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イコライザーエフェクターの使い方【ギタートーンを整える】

ギターイコライザー


イコライザーエフェクターの使い方【ギタートーンを整える】


イコライザー(EQ)はギタートーンをより細かく調節するために使われる便利なツールです。

一般的なギターアンプについている「TREBLE・MIDDLE・BASS」と同じような効果が得られますが、より細かい周波数帯域に分けて調節することができ、より深いサウンドメイクが可能になります。

イコライザーを正しく使用するには、ある程度の経験やサウンドに関する知識が必要なので、他のエフェクターと比べると少し扱いが難しい部類に入ります。

正しく使用することができればこれまで以上に洗礼されたギタートーンが手に入るので、今回の内容を実践して、イコライザーの使い方をマスターしましょう。

イコライザーエフェクターの使い方


ギターエフェクターの場合、一般的に7~10Bandのグラフィックイコライザーが採用されることが多いです。

グラフィックイコライザー


グラフィックイコライザーはそれぞれの周波数帯域が視覚的に分かりやすく、直感的な操作ができるようになっているので、イコライザー初心者の方にもおすすめできる製品です。

それぞれのつまみを上方向に動かすとブースト下方向に動かすとカットなのでとても簡単に扱うことができます。

機種にもよりますが、ゲインで入力信号を調節、ヴォリュームで最終的な音量を調節します。

次に、つまみごとの周波数帯域の持つ特性を解説していきます。

  • 30~60Hz : サブベース。ベースの領域なので通常はカットする場合が多いです。
  • 60~150Hz : ロー。ブリッジミュート奏法で「ズンズン」と鳴っている部分。
  • 150~800Hz : ローミッド。音の芯が含まれている音域、削り過ぎるとペラペラした音に。
  • 800~1.5kHz : ミドル。ギターにとっておいしい帯域、しかしボーカルと被るので削ることが多い。
  • 1.5~3kHz : ハイミッド。バンドアンサンブルにおいて重要な帯域、ジャキジャキ感。
  • 3~6kHz : ハイ。ギターのきらびやかさ。こもっている場合にはこの辺りをブースト。
  • 6kHz~ : プレゼンス : ピッキングニュアンスやエアー感を調節。

ざっくりこんな感じです。
ギターのつまみや、他のエフェクターとの兼ね合いをみて好みの音に近づけましょう。

機種によっては「フィルター」と呼ばれる機能も備わっており、ハイパスフィルターは設定値以下の低音をカットする効果で、ローパスフィルターは設定値以上の高音をカットします。

おすすめのイコライザー設定方法


実際にはイコライザーをいじっても、いまいち効果が実感できないという方も多いと思います。

そんな方におすすめの設定方法が「まずは極端な設定にして変化を確認する」という方法です。

耳が鳴れるまでは細かい周波数帯域の変化を判断するのは難しいので、はじめはつまみを極端に大きく動かしてみて、それぞれの帯域の変化を確認します。

やり方は、イコライザーの設定フラット(±0)な状態にしてから、つまみごとに大きく動かしてみて音の変化を確認します。

グラフィックイコライザー



こうすることで周波数帯域ごとの音質の変化が分かりやすくなるので、なるべく耳で覚えるようにします。

例えば
・ブリッジミュートで刻みながら200Hz周辺のつまみを一番上まで持ち上げると、「ズンズン」した音だけが大きくなります。
・カッティング時に3kHz周辺を持ち上げるとピッキングによる「シャキシャキ」感だけが大きくなります。


このように周波数帯域ごとのサウンド特性を覚えることで、抜けが悪いと感じたときにどうすればいいか、耳に突き刺さるようなハイを削りたい、といった場合にどこのつまみを調節すればいいかということが判断できるようになります。

人気のイコライザーエフェクター


最後に定番の人気イコライザーエフェクターをご紹介。

MXR M108S 10 Band Graphic EQ


イコライザーエフェクターのベストセラー製品であるMXRの「M108S」

ノイズリダクション回路とトゥルーバイパスが搭載されているのでノイズが少なく高音質です。
10バンドとレンジも広く、ベーシストにも人気があります。

BOSS GE-7


こちらも安定のBOSS製品のイコライザー。

ギターに必要な100Hzから6.4kHz間に絞ってブースト・カットできる7バンド・イコライザー。

シンプルなノイズ・カットやハウリング対策にも効果的で、レベル・コントロールは音質を最優先の独立アンプ方式を採用。

まとめ


イコライザーは完璧に扱うまでには少し慣れが必要ですが、ワンランク上の音作りには欠かせないエフェクトです。

ギターアンプのつまみだけでは調節できないような細かい音作りが可能になるので、レコーディングやミックス&マスタリングのようなプロの音作りの現場では必須のエフェクトとなっています。

イコライザーについてされに詳しく知りたい方はEQ(イコライザー)の種類とその使い方について【DTM】の記事も参考にしてみてください。

以上、「イコライザーエフェクターの使い方【ギタートーンを整える】」でした。


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