※当サイトのコンテンツには、プロモーションを含む場合があります。

BAND

バンドを組みたい!バンド活動に必要な10のこと

2021年10月30日

バンドを組みたい

バンドを組みたい!バンド活動に必要な10のこと

10年以上のバンド活動を経て、多くのバンド立ち上げと解散を経験してきました。そこで得たバンド活動に必要な基礎的な内容と、知ってれば役立つことをいくつかのことをまとめましたので、みなさんの今後の音楽活動の参考になれば幸いです。

バンド立ち上げ

楽器がある程度上達してくると、次は「バンドを組んで人前で演奏を披露してみたい!」という感情が芽生えてえくる頃かと思います。

あなたが発起人となり、いざバンド結成の為に動き出すことになりますが、バンド立ち上げは小さな音楽会社を立ち上げることと同じで、実際に活動してみると音楽活動と平行して音楽以外の様々な業務もこなしていく必要があります。

バンドを始めるにあたって、まずはやるべきリストを作成し、 結成後のバンド活動の為に必要な内容とスケジュール管理等、意外と一人のうちはやるべきことが多いので、一気に詰め込み過ぎてパンクしないようになるべく1つずつクリアしていくことをおすすめします。


1. バンドの方向性を決める

バンドの方向性

一言にバンド活動といっても趣味でやる社会人バンドから、プロを志す本気のバンド、既存の楽曲を演奏するコピーバンドなのか、オリジナル楽曲を演奏するバンドなのか?といったバンドの方向性をあらかじめ決めておく必要があります。

メンバーが集まってから決めるのもいいですが、発起人であるバンドリーダーがバンドの方向性を決めておいたほうが、スムーズに物事が進み、メンバー募集の際にも同じ志を持った仲間を集めやすいです。

趣味でやりたい人と本気でプロミュージシャンを目指す人が同じグループ内で活動していても、すぐに意見がすれ違い解散してしまう可能性が非常に高いので、最低でも活動の度合い音楽ジャンルくらいは決めておいた方がスムーズに物事が進みます。

バンド活動の始め方!結成までにやるべき事

2. メンバー募集

バンドメンバー

バンドの方向性がある程度固まったら早速メンバー募集に動き出しましょう。

すべてをきっちりと固めてから動き出だしたい!という気持ちも分かりますが、個人的にはメンバーを募集しながら平行して物事を決めていくくらいの気持ちでも良いと思います。

良いメンバーに巡り合えるかどうかは運要素も絡んでくるので、あっさりと決まってしまうこともあれば、メンバー募集で難航して結局ポシャってしまうというのもよくあることです。

バンドの方向性に合った志を同じくする自分と同じくらいのスキルレベルのミュージシャンが見つかれば最高ですが、中々そう上手く巡り合うものでもないので、かなりの根気が必要になります。 

楽器の演奏力以外にも、バンドはチームプレイなので時間通りにリハーサルに来れるかどうか、しっかりとコミュニケーションが取れるかどうかといった人間性の部分も慎重に判断してチームに迎え入れる必要があります。

メンバー募集の方法

  • メン募サイト
    OURSOUNDSwith9といった主要なメン募サイトの他、ジモティーでもバンドメンバー専用の掲示板があります。→バンドメンバー募集サイトおすすめ5選
  • SNS
    TwitterやInstagram上で気になった方に直接メッセージを送る方法も。
  • スタジオやライブハウスの張り紙
    少しアナログな方法ですが、バンドを探している地元のミュージシャンが張り紙を出しています。
  • 広告
    予算に余裕があるのならオーディション形式でウェブ広告を打つという手もありますが、あまりオススメはしません。


3. 練習する場所を決める

バンド練習場所

バンド練習の為の場所を見つけましょう。大きい音が出せる場所が必要になるので、バンド練習用のリハーサルスタジオを利用するのが一般的です。 

リハーサルスタジオは練習に必要なギターアンプやマイク、スピーカーといった機材が揃っていて、練習に役立つアクセサリー類(メトロノームや譜面台など)の貸し出しも行っているところがほとんどなので、非常に便利です。

練習場所はメンバーと話あって、極端に誰かが遠すぎたりしないような場所にしましょう。あとは可能であれば毎週決まった曜日に集まれるようにしておくことで、スケジュールのすり合わせがいらないのでおすすめです。

