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ギターを始めたらすぐにでも覚えたい3つの音楽理論

ギターを始めたらすぐにでも覚えたい3つの音楽理論

ギターに限らず、楽器を始めると目にするのが「音楽理論」です。言葉だけ聞くと「音楽理論って難しそう…」と感じる方も多いとは思いますが、いきなりすべてを覚える必要はなく、基本的ないくつかの内容を学ぶだけで、ギター演奏がもっと楽しくなります。

深堀りすると少しハードルが高く感じるかもしれませんが、基礎を理解すれば、弾きたい曲に挑戦したり、アドリブでかっこいいフレーズを奏でたり、作曲までできるようになるかもしれません。

そこで今回は、エレキギター初心者の方でもすぐに理解できて、演奏に役立つ音楽理論を3つ厳選してご紹介します。

1. ドレミファソラシド→CDEFGAB

ギターを始めて教則本や動画を見ていると、学校で習ったドレミファソラシドがあまり使われておらず、「C」コードや「G」コードといった英語による音名が使われいることに気付くかと思います。

実は「ドレミファソラシド」は日本で使用されている音の読み方で「CDEFGAB」は世界共通の音名の読み方です。どちらで覚えるべきか、絶対的な正解はありませんが、英語表記の「CDEFGAB」で覚えることをおすすめする理由はいくつかあります。

  1. 共通音名
    英語は世界共通の言語であり、「CDEFGAB」は世界中で最も多く使われている音名です。楽譜や教則本を読む際や、日本でもギタリストのほとんどは英語表記が一般的になっている為、ギタリスト同士のコミュニケーションを取る際にも役立ちます。
  2. コードネームとの関連
    コードネーム(C、G、Amなど)は「CDEFGAB」の音名と対応しています。例えば、CメジャーコードはC、E、Gの音で構成されています。このように、英語表記で覚えることでコードネームと音名の関係を理解しやすく、構成音の把握にも有利になります。
  3. 音楽理論の学習
    音楽理論を学ぶときにも「CDEFGAB」の音名を用いて、スケール(音階)やコード(和音)について説明されていることが一般的です。そのため、音楽理論を学ぶ上で、「CDEFGAB」の音名を理解しておくことは重要です。

将来的に音楽を深く学びたい、海外の音楽に触れたいと考えているのであれば、「CDEFGAB」で音名を覚えることをおすすめします。

ギターで役立つ音楽理論【わかりやすく解説】

2. 音と音の間隔

音楽において、音と音の間隔である「度数」を理解することで、音楽をより深く理解し、表現する上で欠かせません。基準となる音からどれくらい離れているのか?といった「相対的」な音感覚を知っておくことで、コードやスケールの構成を学ぶ基礎となります。

また、音程における「全音と半音」の関係は、ギターのフレットボードを把握する上で役立ちます。例えば、ギターのフレットボードでは、1フレット進むと半音上がり、2フレット進むと全音上がります。この知識は、コードを押さえる際や、スケールを練習する際に役立ちます。

また、この全音と半音の組み合わせ方で様々なスケール(音階)が作られています。スケールは作曲において基礎的な部分になるので、コードの仕組みの理解やアドリブ演奏をする際にも役立ちます。

例えばCからスタートして「全・全・半・全・全・全・半」という音の並びにするとメジャースケールになり

Cメジャースケールの音の並び方(明るい雰囲気)

「全・半・全・全・半・全・全」という音の並びにするとマイナースケールになります。

Cマイナースケールの音の並び方(暗い雰囲気)

音と音の間隔の違いとその並べ方によって、色んな雰囲気の音楽を生み出すことができるようになっています。このような一連の音の並びのことを「スケール」と呼び、色んなスケールを覚えることで、楽曲の雰囲気やコード進行を理解しやすくなり、より音楽を深く楽しむことができるようになります。

【ギターに役立つ音楽理論】スケールとコードの関係性を理解する為の5つのヒント

3. メジャー(明るい)とマイナー(暗い)の違い

前項の全音と半音の響きの違いを理解することで、音楽の表現力を豊かにすることができます。全音は明るく開放的な響きを持ち、半音は暗く緊張感のある響きを持つなど、それぞれの音程が持つ特徴を活かして、感情や情景を表現することができます。

例えば、Cメジャーコードの「C・E・G」のうち、Eの音を半音下げるとCマイナーコードとなり、暗い緊張感のあるサウンドになります。

これらを理解して使い分けることができれば、以下のような色んな音楽的メリットがあります。

1. 作曲やアレンジ

メジャーとマイナーを使い分けることで、楽曲に変化や展開を生み出すことができます。例えば、Aメロをマイナーキーで作り、サビをメジャーキーにすることで、曲に盛り上がりや高揚感を与えることができます。メジャーとマイナーの違いを理解することで、より効果的な作曲やアレンジができるようになります。

2. コード進行の理解

メジャーとマイナーは、コード進行にも影響を与えます。例えば、同じコードでも、メジャーキーとマイナーキーでは、そのコードが持つ役割や響きが異なります。メジャーとマイナーの違いを理解することで、コード進行の仕組みを理解し、楽曲の構成を分析できるようになります。

3. 音楽ジャンルの理解

メジャーとマイナーは、様々な音楽ジャンルで使い分けられています。例えば、ポップスやロックではメジャーが多く使われる一方、ブルースやジャズではマイナーが多く使われます。メジャーとマイナーの違いを理解することで、それぞれの音楽ジャンルの雰囲気や特徴がわかるようになり、より深く音楽を楽しめるようになります。

ダイアトニックコードとは?【作曲に役立つ音楽理論】

まとめ

ギターを始めたらすぐにでも覚えたい3つの音楽理論についてお話しました。

音名を英語表記で覚えることで、世界共通の音楽言語を理解でき、全音と半音の違いを理解することで、ギターのフレットボードやスケールの理解につながり、演奏表現の幅を広げることができます。そして、メジャーとマイナーの響きの違いを理解することで、楽曲の雰囲気や感情表現を豊かにし、作曲やアレンジ、コード進行の理解、音楽ジャンルの理解にも役立ちます。

これらの音楽理論は、ギター演奏の上達だけでなく、音楽をより深く楽しむためにも非常に重要です。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ理解していくことで、これからのギターライフはますます充実したものになるでしょう。

以上、「ギターを始めたらすぐにでも覚えたい3つの音楽理論」でした。


実際にギタープレイに役立った4つの音楽理論

作曲初心者の為の音楽理論ガイド

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