
【HipHop】ビートメイクに役立つVSTプラグインエフェクト5選
HipHopやTrapのような音楽のバックビートを制作することをビートメイクといいます。
ループ音楽とも言われるぐらい非常にシンプルな構成が特徴で、作曲能力よりもサンプル選択のセンスや、ループ素材の選択が重要となることも多いです。
Lo-Fiと呼ばれるあえて音質を劣化させたサウンドや、エフェクトを使った独自のテクニックもいくつか存在します。
今回はHipHopシーンで利用されることの多い、ビートメイクに役立つプラグインエフェクトをご紹介します。
Cableguys HalfTime Half Speed Effect

ビートメイクにおいて必須のエフェクトである「ハーフスピード」エフェクト。
名前の通り、このエフェクトをかけるとフレーズの再生速度を落とし、レコードをスロー再生したような雰囲気を付加してくれます。
あらゆるオーディオデータを暗いダウンテンポバージョンに変換することで、トラックに不気味なムードを与えます。
ピアノやメトロノームに適応するだけで、今風のHipHopビートの雰囲気が手に入るので便利です。
XLN Audio RC-20 Retro Color Vintage Effect

こちらも海外のビートメイカーに非常に人気の高い「RC-20」
古き良きアナログヴィンテージを再現するエフェクトで、ヴァイナルノイズやサチュレーション等、多くの効果が得られるマルチエフェクトとなっております。
業界からも評価が高く、いくつかの賞を受賞している信頼度の高いエフェクトなので、Lo-Fi HipHopを制作する方は持っておきたいエフェクトの一つ。

Auto-Tune Artist

Auto-Tune Artistは、強力なピッチ補正ソフトで、昔のT-Painのようなケロケロボイスを作り出せることで有名です。
プロ品質のオーディオ制作に必要な透明で自然なピッチ補正と、一流のヒット曲の定番となっているボーカルエフェクトを提供します。
低レイテンシーで、ライブのような生演奏にも対応できるので、プロデューサーだけでなくラッパーの方にもおすすめです。
AudioThing Vinyl Strip

Vinyl Stripは、ディストーション、コンプレッサー、ビットクラッシャー、ティルトEQ、ビンテージリバーブ、ビニライザーの6つのモジュールを備えたマルチエフェクトプラグインです。
サンプルとトラックにアナログの温かみとヴィンテージタッチを加え、デジタル環境でクラシックなビニールレコードサウンドを実現します。
プラグインは非常に軽いので、気軽に使えるのも人気のポイントです。
iZotope Vinyl

今回紹介する中で、唯一無料のプラグインです。
レコードノイズを付加するエフェクトなのですが、その中でもWARP DEPTHのデチューン効果の効きが良く、ハーフスピードと合わせると、かなり不気味なバッキングフレーズが作成できます。
YouTubeの海外ビートメイカー達もよく使っているイメージなので、とりあえずダウンロードしておいて損はないです。
まとめ
ビートメイクに役立つプラグインエフェクトを5つご紹介しました。
- Cableguys HalfTime Half Speed Effect
- XLN Audio RC-20 Retro Color Vintage Effect
- Auto-Tune Artist
- AudioThing Vinyl Strip
- iZotope Vinyl
この中でもハーフスピードとRC-20はビートメイクにおいて、即戦力となることは間違いないので、本気でHipHop制作に取り組もうと考えている方は検討してみましょう。
以上、【HipHop】ビートメイクに役立つプラグインエフェクト 5選でした。