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ライブハウスに出演するまでの流れ【バンドマン向け】

2020年2月17日

バンドマンの画像


ライブハウスに出演するまでの流れについて


学生バンドや社会人バンドの方にとって、バンドを組んでまず初めの目標として「ライブハウスでライブをする」という方は非常に多いと思います。

筆者自身も10代の頃にバンドをやり始めたとき、ライブハウスのステージに立つということが一つの大きな目標でした。

ライブの画像


とはいえ、周りにミュージシャンの知り合いもいなければ、ライブハウスに電話して出演方法を聞くということも中々ハードルが高く(コピーしかできないけどライブに出演してもいいのか・・・等、いろいろ考えていました)実際どうしていいかわからないという状況。


今回はそういった「どうやってライブハウスに出演するの?」という悩みを抱えている方にむけて、ライブハウスに出演する方法についてお話します。


ライブハウスに出演する条件

ライブハウスの出演条件の画像


まず初めてライブハウスに出演する場合、いろいろなライブイベント形式がありますが、ブッキングライブである場合がほとんどだと思います。

ブッキングライブとは?

ライブハウスやイベンターが主催する企画ライブのことです。
対バン形式となっており、出演バンド数、料金、タイムテーブル等は主催者がすべて企画します。
大体5組ぐらいのバンドが出演し、1バンド約30分程の持ち時間の中でライブを披露します。


一昔前のいわゆるバンド全盛期と言われていた時代は、バンドの数も非常に多く、ライブハウス側もブッキングの際に応募バンドの技術力を確かめる為、音源審査やライブ審査を行い、選ばれし一定レベル以上のバンドしか出演できないという時代もありました。


現在はバンドの数が減り、ライブハウスが乱立していることもあり、言い方は悪いですが、基本的にはチケットノルマさえ払えばどんなバンドでも受け入れてくれるライブハウスも多いです。

チケットの画像

・チケットノルマ

一概にはいえませんが、平均的に2000~3000円のチケットを5~15枚のノルマで提示されることが多く、メンバー一人あたり2~3枚売ればいいので、これを多いと思うか少ないと思うかはバンドによりけりです。
チケットが売れ残った場合は自費負担となります。

※例えば2500円のチケット10枚がノルマだった場合に、2人しかお客さんを呼べなかった場合は、2万円をバンドで負担することとなります。


ライブハウスの敷居はどんどん下がっているとはいえ、ライブを観に来ているお客様は、もちろんお金を払って入場しているので、最低限ライブとして成立するだけの技術と責任感は問われます。


ライブで演奏する楽曲について


続いてライブハウスでライブ演奏する楽曲についてですが、ライブハウス=ロックバンドのイメージが強いかとは思いますが、最近ではアイドルや同期(打ち込みデータを演奏と同時に流す手法)を使ったエレクトロ要素の強いバンドや、バックの演奏をすべて自分で作りこんで、カラオケのような形で出演しているシンガーの方もいたりします。

必ずしもドラム、ベース、ギター、ボーカルのバンド形式である必要もなく、ジャンルもかなり多様化しています。

ピアノの画像


特に演奏楽曲の縛りというものは無く、全楽曲オリジナルでなければいけないということもないです。

ライブハウスによってはコピーバンドのイベントも多く、コピーでも5~6曲ほど持ち曲があれば、基本的には出演可能と思って頂いて大丈夫です。



では実際にライブハウスに出演するための方法をご紹介します。


ライブハウスに直接アポをとる

アポの画像


ライブハウスに直接電話やHPの応募フォームから応募する方法です。

電話する際は必ず、

・出演希望日
・出演可能な時間帯(基本的に昼頃からリハーサルをして、夕方過ぎに本番が始まります。学校や仕事で遅れるメンバーがいる場合は必ず伝えましょう)
・演奏曲(コピーかオリジナル楽曲か)
・来客見込み数

を確認してから電話しましょう。


ライブハウスのブッキングマネージャーが担当してくれるのですが、なるべくライブハウス側もあなたのバンドのジャンルやレベルに見合ったイベントにブッキングしてあげたいと考えています。

コピーなのかオリジナルなのか、演奏する音楽ジャンルと初めてライブ出演する場合はその旨も必ず伝えましょう。


可能ならバンドプロフィールとスタジオで録った簡易的な音源でもいいので用意し、メールで添えるとやり取りがスムーズです。


ネットやSNSでイベンターの方にお願いする

ノートパソコンの画像


ライブイベントを主催している方にSNS等でコンタクトをとる方法です。

個人でイベントを開催している方や、バンド単位で自主企画としてイベントを打ち出していたりと、たくさんの人がライブを主催しています。


ミュージシャンの知人がいる場合はその人に紹介してもらったり、SNS検索で「コピーバンド イベント」「メタル 〇〇(ライブハウス名)」とかで調べるとイベントや主催している人が見つかると思うので、出演したい旨を伝えましょう。


ただしライブハウスと違い、個人の方にお願いする場合はごくまれに悪質なイベント(ノルマが高すぎる等)であることもありえるので、気を付けましょう。


ライブ当日までに準備しておくもの


いよいよライブの日程が決まり、ライブの日が近づいてくるにつれてモチベーションも上がり練習にも気合が入ると思います。

バンド練習でやるべき5つのことを参考に演奏にさらに磨きをかけ、しっかりとライブ全体の流れを再度確認しておくのと、ギタリストやベーシストの場合は弦の交換等の楽器メンテナンスもしっかりやっておくことをオススメします。

ギターヘッドの画像


ライブが決まりしばらくすると、入り時間などの1日のタイムテーブルがライブハウスから送られてくると思うので、しっかりと事前に確認しておきましょう。

ライブハウスによっては当日のセットリストや、機材、音響照明のリクエストを事前に提出する場合もあるので忘れずに。


着替えやタオル、ウコンの力も忘れずに♪


あとはライブ当日までSNS等で宣伝しまくりましょう。

以上、ライブハウスに出演するまでの流れについてでした。


バンド活動の始め方!結成までにやるべき事

Marshall(マーシャル)アンプの音作り

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