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エレキベース録音の為の7つのヒント


エレキベース録音の為の7つのヒント


今回は自宅でDAW等を使用してエレキベースを録音するためのやり方を解説します。

基礎的な内容にはなりますが、プロのトラックのような迫力あるベースサウンドにならなくて困っている方は、見落としている部分もあるかと思うので、一度今回の内容を実践してみてください。

1. チューニング

Tuner


低い音は音程感が掴みにくいというのと、基本的に和音を弾くことがないのでエレキギターに比べるとズレていることに気付きにくい楽器でもあります。

ミックス内で他の楽器と混ざった時にはわずかなピッチのズレでも、全体が濁って気持ち悪くなるので、レコーディング中も定期的にチューナーを使ってチューニングを挟むようにしましょう。

2. 必要であれば弦を交換する

ベース弦


新品の弦は倍音が豊富なので、古くなっている場合には必要に応じてレコーディングの前に新しい弦に交換しておきます。

特にラウンドワインドは非常に明るいトーンになり、これにより多くのフィンガーノイズとフレットノイズが発生する可能性があります。オールドスクールといったジャンルの場合には有効ですが、太い重低音が必要な場合はフラットワインドをおすすめします。

なるべくレコーディングの2~3日前に交換して弦を慣らしておくと、ノイズの軽減、ピッチが安定します。

3. DI(ダイレクトインサート)ボックスを使用する

DIボックス


低音を録音する最も簡単な方法は、コンソール、オーディオインターフェイスに直接接続することです。

DIを使用することで機材間のインピーダンスの違いを調節し、直接入力(=ダイレクトインサート)目的で用いられます。

これによりすっきりとした深みのあるトーンが得られますが、多くの場合さらにアンプを通してエッジとパンチを加えます。DAWを使用した宅録の場合にはベースアンプシミュレーターを使用し、実機の場合DI信号とマイクアップされたアンプの両方を録音しミックスします。

この方法を使えば、DIからのクリーンで丸い深さとミッドレンジのエッジ感のある両方の長所を生かすことができます。

4. 低音に適したマイクを使う


ベースアンプをマイク録音する場合は、通常のマイクよりもローエンドをより多くキャプチャすることができるマイクを使用してみてください。

ベースの録音には一般的にダイナミックマイク使用され、定番のSM57でもいいですが、低周波数応答を備えたマイクの方が適しています。

Sennheiser 421やキックドラムによく使われるAKG D112がおすすめです。低音の楽器用に特別に調整されたバンプアップレスポンスを備えています。

d112


よりニュートラルで、ベースに必要なローエンド部分とアタック部分が拡張されているため、最高のサウンドを得ることができます。


5. 位相に気を付ける


上記のようなDIとマイク録りした音をミックスして使用する場合には位相のズレに気を付ける必要があります。

マイクとアンプスピーカーの距離に応じて、DIよりもマイク録りしたトラックはわずかに遅れて録音されます。

このようにほんの少しずれることで、トラック同士の位相がぶつかり合い、一般的なヘッドホンやイヤホンに採用されているノイズキャンセルのような効果が発生してしまいます。

Bass 位相
上向きの波形と下向きの波形がぶつかる


音量が小さく鳴ったり、こもったような弱々しいトーンになってしまうので、波形の向きが同じになるように修正を加える必要があります。

逆位相のベース
正位相のベース


6. リミッターとコンプレッション

コンプレッサー


アナログ楽器のダイナミックレンジ(音の強弱)は広く、特に低音楽器はミックス内で一定の音量感をキープする必要があります。

特にスラップ奏法や激しいピッキングを用いる場合には、リミッターを使ってポップノイズや飛び出した波形をピーク処理し、コンプレッサーを使ってダイナミクスをコントロールします。

正しくリミッターとコンプレッサーを使って圧縮を加えることで、音の粒が揃うのとサスティーンが稼げるので、非常に安定したベーストラックを入手できます。

ベースのコンプレッサーエフェクター おすすめ5選【人気製品】

7. VSTプラグインで強化する

ベースアンプシミュレーター


最高のベーストラックが録音できた場合でも、VSTプラグインを使用してミックスダウンのためのベーストーンの強化と修正を行います。

基本的なEQ処理とコンプレッサーを使用して修正を行い、サチュレーションプラグインやアンプシミュレーターを通して倍音を強化することができます。

最高のドライ音を収録できていれば、プラグインソフトウェアの場合には後からリアンプで好きなようにサウンドメイクが行えるので、この点はデジタルの強みとなります。

まとめ


ベース録音のやり方について7項目に分けて解説しました。

  1. チューニング
  2. 必要であれば弦を交換する
  3. DI(ダイレクトインサート)ボックスを使用する
  4. 低音に適したマイクを使う
  5. 位相に気を付ける
  6. リミッターとコンプレッサー
  7. VSTプラグインで強化する

適切なトーンと適切な録音テクニックを習得したら、あとは演奏に集中するだけです。

それでは最高のベースレコーディングを。

以上、「エレキベース録音の為の7つのヒント」でした。


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