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【DTM初心者必見!】クリアなミックス作りに欠かせない5つの要素とは?

クリアなミックス

【DTM初心者必見!】クリアなミックス作りに欠かせない5つの要素とは?

音楽制作において、ミキシングは非常に重要な作業です。ミックス工程は、録音された各トラックの音量や音色等をバランスよく混ぜ合わせ、より高品質な音楽作品にするプロセスです。

しかし、ミックス工程においては、様々な音が重なり合うことで、ノイズや不要な周波数が発生するため、クリアな音源に仕上げることは簡単ではありません。

そこで今回は、クリアなミックス作りに欠かせない3つの要素についてご紹介します。

1. EQを使った音質調整

EQ

クリアなミックスを達成する為に、EQを使った音質調整は欠かせません。

EQを使って、楽器ごとの不要な周波数をカットすることで、音の混ざり合いが少なくなり、よりクリアな音に仕上げることができます。

例えば、ハイパスフィルターを使って、ピアノやギターのような伴奏楽器の低音帯域をカットすることで、ミックス内の不要な低音を減らし、全体のクリアさを向上させることができます。

また、各楽器やボーカルの周波数帯域を調整することで、楽曲全体のバランスを調整することができます。

メインとなるボーカルトラックは中高音域を強調して、反対に他の楽器の帯域ではカットすることで、トラックごとに住み分けされた、綺麗なミックスに仕上げることができます。

イコライザー(EQ)の使い方を徹底解説【DTM】

2. 低音域の処理

低音

ミックスにおける低音処理は非常に重要であり、プロのミキシングエンジニア達も常にローエンド帯域の処理に注力しています。

低音成分が強すぎるとミックス全体が泥沼のようになり、逆に低音が弱すぎると曲が軽く、パンチの無い音源に聴こえてしまうこともあります。

例えば、キックドラムとベースの低音成分を処理せずにほったらかしにしていると、すぐに低域が飽和してしまい、ミックス全体が濁る原因になります。

適切なEQの設定や、サイドチェインコンプレッションの使用など、低域のマスキングを防ぐための処理を行う必要があります。

正しくローエンド処理を行う為には、最低限のシステムと音量が必要なので、自宅でミックスを行っている場合、ミキシング用ヘッドホンの導入か、目視できるスペクトラムアナライザーを使うことをおすすめします。

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3. 空間系エフェクトの処理

リバーブ処理

空間系エフェクトは、反響音を付与することで、トラックに壮大さや奥行きを加えることができる便利なエフェクトですが、正しく処理しないと音像がぼやけ、明瞭さが失われることがあります。

例えば、リバーブやディレイをかけると、音が反響して空間に広がっていく為、音の波形がより複雑になります。これにより、他の楽器に干渉するマスキングの要因となり、クリアさが損なわれることがあります。

これを回避する為には、エフェクト音に対しても上記のイコライジング処理や低音カット処理を施す必要があります。

EQ処理


空間系エフェクトは、Decayパラメーターで残響音の長さを正しく設定しないと、音の立ち上がりやトランジェント部分にも影響を与えるため、アタック感や生々しさが失われる可能性があります。

適切な設定や使い方をすることで、空間感を加えつつもクリアさを損なわず、音楽的に魅力的なサウンドを作り出すことができます。

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4. ダイナミクスコントロール

ダイナミクスとは、音の強弱の変化を指します。例えば、楽曲の中でAメロの静かなセクションと、大サビの盛り上がるセクションがある場合、その音量変化の差のことをダイナミクスと言います。

ダイナミクス

通常は、コンプレッサーと呼ばれるエフェクトを使って、大きな音を圧縮することで音の強弱を調整することができますが、コンプレッサーの使い方を間違えるとミックスがこもる原因にもなります。

よくある原因としては、過度な圧縮によって音のトランジェント(瞬間的な音の立ち上がり)が失われてしまうことです。音のアタック感や輪郭が無くなり、サウンドが後ろに引っ込んだような印象を与える可能性があります。

さらに、過剰に圧縮することで、ノイズや歪みが発生することもあるので注意が必要です。

5. パンニングと空間配置

空間配置

パンニングを使って、各楽器を左右のステレオフィールドに配置することで、音像を立体的に表現することができます。

適切にパンニングを行うことで、音源同士が重なり合わないように配置することができ、それぞれの音源が競合することなく、クリアに聴こえるようになります。※最近では、ドルビーアトモスミックスでさらに空間表現が向上しています。

パンニングエフェクトで左右、音量で前後、音域で上下、さらに、リバーブやディレイなどのエフェクトを使うことで立体的な音の広がりを表現することが可能です。

パンニング

適切に空間配置を行うことで、聴き手が音源の位置関係をイメージしやすくなり、よりリアルな音楽体験を味わうことができます。

まとめ

クリアなミックス作りに欠かせない5つの要素は以下の通りです。

  1. EQを使った音質調整
  2. 低音域の処理
  3. 空間系エフェクトの処理
  4. ダイナミクスコントロール
  5. パンニングと空間配置

これらの要素を適切に組み合わせることで、クリアで明瞭感のあるミックスを作ることができます。ただし、ミキシングは正解がないので、経験やセンスも重要な要素となります。

自分の音楽スタイルやジャンルを考慮して、正しいミキシング方法を試してみましょう。

以上、「クリアなミックス作りに欠かせない5つの要素とは?」でした。


濁ったミックスをクリアにするたった3つのこと【DTM】

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