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EQ(イコライザー)を使って不要な音をカットしよう

2020年2月3日

イコライザーの画像


EQ(イコライザー)を使って不要な音をカットしよう


ミキシングや音声編集において、重要になるのがEQを使ったノイズの除去や不要な音のカット作業です。

EQの基本的な使い方に関しては 【FL Studio】Fruity Parametric EQ 2の使い方 をご覧ください。


今回はオーディオやギターアンプについているような、音質変化を目的としたイコライジングではなく、マイナス方向のカットやピーク処理についてお話します。


不要な帯域をカットする

ハイパスとローパスを使って不要な帯域をカットする


各楽器にとって不要な周波数帯域をすべてバッサリとカットするやり方です。

ほとんどのパラメトリックタイプについている「High Pass」や「Low Pass」を使い、必要ないと思った帯域をすべてカットすることで、楽器間の住み分けを行います。


例えばバンド編成の場合、ギターやピアノの100Hz以下の音はほとんど必要ないとされているので、すべてカットすることでベースの為にスペースを空けてあげます。

あとはスネアの胴鳴りの部分が150~250Hzの色んな楽器がひしめき合う場所にいて、抜けてこないことが多いので、Q幅を細めに設定し、ピンポイントで他の楽器をカットしてあげることで、スネアが抜けてきます。

スネアの芯の部分


このようにそれぞれの楽器にとって重要な音域を見極めて、そこが他の楽器にとって不要である場合は思い切ってカットしてしまったほうが結果的によくなることが多いです。

ゆずり合いの精神は大切です。


耳障りな音を探す方法


Q幅を細くしたトークンを持ち上げて、横にスライドさせることで耳障りなポイントを探します。

左右にスウィープする


共鳴音のような、かなり不快な音なので分かりやすいと思います。

単体だとそれほど気にならなくても、楽器が重なり合うことで耳障りな音が目立つので、必ずやったほうがいい作業です。

最近のデジタルシンセや音源サンプルはノイズが少なく不快な音も少ないのですが、オーディオ録音(ギターのマイク録りやボーカルのような生モノ)された音源は、かならず耳障りな音がいくつか発生しているので、複数のノッチ処理を行うこともあります。

ノッチを使って不快な部分をカット



ダイナミックEQ

ダイナミックEQ


ダイナミックEQとは、スレッショルド機能が搭載されたEQのことです。

分かりやすくいうと「指定した音量以上の音だけをカットしてくれる」とても便利なEQです。


有名所でいうとボーカルの「さしすせそ」の歯擦音の除去によく使われるディエッサーエフェクトもダイナミックEQの一種です。

ディエッサーの画像


耳障りな音が一定の音量レベルを超えた瞬間だけカットしてくれることで、不必要な音の減衰を避けれるので、より高度なカット処理が可能になります。


サイドチェイン

サイドチェインの画像


更に高度なカット処理方法として「サイドチェイン」というテクニックを使用します。

サイドチェインを使用すると、例えばスネアが打ち込まれた瞬間にだけカットするといったようなEQのオートメーション化が可能になります。


少し設定が複雑なのでDAWごとにやり方が変わってくるとは思いますが、今回は筆者所有のFL Studioで説明します。



まず、スネアのトラックに「Fruity Peak Controller」を挿し込みます。

Fruity peak controllerの画像


続いて、カットするトラックに「Fruity Parametric EQ 2」を挿します。

Fruity parametric EQ 2の画像


カットする側のEQを開いて、スネアの周波数にトークンを合わせて、「Link to controlloer」を選択します。

スネアの周波数に合わせて、右クリックしてLink to controller


Internal Controllerを「Peac ctrl - Peak」を選択。

peak ctrl - peakの画像


続いて、Peak Controllerの設定です。

Peak部分のパラメーターの設定を以下のようにしてください。

パラメーターの画像


カットする幅は「VOL」ノブで変更できるので、お好みに合わせて設定してください。

これでスネアに合わせて、自動的にカットされるようになります。


サイドチェインのテクニックは色々と応用が効くので是非マスターしましょう。




以上、「EQ(イコライザー)を使って不要な音をカットしよう」でした。



【FL Studio】Fruity Parametric EQ 2の使い方

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