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トラップビートの作り方!簡単な5つのステップ【DTM】

2020年7月2日

beat makeの画像


トラップビートの作り方!簡単な5つのステップ【DTM】


これからビートメイクを始める方に向けて、簡単なトラップビート制作の流れをご紹介します。

数ある音楽ジャンルの中でも、非常にシンプルなアレンジや楽曲構成になっており、慣れてしまえばかなり早いペースで作曲することができます。

1. BPMを決める


まずはBPM(楽曲のテンポ)を決めます。

リズム楽器主体の音楽なのでBPMの影響を受けやすく、ほんの少しのBPMの違いで楽曲の雰囲気がガラっと変化するので、自分のイメージやリファレンス楽曲を参考に一番最初にBPMを決めてしまいましょう。

BPMの画像



作曲を進めているうちに違和感を感じたら途中でテンポを調整します。

オーディオファイル(ボーカルやギター録音のような生音)を扱う場合には大きくテンポを変化させることが難しくなるので、なるべく打ち込みの段階で決めてしまいます。

セッションごとに微妙にBPMを変化させることで楽曲全体のダイナミクスを調整することも可能です。

  • ダウンテンポ : BPM 80以下
  • ミドルテンポ : BPM 80~120
  • アップテンポ : BPM 120以上


一概には言えませんが、一般的にはこれぐらいのタイム感です。

ダウンテンポのような遅いリズムで製作している時に、メトロノームのリズムが取りにくい場合にはBPMを倍に設定しましょう。



2. サウンドを選択する

808の画像


他の音楽ジャンルに比べて、HipHop,Tarpビートメイクではサウンドの選択が重要になります。

サンプル音源を使うときに気を付けるべき3つの事

ベターなところでいうと、RolandのTR-808系のサウンドやSpinz808のような「この音源サンプルを使ってればイケてる」みたいなファッションに近いような感覚があります。

見た目のカッコよさよりも、このアイテムを身に着けていればオシャレみたいな感覚?といえば分かりやすいでしょうか。

HipHop最新チャートや、海外プロデューサーのYouTubeやブログをチェックして、今旬の音源サンプル情報を入手することも大切です。

オリジナルサウンド


もちろん流行にながされず、自分でサウンドを作り上げることも素晴らしいことです。

お気に入りのドラムパッドやドラムサンプルから選択する場合にも、イメージする楽曲に合ったサウンドを見つけだし、納得がいくまでレイヤーや編集を加えて作り上げます。

そうやって作り上げた個性的なオリジナルサウンドは、ビートメイカーをイメージさせるブランディングにも繋がり、自身のオリジナル音源やプリセットとしてネットで販売しているプロデューサーも多く存在します。

サンプル音源販売サイトおすすめ5選

アーティストサウンドの画像



3. アイデアを練る

楽曲アレンジの画像


リズムやコードアレンジ、メロディーのアイデアを考えます。

作曲においてもっともクリエイティブな部分で、作り手のセンスが一番出やすいポイントでもあります。


少しの音楽理論が必要ではありますが、最近のDAWにはコードやスケールの表示機能がついていたり、「Scaler 2」のような作曲補助プラグインも販売されているので、それらを使用すれば理論が分からなくても作曲は可能です。

また、ループ素材を使って、それを軸に組み立てていくというやり方もあるので、音楽理論があまり分からないという方にはオススメです。

4. ループ&ミュート


ビート制作の特徴として、メインセクションをループさせて、各パートをミュートして変化をつけるというアレンジ方法が使われています。

セクションの画像


例えば、イントロはピアノとスネアをミュートして静かな雰囲気で始まり、フックパートで全楽器を鳴らします。
Verseに入るとハット、ピアノ、プラック、以外をミュートして・・・というような具合です。

セクションの画像


邦楽のようにAメロ、Bメロ、サビのセクションごとにアレンジを変化させるということが少なく、基本的にはループ&ミュートで音楽が進行していきます。

これも効率的に楽曲を量産できる理由の一つでもあります。


5. リファレンスと聴き比べる

youlean loudness meter 2の画像


ビート制作が完了したら最後に、リファレンストラックと自分のトラックを聴き比べましょう。

自分のイメージする楽曲に近いプロの楽曲を用意して、隣に置いて交互に鳴らします。


各楽器のボリューム感や、全体的な音質のバランスを確認するのですが、スペクトラムアナライザーやLUFS(音圧)を計測できるプラグインも用意しましょう。

無料で入手できる
Voxengo SPAN
Youlean Loudness Meter 2

あたりがオススメです。


まとめ


トラップビートの作り方の簡単な5つのステップをご紹介しました。

  1. BPMを決める
  2. サウンドを選択する
  3. アイデアを練る
  4. ループ&ミュート
  5. リファレンスと聴き比べる


ループ配置型のAbletonやFL Studioのようなビートメイクに特化したDAW(作曲ソフト)を使えば、かなり効率的に作曲が進めることが可能で、慣れれば1日に1曲以上作ることもできるようになるかと思います。

実際に作曲することが一番の学びとなるので、どんどん作曲しましょう。


以上、トラップビートの作り方!簡単な5つのステップ【DTM】でした。
※今回の内容はYouTubeでも解説しています。




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