【2024年最新】コーラスVSTプラグインソフトおすすめ5選
DTMのようなデジタル環境における「コーラス」エフェクトは、ボーカルや楽器トラックに厚みや広がりを加え、楽曲のクオリティを大きく左右する重要な役割を果たします。
コーラスエフェクトは、クラシックなアナログモデリングから最先端の機能を搭載したデジタルプラグインまで、幅広い製品がリリースされているので、音楽スタイルや好みに合ったプラグインを選ぶことが大切です。
そこで今回は、様々なタイプのコーラスエフェクトの中から、おすすめのプラグインソフトをいくつかご紹介します。
コーラスエフェクトの種類
コーラスVSTプラグインは、モジュレーション効果(音に揺らぎを加える)エフェクトですが、その仕組みによって大きく分けて以下の3種類に分類されます。
ディレイ系コーラス
原音にディレイ音をわずかに重ねることで、音に厚みや広がりを加えるコーラスです。アナログコーラスやデジタルコーラスなど、様々な方式のディレイ系コーラスが存在します。
- アナログコーラス: BBD素子と呼ばれる部品を用いたアナログ回路で音を遅延させるコーラスです。温かみのある音質が特徴で、特にボーカルやギターなどに効果的に使用されます。
- デジタルコーラス: デジタル技術を用いて音を遅延させるコーラスです。アナログコーラスよりもクリアで冷たさのある音質が特徴で、様々な音色を再現することができます。デジタルならではの、アナログコーラスでは実現できない特殊なサウンドも得意としています。
モジュレーション系コーラス
LFO (ロウ・フリケンシー・オシレーター) などのモジュレーション効果のある波形を用いて、コーラスのディレイタイムやピッチを変化させることで揺らぎを加えるコーラスです。設定の自由度が高く、ダイナミックで動きのあるコーラス効果を演出することができます。
- フランジャー: コーラスと同様にディレイ音を重ねるエフェクトですが、ディレイタイムを周期的に変化させることで、フランジャー特有の揺らぎを生み出すのが特徴です。コーラスよりも派手な効果を演出することができます。
- フェイザー: フィルターのカットオフ周波数を周期的に変化させることで、フェイザー特有の波打つような効果を生み出すのが特徴です。コーラスよりも幻想的な効果を演出することができます。
その他にも、和音によるハーモナイザーや、音程をずらすピッチシフトによって音の揺らぎを加えるものもあります。
コーラスプラグインの選び方
コーラスプラグインは、ボーカルや楽器の音に厚み加えたり、幻想的な雰囲気の演出、左右に広がるステレオ効果など、色んな使用目的があるエフェクトです。実際にコーラスを選ぶときには、その種類と機能、音質に注目して最適な製品を選びましょう。
1. 音質
一言にコーラスといっても、温かみのあるアナログコーラス、クリアなデジタルコーラス、空間的なステレオコーラスなど、様々な音質のコーラスプラグインが存在します。自分の好みとプロジェクトに合った音質のものを選ぶことが重要です。
2. 機能
必要な機能を備えているかどうかも確認しましょう。マルチバンド機能やディアルモードといった独自の機能を搭載している製品や、豊富なファクトリープリセットが用意されている製品であれば、複雑な設定をすることなく即戦力として使用できます。
3. 操作性
操作性も重要なポイントです。操作しやすいものを選びましょう。ディレイタイム、フィードバック、LFOなど、さまざまなパラメーターを組み合わせて、幅広いサウンドメイクが可能なものから、シンプルで直感的な操作感を重視したものまで、幅広いタイプのプラグインがあります。
4. 価格
予算も忘れずに考慮しましょう。コーラスプラグインは、無料のものから数万円のものまで様々です。機能や音質と比較しながら、自分に合った価格のものを選びましょう。
以上のポイントに注目して、自分に合ったコンプレッサープラグインを選ぶようにしましょう。
最新コーラスVSTプラグインソフト
Flex Chorus
