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歌モノを作曲する際に役立つ5つのヒント【DTM】

2021年3月25日

歌モノ

歌モノを作曲する際に役立つ5つのヒント【DTM】

「歌モノ」音楽とは、ボーカルが入った音楽のことで、特に歌メロが主体となっている楽曲全般のことを指し、反対にボーカルが入っていない音楽のことをインスト楽曲と言います。

邦楽では歌モノ系の人気が高く、これから作曲を始めようと思っている方にとっても、ギターやピアノといった伴奏楽器が一つあれば作曲して披露することも可能なので、歌モノから作りはじめる方も多いかと思います。

そこで今回は歌モノ楽曲を作曲する際に気を付けるべきことについていくつかお話します。

歌モノとその他ジャンルの作り方の違い

歌モノ

歌モノとインストを含むその他ジャンルの作曲面での大きな違いは、なんといっても「ボーカリスト」の存在です。

音楽というのはリズム、ハーモニー、メロディー、音色といった様々な要素で成り立っており、ドラム、ピアノ、ギターのような楽器を使ってそれらを上手く表現します。

インストのような楽器のみの場合は、すべての要素が良いバランスで混ざりあうことで素敵な音楽が生まれるのですが、ボーカルがいる歌モノ音楽ではすべての要素をボーカリストを引き立てる為に使用することになります。

1. キーと音域

キーと音域

キー設定はボーカルに合わせることが一般的です。
もちろんボーカリストは生身の人間なので、歌える音域には人それぞれ個人差があります。

楽器だと出せる音域というのは楽器ごとに決まっていますが、ボーカリストは一番低い音と一番高い音はどこまで出るのかということをあらかじめ把握しておく必要があります。

さらに、男性ボーカルなのか女性ボーカルなのか、一番心地よく響く音域や、盛り上げるために最高音をサビに持ってくるようにするといった工夫が必要になります。

自分で歌う場合はいいのですが、作曲者が別でいる場合には必ずボーカルの音域を把握して、キーを設定するようにしましょう。

2. メロディーフレーズ

メロディー

ギターやピアノはチューニングをして音程が12音階で固定されているので「ド」を押せば必ず「ド」の音がでますが、人間が発声する場合はボーカリストごとにピッチの安定度というのは大きく変化します。

フレーズに関しても楽器で作ったメロディーだとボーカリストにとっては歌いにくかったり、音程を取るのが難しかったりすることもあるので、なるべく鼻歌でメロディーを作成するか、実際に声に出しながら作成することをオススメします。

特にインスト系の音楽を聴きこんだり、楽器を長年やっていると音数の多いテクニカルなフレーズになりがちなので、なるべくキャッチーでシンプルなメロディーになるように意識して作成しましょう。

3. ブレスを作る

メロディー

これもボーカル経験の無い楽器演奏者やDTMerが歌モノを作曲したときにありがちなのですが、ブレス(息継ぎ)ポイントがほとんど無いということです。

エレキギターやバイオリンのようなサスティーン(音の持続音)の長い楽器をやっていると、音符の詰まった休符の少ないメロディーになりがちです。

あと、自宅で小声でささやきながらメロディーラインを作っていると、実際に声を張って歌うとかなりしんどかったりもするので、なるべく実際に歌うときに近い環境で作成することも重要です。

4. 語呂に気を付ける

語呂

メロディーには言葉が乗るということも意識しながら、なるべく言葉のリズムや発声しやすい単語を載せるようにするとメロディーがさらに輝きます。

特にサビの最高音の部分では歌詞の意味の繋がりよりも、歌いやすさを重視するほうが良い結果が得られやすいです。

理想はメロディーと歌詞を同時進行で作ることですが、作曲者と作詞者が別の場合はその辺りも相談しながら曲を書いていく必要があります。

5. ボーカル以外は伴奏楽器

伴奏楽器

始めにも言いましたが、歌モノ音楽ではボーカルと歌メロが最重要になります。

すべての楽器アレンジもボーカルにとって縁の下の力持ちになるように、歌があるセクションでは常にバッキングポジション(伴奏楽器)である必要があります。

イントロで特徴的なリフがあったり、ギターソロのようなボーカル以外が目立つセクションも必要ではありますが、ボーカルが歌っているセクションでは基本的には一歩後ろに引くようなイメージでアレンジを考えるとスッキリとした楽曲になります。

まとめ

歌モノを作曲する際に役立つことについてお話しました。

  1. キーと音域
  2. メロディーフレーズ
  3. ブレスを作る
  4. 語呂を気を付ける
  5. ボーカル以外は伴奏楽器

特に楽器奏者が作曲をする場合には自分の担当楽器が目立ってしまいやすいので、少し大げさではありますが、リスナーはボーカルしか聴いていないぐらいの意識を持って制作すると良いバランスになるかと思います。

ボーカルが作曲を担当する場合にも今回の内容はあてはまるので、制作の際の参考にしてみてください。

以上、「歌モノを作曲する際に役立つ5つのヒント【DTM】」でした。


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