エレキギターの価格の安いシールドケーブル5選【コスパ重視】
まず「安くて良質なシールドをオススメする理由」について軽くお話します。
さっそく、ギターシールドの役割なのですが
「ギター本来の音をいかに劣化させずにスピーカーに伝達できるか」
です。
音の伝達は引き算
良いギターシールドを使えば音が良くなると思っている方もいるかと思いますが、 音は良くなりません。
電気信号の伝達は基本的に引き算です。
例えば、ギター本来の音を100とした場合に
「性能が95」のシールドを2本使ってアンプに伝達したとき
90の音質がアンプのスピーカーから出力されます。
これを仮に予算が無いからとの理由で、エフェクターのパッチケーブルに安物の「性能が50」のシールドを1本使用すると
音質が一気に40まで落ちてしまいます。
実際はここまで極端では無いですが、基本的には引き算です。
特にコンパクトエフェクターを大量に並べている場合、ギターからアンプまで繋がっているすべてのシールド(パッチケーブルを含む)を高級なものにするにはかなりの出費となります。
シールドだけに高価な投資をするよりも、ギターやアンプの基礎性能を上げることも同じくらい音質向上において重要です。なので、シールドにはなるべく安価で性能の高いものを使い、劣化を防ぎつつアンプまで繋ぐことが大切なのです。
安くて性能の高いシールド
安いシールドは探せばたくさんあるのですが、安い分メーカーによっては品質が悪かったり、耐久性がないものも多くなってくるので注意が必要です。
以下にコストパフォーマンスに優れている、良質なギターシールドを5つ紹介するので是非参考にしてみてください。
最新版はこちら→【コスパ最強!】安くて高品質なギター用シールドケーブル5選(2022年最新)
CANARE G03
ギター用シールドケーブルのスタンダードとして有名です。
Gシリーズがギターに特化した製品で、それ以外の汎用品であるLCシリーズもあるのでお間違えのないように。
コスパ面で考えると、これを超えるギターシールドは無いでしょう。
価格、音質、耐久性に非常に優おり、プロのミュージシャン、スタジオから音響機器まで幅広く使用されています。
Providence LE501
Providenceから何種類かシールドを販売していますが、こちらのSilver Link LEシリーズが一番リーズナブルなシールドになっています。
低価格帯のシールドにしては非常にノイズが少なく、クリアで抜けのいいサウンドが特徴です。
ストラトやテレキャスとの相性はバツグンです。
CAJ / Custom Audio Japan
CAJケーブルは非常にシンプルな作りになっており、原音に忠実でギター本来の持つサウンドの再現性が高いです。
出音はプレゼンス(超高音)が持ち上がり気味で「アタック感」「音の立ち上がり」が非常に優れています。
足元のコンパクトエフェクターでサウンドメイクしている方にオススメです。
BELDEN #9395
個人的にもっともおすすめのシールドがこちら「BELDEN #9395」です。
10年ぐらい愛用していて、当時は3mで8000円ぐらいしたのですが、最近はかなりリーズナブルな価格になっています。
ロック向けのシールドで、ギターの一番おいしい周波数帯域がグイっと持ち上がり、音の輪郭や存在感が増します。
さらにメタル寄りのローミッドのボトムを強調したい方は、#8412の型番をオススメします。
VOX ギターシールド
見た目が特徴的なVOX製のシールド。
ややチープな印象を受けますが、「Amazonの楽器カテゴリー売上ランキング1位」を獲得したこともある非常に信頼性の高いシールドです。
クラシックロックを得意とするので、カッティング奏法やジャズ & ブルース向けです。
以上です。
コスパの高いシールドで劣化を最小限に防ぎつつアンプまで繋ぐのが音質向上のコツです。
それぞれパッチケーブルも販売してるメーカーもあるので、ググってみてくださいね!