音痴を治したい!音程がうまく合わない3つの原因
「カラオケでもっと上手に歌いたい!」「歌声をネットに投稿しているがあまり反応がよくない…」「プロのシンガーになりたいけど、今のままだと自信が持てない…」といった歌に関する悩みを抱えていませんか?
一言に「音痴」といってもさまざまな原因がありますが、今回は音程を上手く合わせられない人に共通する3つの原因についてご紹介します。
本当は音痴ではない可能性がある
自分では音痴だと思っていても、実際には音痴と思われる人の大半は、実は音痴ではないということが分かっています。
これは、聴覚で感じる音と自分の声を一致させる訓練を受けていない為に、正しい音で発声ができていない状態であることがほとんどです。
つまり、他のスポーツと同じように、訓練を受ければ一定のレベルにまでは到達することができるということです。例えば、キャッチボールをしたことがない人は、ボールを相手のミットに投げるのが難しいはずです。しかし、1週間ほど練習すれば、誰でも投げる球の精度は格段に上がります。
このような状態の方であれば、音程が合わない原因を知り、それに合わせた正しい発声方法を身につけることで簡単に改善する可能性があります。
それでは、ここから音程が合わない3つの原因についてお話します。
1. 音域が狭い
低い音なら合わせることができるけど、ある音域以上になると外してしまったり、曲の後半になると外れ始めるという方は、自分の得意な音域で歌えていないことが原因である可能性があります。
本当に音痴だとすると、ある音域を境に耳が機能しなくなるとは考えにくいので、高い声の出し方が分からず、自分の声を正しい音程に当てることができていない状態です。
プロの歌手でも音域の限界はありますから、自分の音域の限界を超えていると正しい音程で歌い続けることは難しくなります。
これは技術的な喉の使い方を変えることで改善することもあれば、高い声を出すことを躊躇してしまっているという精神面が原因であることもあります。
ほとんどの人は歌うことにあまり慣れていない為、緊張をほぐして自信をもって歌うことを意識するだけで改善することも多いです。
2. リズムが不安定
音痴に聞こえてしまう原因の一つに、リズム感が悪いことがあります。
これはボーカルだけじゃなく、楽器全般にも当てはまることですが、オーディエンスに上手く聞かせるためにはリズムの正確さが大きく影響します。
さらに、リズムがずれていることで正しいタイミングで音を合わせることができず、音程が外れているように聞こえることがあります。特にアップテンポの曲の場合、素早く音程を当てにいく感覚が重要になるので、リズムの重要度は上がります。
リズム感を養う為には、歌っているときにメロディーの流れや音程だけではなく、ドラムやベースといった音楽の支えとなるリズムパートを重点的に聞くことが重要です。 そうすることで曲全体の「ノリ」を把握することができて、リズム感の良さにつながります。
練習中にメトロノームを鳴らしてみて、足でカウントをとったり、クラップ(手拍子)をしたりしながら、身体を動かしてリズムを取る練習をしてみましょう。
3. 音程がイメージできていない
まず、大前提としてあまり聴いていない曲を上手く歌える人はいません。絶対音感を持っている方でも、メロディーを覚えていないのに正しい音程で歌い続けることは難しいです。
しっかり頭の中で曲がイメージできるようになるまで、曲を何回も聴き込むことで正しい音程をイメージしながら歌うことができます。
曲の中で苦手な部分は、練習中にピアノを使って音を確認しながら発声するようにすれば、実際に歌っているときにも音程をイメージしやすくなります。
ピアノはスマホアプリで無料ダウンロードできるので、是非活用してみてください。
まとめ
音程が上手く合わないときの3つの原因についてお話しました。
- 音域が狭い
- リズムが不安定
- 音程がイメージできていない
音程のずれに関しては、自覚症状がないケースがほとんどです。自分的には完璧に歌えているつもりが、カラオケ等で音程が合っていないことを周りの人に指摘されて気付くパターンです。
音感を改善するためにはまず「自分の音程がズレている」ということを自覚することが重要で、そこから今回の内容を踏まえて音感トレーニングを行い、次にイメージした音を正しく声に出せるようにする発声練習が必要です。
カラオケ上達・音痴改善の為のボイストーレニング【ボーカルレッスンMyU】といったスクールもあるので、プロを目指している方は検討してみてはいかがでしょうか?
以上、「音痴を治したい!音程がうまく合わない3つの原因」でした。