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個人ミュージシャンが自分で音楽をリリースするまでの流れ【作曲アイディア編】

2022年3月31日

作曲アイディア

個人ミュージシャンが自分で音楽をリリースするまでの流れ【作曲アイディア編】

前回の個人ミュージシャンが自分で音楽をリリースする方法【作曲準備編】に引き続き、今回は実際にトラックメイク時に役立つ具体的な作曲アイデアについてお話します。

作曲のやり方というよりは創造性を刺激するようなトピックになっているので、作り手の特定の音楽ジャンルやスタイルに従ってこの記事の内容を活用してみてください。

頭の中の音楽アイディアを形にする

音楽アイディア

作曲するにあたって、無限に湧き出てくる音楽アイディアの中から選りすぐって採用する人もいれば、単一のアイディアをもとに一つ一つの音楽パーツを組み立てていくタイプの人まで様々です。

重要なことは満足のいく音楽アイディアが生まれたら、それらをテンプレートとして、他にどんなトラックが必要なのかを考えて、すでに作ったものをベースに新しい要素を生み出して、プロジェクトを前に進めていくことです。

必要以上にアイディアが湧き出てくるのも素晴らしいですが、新しい斬新なアイデアに気を取られすぎて、今作っているプロジェクトを完成させることができなかったり、カッコいい要素が詰まりすぎてメリハリのないトラックになってしまう可能性があります。

制作中のプロジェクトに合わないアイディアが浮かんだら、思い切って削除するか、別の楽曲で使用するためにファイルに保存しておくことをおすすめします。

音楽アイディアを生み出す方法

制作中のプロジェクトに合ったアイディアを生み出すことは、時には頭を悩ませることもあります。

ここからは実際に作曲アイディアを生み出す方法についていくつかご紹介します。

ジャムセッション

ジャムセッション

個人クリエイターでも、バンドアンサンブルでも、楽器を手に取り、感覚にまかせてしばらく即興で演奏し続けることで、最高のアイディアが見つかることがよくあります。

バックトラックに合わせて即興で演奏することは、誰もが簡単にできることではありませんが、可能であればアイディアを生み出す為の最高の方法の1つとして挙げることができます。

自分の得意な楽器以外にも、普段とは違う楽器で演奏することでまったく異なる音楽アイディアがひらめくこともあるので、余裕がある方は色々な楽器を触ってみることもおすすめします。

演奏が得意でない場合は、シーケンサーを使用してアルペジエイターや打ちこんだMIDIのランダムマイズ(自動化)を使うことでも同じような効果が期待できるので、試してみてください。

ランダマイズ

もちろんジャム中はすべてを録音して、必要なポイントのみをコンピングすることで自分の楽曲にあった要素のみをピックアップすることができます。

ループサンプル素材を使う

作曲の創造性を刺激するための方法として、特定のループ素材を元に、そこから派生させる形で様々なトラック要素を追加していくことです。

何もない状態からアイディアをひねりだすよりも、基盤となる音楽素材があるほうが遥かにアイディアは生み出しやすいので、サンプリングされたループ素材(リズム、コード、メロディー)は、作曲をスタートさせるきっかけ作りとして効果的です。 

音源素材はそのまま利用するのもいいですが(ロイヤリティーフリーに限り)ピッチやBPMを変更してリサンプリングすることも可能です。

海外では既存曲のサンプリングも積極的に行われています。権利関係のクリアリングが大変ですが、可能であれば最高のインスピレーションを得るきっかけになります。


他のプロジェクトを参考にする

主要となるDAWであればプロが制作したデモプロジェクトが開けたり、ネットを探せばプロジェクトファイルを公開しているクリエイターの方もたくさんいます。

そういった既存楽曲のプロジェクトファイルは「アイディアの宝庫」です。特に人気アーティストのプロジェクトファイルは既に世間に認められたアイディアがたくさん詰まっているので、是非ともチェックしておきたいところ。

また、ボツとしてフォルダの奥に眠っている自分の楽曲も、時間がたてば意外と新しいアイディアがひらめくこともよくあります。次のトラックの開始点としてや、音楽要素を探す手がかりとして利用してみましょう。

作曲に役立つアレンジヒント

ここからはより実践的な作曲テクニックをいくつかご紹介します。

※以前に書いた編曲アレンジに悩んだ時に役立つ9つのヒントの記事でもアレンジアイディアが思い浮かばないときに役立つ方法について執筆しているので、あわせてご覧ください。

ループさせる

ジャンルにもよりますが、現在のメインストリームの楽曲のほとんどは「ループ」によって構成されています。

4コードを始まりから終わりまでずっと繰り返すことも珍しくなく、リズムパターンも同じフレーズをループして使用されている楽曲が多くあります。

特にヒップホップやテクノ、ハウスといったジャンルでは、同じパターンを複製し、8小節目の終わり、16小節目の終わり、とセクションの節目でアレンジを加えることで変化させています。

※優れたループ素材を入手したい方は海外の「Loopmasters」というサイトが人気なので、おすすめです。

コードにアレンジを加える

シンプルなトライアドコード(3和音)コードにいくつかの音を追加して、サウンドにさらに深みを加えることができます。

トライアドの上に7度、9度、11度のテンションノートを足すことで、コードトーンによりスパイスを加えることができます。 

コードアルペジオを取り入れる

アルペジオとはコードの構成音を一音ずつ順番に弾いていく奏法のことで、リズム感や深みを演出するのに最適なテクニックです。

DAWを使っているのならアルペジエーター機能を使うことでタイミング、音域幅、パターンなどの様々な設定が可能です。

オブリガード

コールアンドレスポンス

オブリガードはさまざまな音楽で使用されている昔ながらのテクニックであり、現代のエレクトロ系のジャンルであっても非常に効果的です。

2つのトラックを作成して、メインとなるメロディー楽器に応答する形で2番目のトラックを鳴らすことで、主旋律を引き立てる役割があります。

コール&レスポンス、カウンターメロディーと呼ばれることもあります。 

派手なエフェクトを活用する

プラグインエフェクトの中には、現実では起こりえないような派手なサウンドに仕上げることができる製品もいくつかあります。

通常とは異なる変わったサウンドが欲しい時や、良いアイディアが思い浮かばないときに使用すると、思いがけないトリッキーなひらめきが得られることがあります。

まとめ

作曲アイディアを生み出したり、頭の中にあるイメージを実際に音楽として形にすることは、時には苦痛を伴うこともあります。

どうしても思い浮かばないときにはコーヒーを飲んだり、シャワーを浴びて頭の中をリフレッシュさせることも重要です。そして、思いついたアイディアはスマホに録音したり、今は使わないアイディアもとりあえず保存しておくことで、あとで役に立つこともあります。

今回の内容を参考にしながら、最高の音楽アイディアをもとにたくさんの楽曲を作成してみてください。

以上、「個人ミュージシャンが自分で音楽をリリースするまでの流れ【作曲アイディア編】」でした。
次→個人ミュージシャンが自分で音楽をリリースするまでの流れ【アレンジメント編】


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