【伝説のドラムマシン】Roland「TR-808」発売40周年記念!
日本が世界に誇るドラムマシン「TR-808」が発売から40周年がたちました。
それを記念し、RolandはTR-808をRoland Cloudプラグインスイートで利用できるようにし、8月31日まで無料トライアルを提供しています。
新しいパッチコレクションも含まれており、TR-808 Dark Techno Raw LoopsとTechno808。これを利用するには、無料のRolandアカウントにサインアップする必要があります。
また、RolandによるビートメイクアプリZenbeatsにも、2つの新しいサウンドパックが登場します。
「808」は、70のオーディオループ、3つのSampleプリセット、1つのフル808キット、5つのパターンを含むパックが期間限定で無料提供されます。
日本が世界に誇るサウンド
TR-808は3年間しか生産されていないにもかかわらず、過去40年間に数多くのジャンルやアーティストに影響を与えてきました。
40年前の1980年に生産された機材ですが、現在でも世界トップチャートの多くの楽曲に使用されており、世界で最も使用されている音源サンプルとしても有名です。
Roland「TR-808」の歴史
Roland TR-808は、正式に2年間(1980~1982)製造されました。
約12,000台が製造され、日本のイエローマジックオーケストラなどの早期導入者からのサポートを受けましたが、商業的な成功とは見なされませんでした。
1982年に競合他社のLinnDrumが発売され、アナログからデジタルサンプルベースのドラムマシンへとトレンドがシフトしました。TR-808はその時が過ぎ去ったかのように見え始めましたが、終焉はほんの始まりにすぎませんでした。
TR-808が廃止されると、TR-808本体が中古店に流れていき、リスクテイクとルールブレイクを好む若いアーティストが飛びつきました。
80年代半ばになると、808サウンドは電子音楽シーンに深く埋め込まれるようになりました。
それから徐々に808を使った音楽は世界中のパーティーを愛する人々に刺さりました。シカゴからデトロイト、マンチェスターからマイアミまで、そして現在に至るまで多くのアーティストにも愛され続けています。
エレクトロ、ポップ、ソウル、ヒップホップ、テクノ、ハウス、トラップ、マイアミベースなど。
TR-808は、長年にわたっていくつかの本当に驚くべきトラックの中心にあり、同様に異常なほど多様な音楽ジャンルに使用されています。
40年間に渡り、808が使用されたいくつかの楽曲のプレイリストです。
40年前の日本の技術力が、今もなお世界中の音楽に貢献しているのは誇らしいですね。
→Roland 公式サイト
808ベースのミキシングテクニック【Hip-hop, Trap】
【Trap】トラップビートの作り方!簡単な5つのステップ【HipHop】