【宅録向け】最新オーディオインターフェイスのおすすめモデル10選
デスクトップミュージック(DTM)制作で欠かせないツールの一つが、高品質なオーディオインターフェイスです。コンピューターを使った音楽制作では、クリアな音質や低レイテンシーであることは非常に重要です。
そこで今回は、プロフェッショナルから初心者まで、幅広いユーザーに向けて優れた機能性を提供してくれる最新のオーディオインターフェイスの中から、おすすめのモデルをいくつかご紹介。
オーディオインターフェイスの役割
DTMでは楽器をパソコンに録音したり、コンピューターのデータをスピーカーから出力したりしますが、これは楽器の音(アナログ)をデータ(デジタル)に変換したり、反対にデータ(デジタル)をスピーカー出力(アナログ)に変換しているということです。
このアナログ↔デジタルの変換を行うのがオーディオインターフェイスの主な役割です。
オーディオインターフェイスの選び方
オーディオインターフェイスに求められる機能はクリエイターのニーズによって異なりますが、一般的には楽器レコーディングする為のシンプルな入力オプションと、マイク等を挿し込めるキャノン入力を備えている機種であれば十分対応可能です。
追加でレコーディング時の音の遅延を感じさせない「ダイレクトモニター」機能や、リアンプの為のアンプ出力ソケット等、製品によって少し機能が異なるので選ぶ際に考慮しましょう。
その他にも、用途に合わせて入力端子の種類・出力端子の数・音質・付属オプションなども考慮しながら、自分の音楽スタイルに最適なオーディオインターフェイスを探しましょう。
入力端子を確認する
オーディオインターフェイスにの入力端子の種類には、マイクを接続する「XLR(キャノン)端子」と楽器類の接続に使う「ライン端子」が備わっていることが多いです。また、両方に対応している「コンボジャック」もあります。
例えば、シンガーソングライターのような歌声と楽器を同時に録音する場合は2つの入力端子が必要となり、ドラム録音のような複数のマイクを使う場合では、8ch以上の入力端子が必要になることも。
より繊細なサウンドをキャプチャすることができるコンデンサータイプのマイクを使う場合には、ファンタム電源が搭載されているオーディオインターフェイスを選択しましょう。
出力端子の数
PCに接続する為のUSB端子や、スピーカー出力はほとんどの機種で搭載されているので、問題ないでしょう。
ギターやマイクのみをオーディオインターフェイスに接続する場合はメインの出力端子が1つのものでも十分ですが、外部エフェクターを接続する際には出力数が4ch以上が必要になります。
「リアンプ」のような、クリーンなサウンドをアンプからマイクで録音して、外部エフェクトで加工する方は出力数をチェックしておきましょう。
音質にこだわる
音質の良さを求める方はハイレゾ対応のものや、高品質な内蔵プリアンプを搭載した製品がおすすめです。
サンプリングレート(kHz)とビットデプス(bit)が高い機材を選ぶと高音質の録音が可能なので、おすすめは192kHzと24bitに対応している製品です。
また、オーディオインタフェースには「マイクプリアンプ」が搭載されています。モデルによってはラック型のマイクプリアンプをデジタルエミュレートした製品もあります。
付属のソフトウェアで選ぶ
一部の製品には音楽制作で役立つソフトウェアが付属されていることがあります。
有名な音楽メーカーの製品であれば主要DAW(作曲ソフト)の機能限定版が付属していることがほとんどなので、これから作曲を始めようと考えている方は、お得に制作をスタートすることができます。
Cubase、Studio One、Ableton Liveなど、製品によって付属するソフトも違ってくるので、使ってみたいソフトを基準に選ぶのもいいかもしれません。
それでは、ここからオーディオインターフェイスのおすすめ製品をご紹介します
Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen
- ベストセラー製品
- オートゲイン機能
- Airモード搭載
人気のFocusrite「Scarlett」シリーズの第4世代となる製品で、最新のアーティスト環境に対応する為に再設計されました。
2-In/2-Out、超低ノイズマイクプリアンプを2基とギター、鍵盤、シンセ用のHi-Zと超高音質のライン入力を搭載。プロスタジオ並みの120 dBのダイナミックレンジを持つコンバーターは細かな表現も忠実に取り込むことが可能です。
