【無料】Valhalla「Supermassive」プラグインがver2.5.0アップデート!新しい2つのモードを搭載
最高の無料リバーブプラグインと呼び声の高いValhalla「Supermassive」のリリースから2年半が経ち、最新のバージョン2.5.0をリリースしました。
今回のアップデートで"Scorpio"と"Libra"という2つの新しいリバーブ/ディレイ モードが導入されました。
両方ともシンセ、ギター、ボーカルなどに最適なリバーブ効果を得ることができます。Scorpioはプリディレイが短いため、ルームのような小さいスペースのリバーブです。反対にLibraはホールリバーブのように巨大なので、アンビエントミュージックに最適です。
Scorpioモード
Valhallaによると、Scorpioは既存のGeminiモードに似た特性を持っており、速いアタックに、エコー密度が急速に高まるリバーブ効果を与えます。Scorpioのフィードバック経路は、DENSITYが低いGeminiとは大きく異なり、複雑なピンポンディレイのように聞こえることがあります。
Scorpioは微妙な変化のように見えますが、実際には大きく異なります。Scorpioの持つ複雑なフィードバックパスは、多くのステレオ幅と、よりオープンな周波数応答を生み出し、さらにHighEQフィルターをフィードバックパスに組み込むことで、高周波数が時間とともに減衰するリアルなリバーブ サウンドを作成できます。
Libraモード
Libra モードは、Scorpioよりもアタックがやや遅く、自然な減衰を伴う豊かなモジュレーションリバーブに最適なモードです。WARPとDENSITYパラメーターが両方ともゼロの場合、表示されるDELAYの長さの4倍のディレイ効果に聞こえることがあります。
WARPを上げると、バランスの取れたモジュレーションを備えた、非常に豊かなリバーブ効果を得ることができます。DENSITYは、より短いループを加えることで、リバーブのアタックとディケイを滑らかにするのに役立ちます。Libraモード内のすべてのディレイ信号は、フィードバックパス内のLow EQフィルターとHigh EQフィルターによってフィルター処理されます。
18のオリジナルリバーブ/ディレイアルゴリズムを搭載
ValhallaSupermassiveは2020年5月に最初にリリースされ、当時は8つのオリジナルのエコー/リバーブモードを備えていました。それ以来、アップデートにより10モードが追加され、現在では合計18のモードを搭載した無料のリバーブプラグインとなりました。
リリース当初は通常の空間系エフェクトでは再現できないような、カオスな音響効果が得られることで、飛び道具的なポジションのエフェクトでしたが、アップデートを繰り返して、より実用的な音響効果が得られるようになってきている印象です。
※さらに詳しいアップデート内容はValhalla公式ページをご覧ください。