Flex Chorusは、最先端のアルゴリズムと豊富な機能を搭載した、ユニークなコーラスエフェクトプラグインです。スムーズモードとグラスモードの2つのモードから選択可能で、必要に応じてトラックにキャラクターと深みを加えることができます。
最大24ボイスと独立したタイム・モジュレーションデプスコントロールにより、大きなユニゾンエフェクトから繊細なステレオ強化まで、幅広いサウンドを表現できます。また、マルチバンドのフィルタリングコントロールを使用して、Flex Chorusをトラックにシームレスにブレンドし、ローエンドを維持しながら超ワイドな音像を実現できます。
Flex Chorus
BLEASS Chorus
BLEASS Chorusは、繊細なクラシックなコーラス効果から派手なサウンドテクスチャまで、あらゆるトラックに幅広いステレオモジュレーションを付与し、クリエイティブなステレオイメージワイドナーエフェクトプラグインです。
ステレオイメージを完全に制御し、デジタルならではの微妙なステレオワイドナーからクレイジーな音の揺らぎまで、パラメーターを設定することで幅広いコーラス効果を提供します。専用のオシロスコープで視覚的にも分かりやすくなっています。
BLEASS Chorus
Studio D Chorus
Studio D Chorusは、1979年に発売されたRoland Dimension Dを忠実にエミュレートしたプラグインで、ギター、ドラム、シンセ、ボーカルに、簡単にビンテージラック機器と同等の素晴らしいアナログモジュレーション テクスチャを加えることができます。
モジュレーションモードがいくつか用意されており、ボタンを組み合わせることで、微妙な厚みから大きな揺らぎまで、幅広い音色を生み出すことができます。 シンプルなボーカルやギタートラックをより深く、厚みのあるサウンドに仕上げたり、複数のトラックをまとめるのにも効果的です。
Studio D Chorus
Valhalla UberMod
Valhalla UberModは、ディレイプラグイン「FreqEcho」のフル機能バージョンです。32個のモジュレーションディレイタップと、幅広いモジュレーションやディフュージョンパラメーターを利用して、さまざまな質感のサウンドを作成できます。
多機能なコーラスエフェクトとしても機能し、広範なステレオ幅とオーバードライブセクション、スローとビブラートLFOを備えた、ユニークなマルチタップディレイ&モジュレーションプラグインです。
UberModを使用することで、立体的なリードトラック、クラシックなストリングアンサンブル、テープとBBDエコー、ノンリニアとリバーブエコー、そしてジャンルを超えた数多くのサウンドを作成することができます。
Valhalla UberMod
TAL-CHORUS-LX
TAL-CHORUS-LXは、Rolandのシンセサイザー「JUNO-60」のコーラス機能をエミュレートしたプラグインで、シンプルなUIと操作性ながらも、歴史のある信頼性の高いコーラス効果を付与することができます。
コーラスの種類を変更できるIとIIの2つのモード切り替えスイッチと、ステレオ幅をコントロールするSTEREO WIDTHと、非常にシンプルな操作感も大きな特徴の一つです。初心者でも簡単に扱えるコーラスプラグインです。
TAL-CHORUS-LX
まとめ
最新のコーラスプラグインをご紹介しました。
- Flex Chorus
- BLEASS Chorus
- Studio D Chorus
- Valhalla UberMod
- TAL-CHORUS-LX
今回紹介したプラグインは、それぞれ異なる特徴や音質を持っているので、楽曲や制作目的に合わせて最適なものを選ぶとよりプロジェクトに沿ったサウンドを手に入れることができます。
基本的なコーラス効果以外にも、ディレイやリバーブといった空間系など、ミキシングに役立つエフェクトを備えた製品も多いので、詳細は各製品の公式サイトからご覧ください。
以上、「【2024年最新】コーラスVSTプラグインソフトおすすめ5選」でした。
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