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作曲を始める時にまず覚えるべき3つの要素

2020年9月25日


作曲を始める時にまず覚えるべき3つの要素


↑今回の内容の音声配信です。


今回はこれから作曲を始めようと思っている方に向けて、そもそも「曲ってどうやって作り始めるの?」という疑問にお答えします。

音楽の三要素と呼ばれているメロディ・ハーモニー・リズムと呼ばれる要素のうち、メロディとリズムは感覚的に作れてしまうのですが、ハーモニーに関してはある程度の音楽知識が必要となります。


例えば
「お風呂場で鼻歌を歌っていたら良い感じのメロディーが出来た!」


これを誰かに聴かせる為の音楽にするには、メロディーに対して伴奏となるコードをつけることで、綺麗に響き合うハーモニーが生まれるのですが、ここがまず作曲の第一歩目となります。

今回はその為の3つの要素である

  • コード
  • コード進行
  • メロディ

について詳しくお話ししていきます。


コード


作曲にとって必要なのはほんの少しのひらめきと、ひらめいた時にこれを曲にしたい!という気持ちです。

お風呂場でひらめいたメロディーを「曲」にまで昇華させてくれるのが、様々な楽器を使うことで作れるコードと呼ばれる和音です。


お風呂場の鼻歌から始まった何気ないメロディーが、ギターやピアノという楽器の力が加わることで音楽になり、それをネットで公開すると世の中の人の耳に届き、感動を呼ぶことすらあると思うと素晴らしいですよね。

楽器をはじめよう


メロディーに伴奏を付けるのにはピアノやギターのような和音を鳴らすことができる楽器をはじめてみましょう。

コードブックやネットで調べながらもっとも基本的なダイアトニックを使った※三和音(トライアド)コードを覚えることができれば、ロックやフォーク、POPSのようなストレートな印象の楽曲を作れるようになります。

※三和音(トライアド)
ルート音、三度音、五度音で構成されたコード。
例えばドをルートとした場合は、ドミソの三和音構成となる。


さらに四和音やテンションノートの音を加えていくと、より複雑な響きが得られるのでジャズやファンク、映画で使われるような壮大な音楽も作れるようになります。


このように様々なコードを覚えることで、アイデアの引き出しとして溜まっていくので、ひらめきが舞い降りてこない時や、制作に煮詰まってきたときに大きな助けとなってくれます。


コード進行

コード進行


コードを覚えたら次にコードを進行させる必要があります。

Cコードの次はFコード、Fコードの次はGコードのように「こう進むと綺麗に聴こえるよ」というセオリーがあるので、ここも少し勉強する必要があります。

このC→F→G→Cの流れをケーデンスといい、コード進行の基盤となるので覚えましょう。

C=トニック、F=サブドミナント、G=ドミナントとコードにはそれぞれ役割があり、ストーリー性があります。

トニックはここに帰ると落ち着く家のような場所
サブドミナントは少し緊張感のある、学校や職場のようなイメージ
ドミナントは夕方の公園、仕事終わりの居酒屋のようなそろそろ家に帰りたくなる場所です。


この中でも最も重要なのが、ドミナントからトニックに戻ったときの安定感です。
終止形とも言われ、ほとんどの楽曲がこれで落ち着きます。

ただし定番過ぎる流れなので、あまり多用すると飽きられてしまうので、代理コードやツーファイブという手法を使ってリハーモナイズすることで様々なコード進行を組み立てていくことができます。

メロディ

バイオリンメロディー


すべて鼻歌でもいいのですが、1曲まるまる鼻歌で作るとなると難しいですし、メロディーに統一感が無くてリスナーの頭に残りません。

天才でもない限り、何十曲も作っているとアイデアの泉が枯れてしまって、単調な同じようなメロディーしか作れなくなることもよくあります。


そこで楽曲の顔となるモチーフメロディーを作って、それを発展させていく方法が効果的です。

繰り返しとストーリ性のあるメロディー


音楽というのはどんどん展開しているように思えて、意外と「繰り返し」が基本です。

コード進行でも言いましたが、基本的にはケーデンスを繰り返しており、セクションごとにアレンジを加えています。

メロディーも同じで、1つのメインとなるメロディーをセクションごとに起承転結をつけてストーリーを描いていくと、統一感が生まれて、聴く人の頭にも残りやすいのです。

メロディーモチーフ


4小節ぐらいの短いメロディーパターンに変化を加えながら進行していくイメージで作っていくと、楽曲全体でみると統一感のあるキレイなメロディーになりやすいです。


※さらに具体的なメロディーの作り方知りたい方は過去の記事でも紹介しているのでこちらをご覧ください


メロディの大枠の形だけではなく、音価の長さやコードとの関係性を意識しながら作っていくと、さらに高度なメロディーラインが作れるようになります。


まとめ


作曲を始める時にまず覚えるべき3つの要素についてお話しました。

  • コード
  • コード進行
  • メロディ

感覚だけでも作曲ができないこともないですが、まったくゼロの状態から作曲を始めるには、この3つについて覚えておくとスムーズに制作が進むので、よりクオリティの高い楽曲や感動を与えたい場合には意識してみてください。


以上、作曲を始める時にまず覚えるべき3つの要素でした。


作曲に必要な基礎知識【音程、音階、和音】

作曲初心者が気を付けるべき5つのこと

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