4. 楽曲を用意する

楽曲を用意

練習場所が決まったらバンドで演奏する楽曲を準備しましょう。

カバーバンドであればどの曲をやるのか、オリジナル楽曲を制作するのなら誰かが作曲を担当するのか、またはバンド全員でスタジオに集まって制作するのか、といった具体的な内容を決めます。

作曲はミュージシャンとして尊重されるべきスキルなので、メンバーに作曲できる人がいるからといって全部を押し付けるようなことは避けましょう。

進んで作ってくれる人がいるのならありがたいですが、そうでない場合はなるべく作業を分担したりして、みんなで協力し合って作品を作り上げていくことも、バンドの楽しさの一つです。

バンドで役立つ作曲ソフト(DAW)おすすめ5選

5. バンド名を決める

バンド名を決める

音楽ジャンルの方向性が決まったらそのままバンド名も決めてしまいたいですが、意外と意見がぶつかり合うのがバンド名です。

気分とイメージでパッと決めてしまうのもいいですが、売れるバンドはバンド名の重要性を理解しています。

  • 音楽性をイメージできるか
  • 活動のスタンスが反映されているか
  • キャッチーで分かりやすいか
  • 他のバンドと被っていないか
  • 合法的に利用可能か
  • 利用可能なドメイン名であるか
  • 略しやすいバンド名か
  • Google検索で競合がいないか


バンド名で迷っている場合は、これらの要素をヒントにしてみてください。

バンド名はファンが友人の間で話し合う言葉であり、それを聴いたり見たりするたびにファンの心の中に感情を引き起こすものです。

よっぽどでない限り、バンドのブランドを傷つけたり、活動に支障がでるようなことはないとは思いますが、活動規模が大きくなるにつれ、名前を通じて世の中に提示したいアイデンティティやメンバーの性格や見た目までに影響を与える可能性があるので、ネーミングは重要といえます。

6. 必要に応じてルールや契約を交わす

バンドルール

正式にバンドが動き始めると、ほとんどの物事が口約束で決まってしまうことに違和感を覚えることもあるでしょう。

「契約って、そんな大げさな」と思うかもしれませんが、メンバーとはしっかりと場面ごとにルールを決めたり、契約を交わすことは非常に大切です。

些細なことでもしっかりと話し合いの場を設けて解決しておかないと、後に大きな衝突の原因にもなりかねません。特に金銭面はきっちりとルールを決めておくことで不要なトラブルを避けることができます。

また、スタート直後の規模の小さいうちはまったく気にならないようなことも、活動規模が大きくなってくるとメンバー間で不満が出たりすることもあります。

例えば、ライブイベントの収益、ストリーミング配信、CD売り上げ分配のような権利関係が絡む内容や、みんなで購入した機材類を解散してしまった場合にどうするのか?等、メンバー全員の責任、経済的側面、そして解散した場合に何が起こるかを詳しく記した契約が必要な場面も…


「契約書って…信用されてないのかな?」とメンバーに疑心を抱かれてしまうことも考えられますが、重要な内容はしっかりと事情を説明して、口約束で終わらないようにしましょう。

7. ライブに向けて練習

バンド練習

少し堅苦しい話になってしまいましたが、いよいよバンド活動の醍醐味である、気の合うミュージシャン同士が集まって一つの空間で音を鳴らす瞬間です。

ライブ本番に向けて演奏力やステージングを繰り返し練習します。バンドの目的にもよりますが、結成直後のバンド活動のほとんどはスタジオでのライブリハーサルになります。

バンド練習でやるべき5つのこと

スタジオ空間が楽しくて、つい持ち曲を繰り返し演奏して満足してしまいがちですが、間違えた部分や苦手な個所を修正していくということも良いライブパフォーマンスの為には必要です。

なるべく練習中は録音したり動画撮影をするようにして、あとから見返して反省、修正が出来るような環境でリハーサルしましょう。


8. ライブ会場を探す

ライブハウスを探す

楽曲が演奏できるようになったらライブハウスに出演しましょう。

ライブハウスではいろいろなライブイベント形式がありますが、最初は複数のバンドが一緒に出演するブッキング形式のライブイベントに出演することがほとんどです。

何回も出演していればイベントの色やサウンドの特性などから、自分たちに合ったライブハウスも判断できるようになってきますが、初めての場合は何も分からないと思うので、ネットで調べてライブハウスに直接電話やHPの応募フォームから応募する形で良いと思います。

