Trivision Studio

ギターやDTMを中心に音楽情報を幅広く発信中。音作りや作曲等、主にクリエイターの方に向けたブログ内容です。

DTM関連

【DTM】EDM海外プロデューサーが使っているシンセコード作成時のテクニック

投稿日:2019年10月23日 更新日:


海外プロが使っているコードのボイシングテクニックを紹介します。



シンセサイザーを使ってコードを作る時に、
「もっと映画みたいに壮大な感じにしたい」
「音圧がもっと欲しい」等の悩みが出てくると思います。


今回はピアノロールでの打ち込み時に気をつけるべきこと、ボイシング(和音の重ね方)について説明していきます。

1.和音の配置



和音の配置について、まずはEDMでよく使われるコード進行
Ⅰ→Ⅴ→Ⅵ→Ⅳ(C→G→Am→F) を使って説明していきます。



こちら基本形のトライアドです。 



コードに関して、まだよくわからない方はこちらをご覧ください。


これだと音に広がりがないので、クローズドボイシングからオープンボイシングに変えていきます。

まずは転回形を使い、コードチェンジをなだらかにします。



GとFのコードのルートの音を1オクターブ上にあげます。



続いてルート+5度の音を必要に応じてオクターブ下に広げます。



こうする事で低音が補強され音に厚みが出ます。 

続いてトップノートです。

トップノートとは1番耳に残る音なので、トライアドなら3度の音、7thなら7度、9thなら9度といったように、そのコードを特徴づける音をトップノートに配置します。

今回は3度の音をトップノートに配置します。




この状態で一度聴いてみましょう。

基本形
アレンジ後


どうですか?

かなり音圧と音の広がりが出たと思います。
コード感を出したい時や、壮大な雰囲気にしたい時におすすめです。

2.ベロシティ

ノートを配置したら次にベロシティの設定をします。


一音一音調整するのも、もちろん良いのですがFL Studioの場合、Randomize機能を使うのが便利です。



これを適応すると人が弾いてるニュアンスに近くなり、生感がでます。

左上のスパナマークを押してRandomize



すると下のベロシティ部分がバラバラに配置されます。


ここからある程度微調整して完了です。

3.Strum設定



Strum機能なんですが、Strumとは直訳すると「かき鳴らす」です。


なにもしないままだと音の発生タイミングが全部同じで、すごく機械的になっています。

ノートがすべて同時に鳴っている状態


人がピアノを弾く場合、コードチェンジ時や鍵盤を押さえる時に多少のズレが発生します。


それを再現するのがStrumです。

左上のスパナマークからStrumを選択



ズームすると分かるのですが微妙にノートの配置が前後にずれます。




シンセの場合はそこまで目立たないのですが、ピアノ等の生楽器をしようする場合は使用したほうがいいです。


加工無し
加工済み


人間っぽさが出たと思います。



以上です。

まとめ


ベロシティとストラムに関しては今回FL Studioを使って説明しましたが、他のDAWにも自動でやってくれる機能は付いてると思います。

今回の内容、特に前半のコードボイシングのテクニックは、ほとんどのプロデューサーが使用しているのでおすすめです。

動画でも今回の内容の説明をしているのでもっと詳しく知りたい方は、是非ご覧ください。

-DTM関連
-, ,

執筆者:


  1. […] 【EDM】海外プロが使っているシンセコード作成時のテクニック […]

  2. […] 【EDM】海外プロが使っているシンセコード作成時のテクニック […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【DTM】ボーカルチョップ,カットアップの作り方【FL Studio】

【DTM】ボーカルチョップ,カットアップの作り方について 個人のDTMerやトラックメイカーにとってハードルが高いのが、歌入れの際のボーカリストを見つけることだと思います。知り合いに上手いボーカリスト …

【DTM】プロも使用している人気シンセサイザー5選

プロも使用している人気シンセサイザー5つを紹介します。 最近どのジャンルの音楽にもシンセサイザーが使われるようになってきました。「幅広く色んな種類の音が作れるシンセが欲しい。」「ダブステップを作りたい …

パンチのあるキックドラム

【DTM】パンチのあるキックドラムの音作り【EDM】

パンチのあるキックの音作りについて。 海外のダンスミュージックやHiphop,Trapといったジャンルにおいては、ボーカルよりも重要な役割を担います。 EDM等のデジタルミュージックにおいて、キックは …

抜けるスネア

【DTM】抜けるスネアの音作り【EDM】

抜けるスネアの音作りについて。 1.サンプル選び 前回のキックの作成同様やっぱりサンプル選びは重要です。妥協せずにイメージに合う音を探しましょう。 【EDM】パンチのあるキックドラムの音作り 2.レイ …

【これからDTMを始める方へ】お金をかけるべき5つのプラグインエフェクト

DTMを始めたけど、プラグインの数が多くて迷いますよね。しかも安価なものでもないので、購入できる数にも限度があるかと思います。そこで、ここにお金をかけるべき!というプラグインエフェクトを5つに絞ってご …