ません。

うるさい画像


小さすぎるのもよくないですが、アンプからの音はステージの中音として使い、フロアに出す外音はPAさんに補正してもらうぐらいのイメージで音量調節すると上手くいきやすいです。


ギターボリュームが大きすぎるとボーカルが歌いづらかったり、音が被って歌がまったく聴こえない等、バンドにとって最も重要なパートに悪影響が及ぶので、慎重に音量調節するよう心がけましょう。


どうしてもギターが聴こえないという場合は、ボリュームを上げる前に音質改善することで解消する場合があるので、こちらの記事を合わせて参考にしてみてください。

【ギター歴15年が語る】ギターの抜ける音作りについて


低音出し過ぎ

音波の画像


バンドアンサンブルの場合、基本的には低音はベースに任せてしまったほうがサウンド的には良い結果になりやすいです。
ギターの場合、100Hz以下からローカットを入れたり、100~300Hzまでを少し削ることでスッキリした音になります。


あと、低音というのは少し特殊で、音量が大きくなるほど物理的な音圧が同じでも、他の音に比べて大きく聴こえるという現象が起きます。

このことは等ラウドネス曲線というグラフで確認できます。

等ラウドネス曲線の画像


人間が同じ音量感だと認識するのに必要な音量をグラフに表したものです。

分かりやすい例でいうと、ライブハウスやクラブ、コンサート会場等の音量が大きい会場では、低音がズンズン体に響いてかなり迫力がありますよね?
あれは音響さんが低音を意図的に大きくしてる訳ではなく、「音量が大きいから低音がよく聴こえている」という状態です。


つまりスタジオ練習よりもライブのほうが音量が大きくなるという場合には、低音を少し絞るようにすると低音が出過ぎることを防げます。


まとめ


本番を最高の状態で気持ちよくプレイする為にもリハーサルは重要です。

上手なバンドさんのリハーサルを参考にしたり、PAさんと仲良くなって話を聞く等して、短いリハーサル時間をより効率的に使いましょう。


以上、ライブリハーサルでギタリストがやりがちな間違いについてでした。


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