電話する際は、

  • 初めてライブハウスを利用すること
  • 出演希望日
  • 出演可能な時間帯(基本的に昼頃からリハーサルをして、夕方過ぎに本番が始まります。学校や仕事で遅れるメンバーがいる場合は必ず伝えましょう)
  • 演奏曲(コピーかオリジナル楽曲か)
  • 来客見込み数

を伝えると、ブッキングマネージャーの人が良い感じのイベントをチョイスして提案してくれます。

最初は何もわからなくて緊張するとは思いますが、思い切って飛び込んでみましょう。

ライブハウスに出演するまでの流れ【バンドマン向け】

9. ライブを行う

ライブ

ライブ会場が決まったら、次はいよいよライブ本番です。

バンド活動を始めたときの目標でもあったライブハウスへの出演。できることなら失敗せずカッコよくライブを締めくくりたいところですが、多くの魔物が潜んでいるのが初ライブです(笑)

たくさん練習したはずの演奏を間違えてしまったり、ライブの流れを忘れてしまってグダグダになってしまうこともあるかもしれませんが、最初は失敗して当たり前なので細かいことは気にせず楽しみましょう。

といっても、本番当日は不安で仕方ないと思うので初ライブで緊張しない為に準備しておくべき5つのことを参考にして、事前準備をしっかり行うことで少しは緊張を緩和できるかと思います。

余裕があればライブ映像を録画しておけば、後日メンバーで見返して反省会もできるので、記念に録っておきましょう。

10. ファンを獲得する

ファン

最後になりましたが、ここが上手くいくかどうかでバンドの存続が決まるといっても過言ではないくらい、非常に重要な項目です。

ライブを重ねていると、あなたの音楽を気に入ってくれる人達が必ず現れます。

ファンの存在はバンドマンにとっては最高に嬉しい瞬間の一つですが、よりバンドとしてステップアップする為にはファンをたくさん獲得していくことが最重要任務です。

長くバンド活動を続ける為にも、どうすれば新しいファンを見つけれるか、一度来てくれた人をもう一度ライブに呼ぶためにはどうすればいいのか?を考えて、より感動を与えられるライブショーの為の努力は欠かせません。

バンドライブの集客を増やす為にやるべき5つのこと

まとめ

バンド活動に必要な10項目をご紹介しました。

  1. バンドの方向性を決める
  2. メンバー募集
  3. 練習する場所を決める
  4. 楽曲を用意する
  5. バンド名を決める
  6. 必要に応じてルールや契約を交わす
  7. ライブに向けて練習
  8. ライブ会場を探す
  9. ライブを行う
  10. ファンを獲得する

少し硬い内容になりましたが、スタジオでジャムセッションして、ライブの打ち上げで酒を酌み交わせる仲の良いミュージシャンを見つけるのはそれほど難しいことではありません。

しかし、たくさんのファンを獲得して誰もが知っているような有名バンドを作る、という夢を実現したい場合には多くの課題が発生します。

これから本気でバンド活動を考えている人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

以上、「バンドを組みたい!バンド活動に必要な10のこと」でした。


シンガーソングライターとして成功する為の5つのヒント

ライブ前のサウンドチェックで心掛けておくべき5つのこと


人気記事

1

人気VSTプラグインソフトおすすめ12選【DTM】 これからDTMを使った作曲を始める方に向けて、人気のあるおすすめプラグインソフトをご紹介します。海外の最大手プラグイン販売サイト「Plugin Bo ...

2

EDMの作り方【DAWを使った打ち込み方法】 DAWを使ったEDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)の制作は、シンセサイザーのようなソフトウェアの操作、各種エフェクト関連、ミキシングテクニック等、覚 ...

3

ヒップホップビートの作り方【Beat Making】 世界の音楽シーンはHiphop一色となっており、最近では国内のHiphopシーンでも海外プロデューサーのType Beatを使用した楽曲が目立つよ ...

4

はじめてのギターエフェクター【最初に揃えるべきはコレ!】 エレキギターを購入した後に必要になるのが、ギターのサウンドを変化させる為の「エフェクター」と呼ばれる機材。ギターの音作りにおいて必須の機材では ...

5

オリジナル楽曲をサブスク配信する方法【Spotify、Apple Music】 何日もかけて完成した自分のオリジナル楽曲を、できるなら世界中の人に向けて発信してみたいと思いませんか?一昔前は個人が全国 ...

-BAND
-,

Copyright© TRIVISION STUDIO , 2024 All Rights Reserved.