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スケールとモードについて【作曲に役立つ音楽理論】

投稿日:2020年1月23日 更新日:


スケールとモードについて【作曲に役立つ音楽理論】


作曲や楽器演奏するときに必要になるのが、スケールやモードといった「音階」の知識です。

今回はミュージシャンにとって覚えていると役に立つ「スケールとモード」について分かりやすく解説していきます。


スケールを覚えることのメリット


・作曲やアレンジの幅が広がる
・アドリブ演奏が出来るようになる
・楽曲イメージに沿ったアレンジが出来る
・突然のキー変更に対応できる




スケールとは?


スケールとは「1オクターブ内にある音の並び方」のことです。

1オクターブ内には12種類の音があり、それらを規則性のある音の間隔で並べたものです。


例えばCメジャースケールの場合は

C・D・E・F・G・A・Bの7つの音が
全・全・半・全・全・全・半の間隔で並んでいます。(全音は半音二つ分です。)



この音と音の間隔が重要で、どの音からスタートしてもこの並び方なら「メジャースケール」となります。

メジャースケールは7つの音を使いましたが、必ず7つという訳ではなく、有名な「ペンタトニックスケール」は5つの音だけを使って並べたスケールです。

CDEGAの5つの音で
全・全・1音半・全・1音半の間隔で並んでいます。(1音半は半音3つ分です。)


このように、色んな組み合わせで規則性に従って音を並べると「〇〇スケール」といった音階が出来上がるわけです。


スケールの使い方


スケールは音楽における相対的な尺度として使用できます。

曲のキーやコードの種類によって使えるスケールは限られているので、それらに対応したスケールを使用することで、アボイドノートにさえ気を付ければ、基本的には音を外すということな無くなります。

※教則本でも、スケールを覚える際はまずペンタトニックスケールを覚えると良いとされていますが、先ほどの アボイドノート を省略した形になっているので、一番安定した音階になっているといえます。


スケールは相対的に使えるので、たとえば歌のキーが高くてCメジャーからBメジャーにキーを変更したとしても音の並び方は変わりません。

Bからスタートして
全・全・半・全・全・全・半 と音を並べます。

メジャースケールを覚えていればそのまま半音下にずらせば対応できるので非常に便利です。


スケールの持つ性質


使用するスケールによって楽曲に与える雰囲気も変わってきます。

例えば日本だと沖縄の琉球音階や


インド音階


先ほど紹介したメジャーペンタトニックも「中国音階」の一種で、そういわれてから聴くと一気にアジアンテイストに感じると思います。



このように使用するスケールによって楽曲に与える雰囲気も変わってくるので、楽曲イメージにあったスケールをチョイスするということも、アレンジにとって重要になってきます。


モードとは?


続いて「モード」についてなのですが、スケールよりも古くから存在する概念で、 現在の「キーの上でメロディーが演奏され、コードで伴奏する」という形が確立する以前から使われていました。

民族的な音楽でチャーチ・モード(教会音楽)として使用されていたのですが、キーやスケールの調性の登場により一時は完全に姿を消しました。
しかし、現代のモードジャズの登場で再び利用されるようになり、「モード」という概念が注目されるようになりました。


モードスケールは以下の7つに分けられます。

・アイオニアン
・ドリアン
・フリジアン
・リディアン
・ミクソリディアン
・エオリアン
・ロクリアン


チャーチモードは分かりやすくいうと、メジャースケールの各音を主役とみたてて作られるコードスケールのことです。


例えば

Cを主役にすると

C・D・E・F・G・A・B
全・全・半・全・全・全・半

アイオニアンスケール

第二音のDを主役にすると

D・E・F・G・A・B・C
全・半・全・全・全・半・全

で、ドリアンスケールとなります。


レラティブモードと呼ばれ、結局はCメジャースケールの音と変わらないのですが、このようにチャーチモードでは各音に焦点を当てて考えるというのが重要となります。


それぞれの特徴音と呼ばれる各モードを特徴付ける音というものもあり、モード感を演出することができます。
モードを取り入れ、ダイアトニック内の「調性に縛られている」感じから抜け出すという方法でアレンジの幅を広げることも可能となります。


モードという音楽概念


モードに関して「いまいち具体的な使い方が分からない・・・」という方が多いと思いますが、まずは使い方を知る前に、そもそもモードというのは音楽の一つの「概念」だということを理解することが重要です。


例えば、ジャズバラードな雰囲気の楽曲でロックでよく使われるパワーコードを取り入れようとしても、そもそもパワーコードというものはロック特有の歪みギターの響きをシンプルにする為に作られた概念なので、これをジャズバラードに取り入れたところであまり意味をなさないということです。

つまり現代のPOP音楽やEDM等のデジタルミュージックにおいて、調性音楽以前の「モード」の概念が必要かと言われれば、実際はそうでもないということです。


モードの使い方


では、具体的な使い方についてです。


現代のロックやジャズにおいて、各コード上で使えるコードスケールとして利用されています。

Cメジャーダイアトニック進行の曲においては、Cメジャースケールの音を使うことで安定した響きを得られますが、コードに対しての音の役割が不明確になりやすく、単調になりやすいと言えます。


例えば、
CM7→Dm7→G7→CM7という進行の場合

CM7→アイオニアン

Dm7→ドリアン

G7→ミクソリディアン


とモードを使い分けることで各モードの持つ特性を取り入れ、より調性感を強めるという意味合いもあります。


パラレルモード


もう一つはパラレルモードという考え方で、モード自体を「調」として捉え、調性感を曖昧にする方法です。

主役の音をダイアトニックのトニック音として捉えて、モード内の音を利用してフレーズやコードを作成することで、ダイアトニックにはない独特の響きを得られます。

それぞれのモードは第3音の持つ役割の違いで、メジャー系とマイナー系に分けることができます。

メジャー系

・アイオニアン
・リディアン
・ミクソリティアン

マイナー系

・ドリアン
・フリジアン
・エオリアン
・ロクリアン


これらを使用して、Cメジャー上でCリディアンを使ったり、Dマイナー上でDエオリアンを使ってアレンジをします。


メジャーやペンタトニックスケールに飽きたら、モードの概念を取りいれることで、一味違ったアレンジを加えることができるようになります。



以上、スケールとモードについてでした。



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