無料の高品質シンセサイザーソフトおすすめ15選
シンセサイザーソフトには、デジタルならではの多彩な音色と、様々な合成スタイルによる独自のトーンを備えており、ゼロから自分でサウンドを作成したり、ファクトリープリセットから気に入ったサウンドを使用することで、簡単にプロ品質のサウンドを入手することができます。
そんな万能楽器として現代のDTMにおいて必須ともいえるシンセサイザーソフトですが、予算の限られている個人プロデューサーにとっては、少し高価な買い物である場合があります。
そこで今回は予算を抑えたい方に向けて、無料で使える高品質なシンセサイザーソフトをいくつかご紹介します。
Vital Audio Vital
Vitalは無料のシンセサイザーの中でも、間違いなく最も先進的なシンセの1つです。
モーフィング可能なサンプルサウンドをオシレーターとして使用する「スペクトルワーピング」ウェーブテーブルシンセであり、有名所のSE〇UMと似ていることから国内でも注目を集めています。
他の無料シンセとは一線を画しており、洗練されたUIと、オーディオレートモジュレーション、ステレオLFO、複数のフィルターモデル、MPEコントロールなどの高度な機能を備えています。
もちろん無料でも利用可能ですが、課金することでさらに多くのサウンドを使用することができます。
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→最強フリーシンセ「Vital」の使い方【DTM】
Vember Audio Surge
Surgeは2000年代後半に有料プラグインとしてリリースされましたが、無料のオープンソースプラグインとして再登場した後、再び注目を集めました。
Surgeはバーチャルアナログ、ウェーブテーブル、FMサウンド生成の要素を組み合わせたハイブリッドエンジンを備えたシンセサイザープラグインです。
オープンソースである利点を活かし、コミュニティ開発の恩恵を受けることができます。最近のアップデートにより、インストルメントのルックアンドフィールが大幅に更新され、エフェクトの改善、MPE互換性、ユニゾンモード、新しいフィルターモデルなどの機能が追加されました。
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Synth 1
Synth1は、Clavia Nord Lead 2 Red Synthをモデルにしたソフトウェアシンセサイザーです。2つのOSC、FM変調、リング変調、同期、変調エンベロープ、4種類のフィルター、歪みを搭載しています。
Synth1には無料のシンセの中でも非常に人気のシンセサイザーで、プリセットも多く用意されています。
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VK-1 Viking Synthesizer
VK-1 Viking Synthesizerは、古典的なモノフォニックアナログシンセサイザーのエミュレーションです。
3つの連続可変ウェーブオシレーター、デュアルローパスまたはハイパス/ローパス構成の2つのラダーフィルター、マルチウェーブLFO、および2つのモジュレーションバスが搭載されています。
228個のプリセットが用意されていて、図太い低音と豊かなリードサウンドが特徴です。
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Noise Engineering Freequel Bundle
Freequel Bundleには、2つの強力なシンセサイザーとディストーションプラグインが含まれています。斬新でユニークな外観と雰囲気、独自のサウンドを備えています。
1つ目のシンセサイザーはSinc Iterモジュールに基づいたSinc Vereorです。クラシックな波形からパーカッション用のノイズまで、3つのサウンド生成モードと、6つの位相オフセットオシレーター用のモードがあります。
2つ目は、ベース、ハーモニクス、SuperSawサウンド用の3つの独自のアルゴリズムを備えたVirt Vereorです。どちらのシンセにも、ADSR エンベロープ、アンプ、マルチモード フィルター、ビンテージ コーラスを含む「Vereor」ダイナミクス セクションがあります。
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VCV Rack
VCVラックは完全なバーチャルモジュラーシンセサイザーとして機能します。
本質的にはカスタマイズ可能なモジュラーシンセのデジタル版ですが、複数のオーディオチャンネルをミックスしてエクスポートし、完全なトラックアレンジメントを作成するために使用することもできます。
独立タイプのシンセサイザーとして、VCVラックには多くの魅力が含まれており、完全にオープンソースです。
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Fangled Audio Pendulate
Pendulateは、全く新しいダブル・ペンデュラム・オシレーターを使用したカオスなサウンドを得意とする、モノシンセです。
ダブル・ペンデュラム・オシレーターで生成された波形は強力なモジュレーションエンジンによって変調され、動的にローパスゲートを通過します。