新しいオートゲインとクリップセーフ機能で、レベルを常に気にすることなくレコーディングができるようになりました。また、プレゼンスとハーモニックドライブ、2つのモードを備えたAirモードはどこで録音してもコンソールのようなサウンドを実現します。
Universal Audio Volt 2
- クリエイター向け
- 温かみのあるサウンド
- オーディオソフトウェア付属
ミュージシャンやソングライター、ライブ配信者やポッドキャスターなど、スタジオのような高品質サウンドでオーディオ録音したい方向けのオーディオインターフェイスです。
ビンテージ・マイク・プリアンプ・モードを活用し、ボーカルやギターを豊かなサウンドで録音可能。Universal Audioの610チューブプリアンプに匹敵する独自のチューブエミュレーション回路を内蔵していることで、クラシックなUAプリアンプによる豊かなサウンドが特徴。
また、Volt 2には、音楽制作ツール、バーチャルインストゥルメント、プラグインなど、業界のトップブランドが提供する本格的なオーディオソフトウェアが含まれています。
MOTU M2
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- Sabre 32 Ultra DAC搭載
- Performer Lite同封
MOTU M2は、数十万クラスの高価なハイエンドモデルのオーディオインターフェースや、ピュアオーディオ機器に採用されるESS Technologyの「Sabre 32 Ultra DAC」を搭載。
-129dBu EINを実現したクリーンなプリアンプと120dBのダイナミックレンジを測定したメイン出力で圧倒的なコストパフォーマンスを誇る機種です。
豊富な音源とエフェクトを内蔵したプロ仕様のDAWソフト「Performer Lite」のライセンスが同封されています。
Focusrite Scarlett 18i20
- 世界No1シェアのブランド力
- Pro Tools / Ableton Live付属
- スタジオクオリティのサウンド
Focusrite Scarlett 18i20は、伝統のFocusriteのサウンドクオリティを引き継ぎ、最高のコストパフォーマンスを実現した最上位モデルのオーディオインターフェイスです。
Focusriteのマイクプリアンプと最新のデジタル技術で、今までに多くの賞を受賞しています。
マイクプリアンプは、世界トップクラスのスタジオで使用され、本機も同様に低いノイズ、歪みを最小限に抑え、広いダイナミックレンジを持ち、今まで以上に最高のレコーディング環境を提供します。
Roland Octa-Capture
- 8系統マイクプリアンプ
- 極少レイテンシー
- 2台同時接続可能
Roland社のOCTA-CAPTUREは、ローランドのテクノロジーを詰め込んだ8系統のマイク・プリアンプ「VS PREAMP」非常に少ないレイテンシーを実現する「VS STREAMING」テクノロジーを搭載した、最大24bit/192kHzに対応する10 IN/10 OUTのUSB 2.0対応オーディオ・インターフェース。
頑丈でコンパクトなボディに、8つのハイクオリティマイク・プリアンプを搭載。自動で入力レベルを調整してくれるAUTO SENS機能も付いており、複数のマイクを使用したドラム録音や、バンドサウンドのレコーディングに最適です。
Universal Audio Apollo Twin MKⅡ SOLO
- 個人のデスク使用に最適
- DSPによる高速エフェクト処理
- 音の解像度が高い
Apollo Twin MkII は、個人のソロアーティストに向けたオーディオインターフェイスで、世界で最も人気のWindowsとMac用プロフェッショナル・インターフェイスを改良して、強化されたアナログレコーディングのワークフローを提供します。
業務用ライナップのAPOLLOラックシリーズと同レベルの高品質なAD/DAコンバーターを搭載しています。
2つのマイクプリアンプとラインアウトで、どんな音量レベルでも最大の解像度になるよう、2つのデジタルコントロールアナログモニターアウト、Hi-Zインストルメントインプットとヘッドフォンアウト、最大8チャンネルのデジタルインプットと豊富な入出力で対応。
普段使用しているDAW(作曲ソフト)からUADプラグインをリアルタイムで使用することも可能です。
Apogee Duet
- 軽量&コンパクトなボディ
- 高音質
- iOSデバイス対応
