ジミヘンドリックスが使った5つのコードフォーム
永遠のギターヒーロー、ジミヘンことジミ・ヘンドリックス。ロックギタリストの神的存在であり、超大物アーティストたちに影響を与えたのはもちろん、当時から半世紀を経た今もなお、歴史上最も偉大なギタリストとして支持され続けています。
左利きでありながら右利き用のギターを逆さまにして構え、歯で弾いたり背中に回して弾いたり、ライブ中にギターに火を放つ等の派手なパフォーマンスを披露することでも有名です。
今回はそんな伝説的ギタリスト「ジミヘンドリックス」がよく使っていた5つのコードフォームをご紹介します。
A
ジミヘンドリックスはトライアドのメジャーコード、マイナーコードを演奏するときには、親指でルートノート押さえるコードフォームを使用していました。
小指が自由に動かせるコードフォームなので、テンションノートを追加したり、アレンジを加えるのにも最適です。Bold As Loveを初めとするさまざまな楽曲で登場します。
E7#9
このコードはジミヘンコードとして有名なコードフォームで、人気楽曲「Purple Haze」でも使用されていました。
オープンEをルートノートとした#9が追加されたドミナント7thコードで、#9は通常はマイナーコードに使われる♭3度の音を1オクターブ高くして演奏されています。
G#m7
60年代サウンドを彷彿とさせるコードフォーム。難しそうに見えて意外と押さえやすい形になっています。
「Angel」という楽曲で使用されており、E♭を下に配置した形にすることで少し浮遊感のあるサウンドが印象的。
A/C#
メジャー3度のC#がベースに配置されたAメジャーコードの形です。
「All Along the Watchtower」のイントロで登場するコードで、G#m7と同じようにジミヘンドリックスっぽさを演出する要素として、転回系を使ったコードがよく使用されている印象です。
Asus2
この3弦をミュートしたsus2トライアドのコードフォームはスライドさせることでA以外でも使用できます。
sus2コードはコード進行の中で高い緊張感を生み出すコードで「Little Wing」の曲中ではコード進行の中でメロディーフレーズを演奏するときに使用されています。