MUSIC TOPIC

イコライザー完全ガイド | ジャンルごとの最適な音質設定【リスニング用】

イコライザー設定

イコライザー完全ガイド | ジャンルごとの最適な音質設定【リスニング用】

一般的なリスニング機器には「イコライザー」と呼ばれる音質調整機能が備わっており、正しく設定することで、キックやベースが持つ低音を強調したり、ボーカルを強調したりと、自分好みの音質にできる便利ツールです。

少し前に「Perfect」と呼ばれる最高の音質になるイコライザー設定なるものが流行りましたが、基本的には「最高のイコライザー設定」というようなものは無く、本来はスピーカーと音楽のジャンルに合わせて調節するのが正しい使い方です。

イコライザー設定のコツ

イコライジングは特定の周波数範囲をブーストまたはカットすることで、リスニング環境に合わせて最適化するプロセスのことで、プロの音楽制作でも行われる重要な工程です。

通常は人間の可聴範囲の約20~20,000Hzまでの周波数で使用しますが、年齢やその他の要因によって範囲が狭くなることもあります。

「音」の特性として、低い音ほど再生するのに多くの電力とより大きなスピーカーを必要とし、高い音は少ない電力と小さなスピーカーでも聴き取りやすいという傾向があります。

あとは各楽器が配置されている周波数帯域も考慮しながらイコライジングを行うと、理想の音質を入手しやすくなります。

各周波数帯域の詳細

  • 20~60Hz:超低周波数。サブベース、キックドラムが占める音域で、低音再生能力の高い機器が必要。
  • 60〜200Hz:低音域。ベースの低音部分キックの胴鳴りが響いています。
  • 200〜600Hz:低中域。ギターピアノ等の低音部分がなっています。多くの楽器の低音域が集まるポイント。
  • 600~3kHz:中域。ボーカル、ギター、ピアノ、シンセサイザー等。重要な楽器を配置する場所。
  • 3kHz~8kHz:中高域。ギターストリングス、シンセサイザーの高音域が含まれます。大きすぎると耳に刺さる不快感。
  • 8kHz~高音域 : 若い人は最大20kHz辺りまで認識できます。シンバル系のシャリシャリしたエアー感。


ジャンルごとの重要な楽器や、再生機器の特性なども考えながら調節するとオーディオ品質を格段に向上させることが可能です。

ここからはジャンルごとのおすすめ設定をご紹介。

※低音好きの方はこちら。
イコライザーを使って重低音にする為のおすすめ設定【リスニング用】

ポップミュージックに最適なイコライザー設定

ポップイコライザー

ポップミュージックは主にボーカルミッドレンジのサウンドを重要視します。

最近の特に洋楽や韓国のPOPSではかなり低音域が出てきている印象なので、中域の周波数を何よりもブーストし、サブベースの低い部分も強調しています。

ロックミュージックに最適なイコライザー設定

ロックイコライザー

ロックは高音域のエレキギターサウンドと、キック、ベースの低音域に重点を置いています。

「ドンシャリ」サウンドとも呼ばれるイコライジング設定で、激しめの楽曲との相性が良いのでメタルやダブステップのようなジャンルでも試してみてください。

EDMに最適なイコライザー設定

EDM イコライザー

EDMを始めとするダンスミュージックはキックの低音シンセサイザーの高音域を最も強調します。

EDMといっても幅広いですが、ボーカルが入っていないインスト楽曲の場合、500~1kHをもっと削ってもいいかもしれません。

HIPHOPに最適なイコライザー設定

HIPHOP イコライザー

HIPHOPでは「808ベース」と呼ばれるサブベースをメインとして扱う楽曲が多いので、超低音域をブーストすることをおすすめします。

ハイハットも他のジャンルと比べると非常に特徴的な為、4~8kHzをブーストするとビートのグルーヴ感が増してカッコよくなります。

アコースティックミュージックに最適なイコライザー設定

アコースティック イコライザー

アコースティックの場合は単一の楽器で演奏されることも多いので、足りない音域を補うようなイメージでブーストします。

例えばアコースティックギター一本の場合でも、低音弦の低い音や、弦をかき鳴らした時のエッジ感をブーストすることでレンジの広い音質にすることができます。

まとめ

ジャンルごとの最適な音質設定についてお話しました。

イコライザーはあくまで補助的に使用する為のツールであって、本質的に音を良くしたい場合は、スピーカーやイヤホン等の再生機器の品質を上げることのほうが重要です。

安価な再生機器でいくら周波数をブーストしても、耳障りな音質になったり、クリップノイズのような歪みの原因にもなります。

イコライザーは理想の音質に近づける為のツールとして、 お気に入りのジャンルに最適なイコライザー設定を楽しんでみてください。

以上、「イコライザー完全ガイド | ジャンルごとの最適な音質設定【リスニング用】」でした。


イヤホンやヘッドホンのエージング効果とやり方について

EQ(イコライザー)を使って不要な音をカットしよう

人気記事

1

人気VSTプラグインソフトおすすめ7選【DTM】 これからDTMを使った作曲を始める方に向けて、人気のあるおすすめプラグインソフトをご紹介します。海外の最大手プラグイン販売サイト「Plugin Bou ...

2

EDMの作り方【DAWを使った打ち込み方法】 DAWを使ったEDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)の制作は、シンセサイザーのようなソフトウェアの操作、各種エフェクト関連、ミキシングテクニック等、覚 ...

3

ヒップホップビートの作り方【Beat Making】 世界の音楽シーンはHiphop一色となっており、最近では国内のHiphopシーンでも海外プロデューサーのType Beatを使用した楽曲が目立つよ ...

4

はじめてのギターエフェクター【最初に揃えるべきはコレ!】 エレキギターを購入した後に必要になるのが、ギターのサウンドを変化させる為の「エフェクター」と呼ばれる機材。ギターの音作りにおいて必須の機材では ...

5

最新小型ギターアンプおすすめ7選【2020年版】 多くのギタリストは一番長くギターを触っている時間といえば自宅での練習時間ではないでしょうか?ライブで使用する機材などに予算を費やしてしまいがちですが、 ...

-MUSIC TOPIC
-

Copyright© TRIVISION STUDIO , 2021 All Rights Reserved.