繰り返すだけで速弾きが上手くなるギターフレーズ【3 note per string C major scale】
指板上のコードトーンを覚えるのに便利な概念が「CAGEDシステム」だとすると、スケールを覚えたり、速弾きフレーズの構築に便利な概念として「3 note per string」があります。
スケールを覚えるのが苦手だったり、覚えたけどフレーズにするのが難しい場合に、今回の「3 note per string」を活用すれば指板上の好きなポジションでフレーズを拡張することができます。
3 note per stringとは?
3 note per stringとは指板上のスケールブロックを各弦ごとに横に3つ配置してできるパターンのことです。
最小限の指使いで、上下3オクターブにまで拡張できることで演奏速度の向上や滑らかなフレージングを作りやすいので、リードギタリストやメタル系の速弾きギタリストに人気です。
7つのブロック
3 note per stringの概念を使用するとメジャースケールにおいて、3つのごとに横に並べた場合7つのブロックに分けることができます。
7つのブロックに分割することで、メジャースケールが持つ7つの各音程からスタートすることができるのでモードを使った音使いの理解も進みます。
上の図だと、上から順にFアイオニアン、Gドリアン、Aフリジアンといったようにメジャースケールの中でもスタートさせる音の度数によって印象は大きく変わります。
3 per note stringを使った練習方法
3 note per stringのスケールシェイプを使って練習することで、ピッキング、フィンガリングのエクササイズにもなるのでおすすめです。
左手は人差し指から小指まですべてを使って、右手はオルタネイトピッキング(またはエコノミーピッキング)をキープするようにすると効果的です。
始めはミスしないぐらいにまでテンポを落としてから練習を始めて、慣れてきたら徐々にテンポを速くする練習方法がおすすめです。
練習のヒント
- テンポ
ミスしないテンポから始めて、30秒ぐらいを目安にノーミスなら5BPM上昇させます。テンポを上げてミスするようなら前のテンポに戻ります。 - 音程
ただ無意識に弾くよりも、音の度数を把握しながら演奏することでより音楽の理解も深まります。 - キー
一つのキーに慣れたら別のキーでも練習してみましょう。さらに同じキーでも6弦ルートのパターンと5弦ルートのパターンごとに覚えると実践でも役に立ちます。
以上、「繰り返すだけで速弾きが上手くなるギターフレーズ【3 note per string C major scale】」でした。