
マイナーコードの基礎知識について
こちらの記事は前回の続きです。
前回のメジャーコードに対して今回は「マイナーコード」について解説していきます。
コードの発展形
コードの発展形であるマイナーコードについてなのですが
一般的に、メジャーコードは明るい響き、マイナーコードは暗い響きを持つと言われています。
暗いというと少しマイナスイメージを持つかと思われますが、現在の音楽トップチャートでも非常に数多くマイナーコードが使用されています。
マイナー=あまり使われていないという意味ではないので誤解のないように。
コードの雰囲気だけでいうと、こういった感じです。
どうですか?
暗いというよりは、切ないや悲しい、幻想的といったほうがしっくりくるかもしれません。
マイナーコードの作り方
前回説明したトライアドの真ん中の音(3度の音)を半音下げたものがマイナーコードとなります。

こうすることで、切ない響きになり、バラード調の曲にぴったりです。
ピアノロールとかで見るとシンプルなことなんですが、ギターの場合押さえ方の難易度が一気に上がってしまう場合もあります。


っていう方も多いと思います。

※ちょっと余談なのですが、ギターを始めた頃に、コードブックを広げて
「Cメジャーができたから、次はCマイナーを覚えよう!」
って思う方も多いかと思いますが、実際の作業中に「CメジャーをCマイナーに変換する」という行為がまずないので、
Cメジャーを覚えたら次は同じダイアトニックコードである、Aマイナーを覚えるほうが効率的です。
・作曲に役立つ音楽理論(ダイアトニックコード編)
筆者自身もギターを始めた頃は、コードブックを見てよくわからないからとりあえずたくさんのコードを覚えようと必死でしたが、今思えばあまりやらなくてよかったかなと思います。。。
マイナーコードの使い方

マイナーコードの仕組みが理解できて、次に気になるのが「マイナーコードを楽曲中でどうやって使うの?」という点です。
暗くしたい場面で好きにメジャーコードをマイナーコードに変えてしまえばいい、というような単純な話ではなく、ここからは少し音楽理論が絡んできます。
マイナーコードを上手く楽曲に取り入れるにはダイアトニックやコード進行といった「作曲をする為に必要な知識」を学ぶ必要があり、先ほど言った「Cメジャーを覚えたら次はAマイナーを覚えるほうがいい 」
このことも具体的には平行調といって、楽曲のキーというものが関係してきます。
まとめ
ここまで、メジャーコードとマイナーコードについてお話しましたが
今の段階では「そういうコードの種類があるんだな」程度でも大丈夫です。
ここからはたくさんのコードを覚えるよりもまずは、作曲に必要な楽曲のキーについて理解することの方が上達への近道だと思うので、その辺りの話は別記事のキーの正しい決め方【作曲に役立つ音楽理論】にて解説しているのでご覧ください。
今回の内容を動画でも配信しています。
以上、マイナーコードの基礎知識についてでした。