これまでにない独特なカオティックサウンドを楽しむことができます。
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OB-Xd
OB-Xdは、ポリフォニック・アナログ・シンセサイザーOberheim OB-Xをベースにした無料シンセサイザーです。
2つのオシレーター、LFO、フィルター、2つのEGといった非常にシンプルな仕組みになっていますが、強力なモジュレーション機能を備えているため、様々な音色を作り出すことができます。
ランダムにデチューンを加えて音圧を上げる機能も付いており、オリジナルよりもよりパワフルな設計になっています。
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Helm
Helmは強力なモジュレーションを備えた、無料のポリフォニックシンセサイザーです。
Helmはオープンソースであり、 GNUオペレーティング・システムを採用しており、ソースコード形式でプログラムを改良したり、そのままのコピーを再配布することもできます。
開発者だけでなく、利用者もソフトを改良することが可能です。
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Dexed
Dexedは、YAMAHAのDX7をモデルにしたオープンソースのプラグインシンセです。
Dexedは、DX7のMIDIカートリッジライブラリ/マネージャーでもあり、1つのパネルから144個のDX7パラメーターを使用できます。
音色プリセットが豊富なのも、無料にしてはお得感がありますね。
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Lynx
Lynxは、強力なWave Editor、Drawable Waveforms、および2つのStacked Unison Oscillatorを備えたサブトラクティブシンセです。
機能はいくつか制限されていますが、それでも無料にしては十分といった感じで、サウンドプリセットも1000以上用意されています。
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Zampler
Beat Zamplerは、Synapse AudioのDuneシンセサイザープラグインに基づいたフリーウェアサンプラーワークステーションです。
SFZパッチを読み込み、REXループをインポートし、マルチモードフィルター、3つのLFO、3つのADSRエンベロープ、複雑な変調マトリックスなどの追加機能を備えています。
9つの高品質ライブラリをダウンロードすることもできます。
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Tunefish 4
Tunefish 4は、加算/ウェーブテーブルシンセです。
Tunefish 3のほぼ同等のパワーを備えた代替品として開発されましたが、互換性がなく、異なる合成アルゴリズムを使用しています。
このシンセは、DemosceneグループBrain Controlが64kイントロ「Turtles all way down」のために開発したもので、VST / AUとして利用できます。
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Podolski
Podolskiは、無料のシンプルで動作の軽いアナログシンセサイザーです。
1つのオシレーター、1つのフィルター、1つのエンベロープ、1つのアルペジエーター/シーケンサーがあります。
ポリフォニック(最大16ボイス) 、アルペジエーター、 4つのエンベロープモード とフィルターを備えており、シンプルですが、簡単に高品質のサウンドを作成できます。
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TAL-Noisemaker
TAL-Noisemakerは、3つのオシレーターと2つのLFOを備えたアナログ/減算シンセサイザーです。
リバーブ、コーラス、シンプルなビットクラッシャーエフェクトを備えた小さなエフェクトセクションが含まれています。
機能には、フィルターとボリュームADSR、4つの自己共振オーバーサンプリングフィルター、モノおよびポリモードのポルタメント、等が搭載されています。
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まとめ
無料の高品質シンセサイザーをご紹介しました。
- Vital Audio Vital
- Vember Audio Surge
- VK-1 Viking Synthesizer
- Noise Engineering Freequel Bundle
- VCV Rack
- Fangled Audio Pendulate
- OB-Xd
- Helm
- Dexed
- Lynx
- Zampler
- Tunefish 4
- Podolski
- TAL-Noisemaker
すべて無料で使用することができ、中には有料級に匹敵する性能を持つシンセサイザーも含まれています。
どれも即戦力となること間違いなしなので、気になる製品があれば詳細ページからダウンロードして使用してみてください。
以上「無料の高品質シンセサイザーソフトおすすめ15選」でした。