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リズムギターの音色を改善する方法

バッキングギター

リズムギターの音色を改善する方法

リズムギターを効果的に鳴らすには、バンド内で伴奏ポジションだという認識を持ち、ボーカルやベース、リードギターといった他の楽器との音被りを極力避ける必要があるので、意外と音作りの難易度は高めです。

ギターが大きすぎてボーカルが聞こえずらくなっていたり、耳に刺さる嫌な音域が飛び出してしまったりと、不要なトラブルを回避するために、今回はリズムギターの音色を改善する為のいくつかの方法をご紹介します。 

アンプの設定を見直す

最高のリズムギターサウンドを得る為に最初にやるべきことは、基本に戻ってすべてをフラットな状態から始めることです。

アンプのつまみを12時にセットして、リバーブやコンプレッサーといったエフェクト類もすべてオフにします。音作りを開始するためのスタート地点として、すべての設定をフラットな状態から始めることは非常に効果的です。

もしアンプの機能を十分に理解していない場合は「ギターアンプのセッティングと音作りの基礎」を参考にしながら、音作りを開始してみてください。


フラットなつまみ設定からアンプの音作りを開始するときには、耳を使いながら各つまみを一つずつ調節して、音の変化を確認しながら行うのがコツです。

例えば「Trebleつまみをどれくらい右に回すと、どれくらい高音が増幅するのか。」ということを感覚的に身につけておくことで、環境や機材が変わったとしても、耳を使っての音作りができるようになります。

ゲインコントロールは慎重に

リズムギターに限らず、ギターの音作りに関してゲインコントロールは非常に重要な要素となります。

もちろん、最適なゲイン量は音楽ジャンルやスタイルよって異なりますが、基本的にはゲインを上げるほど音が潰れていき、音の芯が無くなっていく。ということを忘れないようにしてください。

メタルのようなハイゲインが特徴的なジャンルもありますが、過度な歪みはサウンド劣化に繋がる最も多い原因の一つです。

プロギタリストが奏でるダイナミックで迫力のあるギターサウンドの多くは、思っているよりも少ない歪み量で作られています。

ギターアンプのゲイン(歪み)を使って音作りする方法

リズムギターのトーンコントロール

トーンコントロールは通常はEQ(イコライザー)を使用して行います。アンプについているTreble、Middle、Bassのつまみや、EQエフェクターを使ってコントロールします。

  • Treble:高音の量をコントロールします。高いほどサウンドはシャープになり音が抜けてきますが、耳障りなハイが出る可能性があります。リズムギターにとって出過ぎた高音はあまりよくありません 
  • Middle:中音域をコントロールします。この帯域はギターにとって一番おいしい部分ですが、ボーカルやリードギターにも同じことがいえます。一般的にはやや削り気味に設定します。
  • Bass:低音量です。ロックではドンシャリと言われる低音と高音を強調したサウンドが好まれますが、ベースとの兼ね合いもあるので、ギター単体よりも全体で聞いてスッキリしたサウンドを意識しましょう。 

 
もちろんギター本体、シールド、エフェクター等の音色特性も考慮する為、ギタリストによって設定値は様々ですが、まずはボーカルや他の楽器と比較しながら、バンド全体で良いサウンドが得られるよう意識するとサウンドが改善されます。

コードボイシングを考える

リズムギターでは主にコード弾きを担当することになり、コードの音の積み方(ボイシング)がサウンドに大きく影響します。

例えば、ロックでよくみるルート音と5度を使ったパワーコードや歪み量が少ない場合はレンジの広いオープンコードやバレーコードがよく使われます。

さらには指板上のどの音域を使うか、トップノートを何の音にするかでコードトーンは変化するので、それに合わせてさらにトーンコントロールする必要性も出てきます。

エレキギターの場合は歪み量に合わせてコードアレンジすることが多いです。ディストーション等で歪みを加えたギターは倍音が豊富なので、あえてレンジの狭いパワーコードが用いられます。また、ピアノやシンセサイザーがアンサンブルに入っているかどうかも、ギターのコードボイシングを決める要素になります。


バッキングギター攻略!伴奏に使える4つのコードボイシング

エフェクターを活用する

エフェクター

アンプやコードアレンジだけでは満足いくサウンドが得られないという場合にはエフェクターペダルを使用します。

良いサウンドを得る為には大量の機材が必要という訳ではないので、足元のボードが複雑になりすぎないように、まずは1つか2つのエフェクターから始めることをおすすめします。

オーバードライブ、ディストーション

オーバードライブ

アンプコントロールだけでは満足できない場合は、歪み系のエフェクターを検討してみましょう

オーバードライブは真空管アンプを大音量で鳴らした時のようなドライブ感が得られ、ディストーションはより深い歪みが得られます。

追加の歪み系エフェクターは、歪みの質感、トーン、サスティーンをブーストして、より良いサウンドを生成するために使用されます。

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コンプレッサー

コンプレッサー

ギターの場合、カッティング等で強く圧縮してしたサウンドを目的として使用することが多いですが、本来コンプレッサーの目的は「音を圧縮することで、楽器の最大音量と最小音量の差を少なくする効果と、音の立ち上がり部分と持続音を調節すること」であり、非常に奥が深いエフェクターです。

また、ギターの音をアンサンブルの中で一歩引いたポジションで安定させるために、リズムギターでは軽く圧縮をかけることもあります。

※歪んだギターの場合は歪み自体が強い圧縮によるものなので、コンプレッサーでさらに圧縮するとのべっとしたサウンドになる可能性があるので注意しましょう。

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リバーブ

straymon reverb

リバーブは残響音を付与するエフェクターで、大ホールでライブしている時のような壮大なサウンドに仕上げてくれます。

リバーブを使うことでアンサンブルの中での馴染みがよくなり、自然と一歩後ろに引いたサウンドになるのでリズムギターとの相性はいいです。

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まとめ

リズムギターの音色を改善する方法についてご紹介しました。

ここまでご紹介した内容は機材に関するものですが、実際にはギタリスト自体のテクニックもギターの音色に影響を与える要因の一つです。

ブリッジミュートやカッティング等、リズムギターに適した奏法を取り入れたり、ピッキングの力加減でも出音に影響します。

コンプレッサーやリバーブに頼る前に、まずはギターのテクニックを磨くこともリズムギターの音色を改善する為には必要なことかもしれません。

以上、「リズムギターの音色を改善する方法」でした。


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