Apogee Duet for iPad & MacはiPad、iPhone、iPod touchなどのiOSデバイス、そしてMacにて場所を選ばずにレコーディングを可能にするUSBオーディオ& MIDIインターフェイス&ヘッドフォン・アンプです。
Apogeeのデジタル・オーディオ変換、世界基準のマイク・プリアンプを搭載しており、サウンドの奥行きと繊細な音のニュアンスまでをレコーディング可能です。Apple製品に似合う非常にシンプルなデザインでUSB 2.0での使用と、iOSデバイスへのダイレクトな接続も対応。
非常に低いレイテンシーで、高品質なレコーディングとプレイバックを保証します。USB MIDI端子も搭載しており、Core MIDI対応のキーボード、コントローラーも利用できます。
SSL 2+ audio interface
- SL4000シリーズサウンド
- 4Kボタン搭載
- 頑丈なビルド品質
プロ品質の機能と接続を備えたインターフェイスである「SSL2 +」は、手頃な価格で伝説的な「SSLサウンド」を手に入れることができ、SL4000シリーズコンソールのサウンドにインスパイアされた、あらゆる音源ソースにアナログ特有の暖かさを施す「4K」スイッチを装備。
ギターとベースの信号、シンセサイザーやドラムマシンからの信号を切り替えるためのHi-Z(インピーダンス)オプションを備えた2つのライン入力があります。+48vはコンデンサーマイクとダイナミックマイクの両方を接続することができます。
SSL2 +を使うことで、世界中のレコーディングスタジオで作成された、伝説的なロック作品の質感を簡単に手に入れることができます。
PreSonus Studio 192
- レコーディング向け
- トップクラスのデジタル変換
- Studio Oneとの連動性
Studio 192は、あらゆるレコーディング環境やプロダクションに対応した、PreSonus初のUSB 3.0オーディオ・インターフェースです。
オーディオのプロから高い評価を得ているBurr-Brown製の24Bit 192kHzコンバーターやリモート・コントロール可能なXMAXプリアンプで深い低音、クリアな高音と非常に豊かなサウンドを提供します。
各アナログ入力にはディレイやリバーブを搭載したFat Channelプロセッシングの他、ゼロレイテンシー・モニター・ミキシング、内蔵トークバックと多くの機能を備えており、最新のデジタル・テクノロジーを詰め込んだDAW「Studio One」とも相性は抜群です。
RME Babyface Pro FS
- 最高品質
- アワード受賞
- 1000兆分の1秒の精度
最後は予算関係なく、とにかく最高品質なレコーディングを実現したいミュージシャンの方に最適なオーディオインターフェイスです。
コンパクト設計のモバイル仕様でありながら、プロフェッショナルに必要なクオリティーをRMEの技術力で実現し、発売以降は国内外で多くのアワードを受賞し、音楽制作、放送、研究開発をはじめ、様々なジャンルにおいてリファレンス機として使用されています。
1000兆分の1秒(フェムト秒)単位の精度を誇る、次世代バージョンの「SteadyClock FS」を搭載することで、かつてないほどのクリーンなサウンドを実現します。
まとめ
最新の高品質オーディオインターフェイスをご紹介しました。
- Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen
- H3Universal Audio Volt 2
- MOTU M2
- Focusrite Scarlett 18i20
- Roland Octa-Capture
- Universal Audio Apollo Twin MKⅡ SOLO
- Apogee Duet
- SSL 2+ audio interface
- PreSonus Studio 192
- RME Babyface Pro FS
音楽制作やオーディオ録音のプロセスにおいて、高品質なオーディオインターフェイスは必須ツールの1つです。選択肢が多く、クリエイターごとのニーズに合ったモデルを見つけることは難しいかもしれませんが、今回ご紹介したモデルは信頼性が高く、幅広い用途に対応しているモデルも多いです。
実際に購入を検討している場合、予算、入出力ポートの数、サウンド品質、モバイル性、ソフトウェアとの互換性を考慮に入れて選択してください。
以上、「【宅録向け】最新オーディオインターフェイスのおすすめモデル10選」でした。
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