ギターアンプのノイズ対策5選
ギターアンプから「ジジジ・・・」といったノイズ。嫌ですよね。
演奏中は気にならないけど、曲間やブレイク時にノイズだけが鳴り響いていると、気になる人も多いかと思います。
そこで今回はすぐに実践できるギターアンプのノイズ対策について解説していきます。
1. 電子機器を近くに置かない
ギターの音というのは弦の振動をピックアップと呼ばれる機器で電気信号に変換してアンプから出力されています。
ピックアップは弦だけの信号をキャッチするわけではなく、ギター本体以外の微量の電気信号もキャッチしてしまうので、アンプ周辺に電子機器が無いか確認しましょう。
- スマホ
- ノートパソコン
- エアコン
- 扇風機
- 電気ストーブ
これらが原因でアンプからノイズが発生していることがあります。
ちなみにピックアップだけじゃなく、シールドやアンプ本体も外部の電気信号の影響を受けるので、アンプの上にスマホやノートPCを置くのはあまりよくないです。
2. 低品質なシールドを使わない
先ほどもいったようにギターシールドもノイズの原因となるので、安価なギターシールドや長年使用して劣化してしまったシールドを使っているとノイズが発生しやすくなります。
シールドは弦と同じように「消耗品」なので、音質劣化やノイズが目立つようになってきたら交換するようにしましょう。
新しいシールドを買うときは、もちろん高級な製品ほど良質で安心感はありますが、低価格で高品質な製品を提供している信頼あるメーカーもたくさんあるので、色々調べてから購入することをおすすめします。
個人的には「CANARE」のシールドが安価で、業界標準として多くのアーティストやエンジニアに使用されているのでオススメですよ。
3. エフェクターをチェック
足元のエフェクターがノイズの原因となっている場合も多いです。
電源や接続の順番、パッチケーブル、ボリュームペダルのようなそもそもノイズが発生しやすいエフェクターもあります。
エフェクターの中からノイズの原因を特定する方法としては、一つ一つ繋いでみて確認するという方法がありますが、たくさん繋いでいる場合には原因を特定するのに時間がかかります。
ギターとアンプを直アンで繋いでみて、ノイズが鳴らなかった場合にはエフェクターを疑いましょう。
4. ノイズゲートを使う
アンプを激しくドライブさせると、どうしてもノイズが大きくなってしまうのは仕方ありません。
そういった場合に役に立つのが「ノイズゲート」と呼ばれるエフェクターです。(ノイズサプレッサーと呼ばれる場合も)
ハードロックやメタルのような激しい歪みを扱うジャンルでよく使用されており、ノイズ自体を除去するのではなくて一定のレベルを下回った電気信号をすべて除去してくれるエフェクターです。
ノイズゲートより手前のノイズを根こそぎカットしてくれるので非常に便利なのですが、設定を間違えるとサスティーンを消してしまったり、クリーントーンに干渉してしまったりするので気を付けましょう。
5. 立ち位置を変える
楽器の位置や立ち位置を変えるだけでノイズがピタっと止まることもあります。
アンプの方を向いたり近づきすぎると、アンプから出た音を再びピックアップが拾ってしまいノイズ増幅やハウリングの原因にもなります。
この動画でも分かるようにギターとアンプとの距離、向きによってノイズボリュームが大きく変化するので、スタジオやライブ中の立ち位置も意識するといいですね。
まとめ
ギターアンプのノイズ対策を5つご紹介しました。
- 電子機器を近くにおかない
- 安いシールドを使わない
- エフェクターをチェック
- ノイズゲートを使う
- 立ち位置を変える
電子機器である以上ノイズを完全の除去するのは難しいですが、そもそもノイズを気にしないというのも大切です。
ロックバンドをやっている時はノイズは「敵」だと思い込んでいましたが、違う音楽ジャンル、特にDTMで制作するようなデジタルミュージックは音質が綺麗過ぎるのでノイズを付加して汚すという行為が頻繁に行われます。
「ジジジ・・・」というヴァイナルノイズや「サー」というホワイトノイズまで、あえてトラックに加えることで温かみのあるアナログ感を付与します。
もちろんギターにおいてノイズ対策をすることは重要であることには間違いないですが、そこまで神経質にならなくても、ノイズを活用するジャンルもあることを知っているだけで、案外心が楽になるものです。
以上、「ギターアンプのノイズ対策5選【すぐできる】」でした。
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