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【プロ御用達】DTMミキシングで本当に必要な5つのプラグインエフェクト

【プロ御用達】DTMミキシングで本当に必要な5つのプラグインエフェクト

DTMにおけるミキシングは、楽曲を作るときの重要なステップで、音楽の良さや音の聴こえ方に大きな影響を与えます。

このミキシング工程には「プラグインエフェクト」が必須ですが、市場にはたくさんの種類のエフェクトがあって、どれを購入していいのかわからないといった人も多いのではないでしょうか?

結局あれもこれもと購入したのはいいものの、気付けばまったく使っていないプラグインがフォルダーにたくさん眠っている…という状況になりかねません。

そこで今回は、ミキシングで本当に必要なプラグインエフェクトというテーマでお話していきます。

プラグインエフェクトの役割

プラグインエフェクト

プラグインエフェクトとはDAW機能を拡張してくれる外部ソフトウェアです。 スマホ本体に対して、後からアプリを追加して機能拡張していくようなイメージです。

プラグインは、音楽制作やオーディオ編集において重要な役割を果たします。これらのツールで、音声や楽器の音を変化させたり加工したりするために使用されます。

DAW自体にも多くの標準エフェクトが搭載されていますが、新しい機能を追加したり、追加で欲しい機能が欲しい場合にはプラグインエフェクトを追加する必要があります。

本当に必要なプラグインは実はそれほど多くない?

プラグインエフェクト

市場にはたくさんの種類のエフェクトや、様々な機能を持つ製品が多数リリースされていますが、実は内部の動作原理はほぼ同じというエフェクトもたくさんあります。

例えば、コンプレッサーやリミッター、サチュレーション等のドライブ系の動作原理は、圧縮によって音のダイナミクス(音量の変化幅)を調整することです。スレッショルドを超える音を減少させることで入力信号を圧縮して、必要に応じてクリップさせることで「歪み」を作り出します。

異なるプラグインだと思って購入しても、実は内部動作はほとんど同じで、コンプレッサー1台の設定次第で同じような効果を生み出せるということもあります。

ただし、製品ごとにユニークな特徴やインターフェイスの扱いやすさ等が異なるため、クリエイターは自分の好みや制作のニーズに合わせて選択することが重要です。

基本的には1台あれば十分

EQ、コンプ、リバーブ等、エフェクトの種類ごとに高性能な製品を1つ持っていれば、基本的には色んな場面で柔軟に対応することができます。

極端に安価な製品や、パラメーターが簡易化された製品は、あとあと追加の機能を求めて追加購入したり、理想とするサウンドを再現できずに使わなくなる。ということもよくあります。

ここからは、ミキシングにおいて重要度の高いプラグインと、エフェクトの種類ごとにプロフェッショナルご用達の高性能・多機能な製品をご紹介するので、購入時の参考にしてみてください。

1. EQプラグイン

EQを選ぶ場合、音質とインターフェイスの見やすさは重要です。透明性が高く、信号を歪ませずに狙った帯域を調整できるプラグインを選ぶことが理想です。

数あるエフェクト群の中でも、最も多くの製品がリリースされているであろうEQエフェクトですが、プロフェッショナルご用達といえば「FabFilter Pro-Q3」ではないでしょうか。

fabfilter pro Q3

FabFilter Pro-Q3は、最高クラスの音質、機能面に加えて、使いやすさと革新的なインターフェイスを備えたEQプラグインとして支持を得ています。

EQはミキシング&マスタリングの際に最もよく使用するツールであるため、高性能なものを1台もっていれば強力な戦力となること間違いなしです。

2. コンプレッサープラグイン

コンプレッサーは、EQと並んで音楽制作やオーディオ編集において非常に重要なツールです。リミッター系も原理は同じなのでここに入ります。

コンプレッサーに関しては、圧縮によるトーン変化の質感を求めて購入する人も多いので、一概に「コレ!」という製品を上げるのは難しいです。純粋なコンプレッション効果だけなら、基本的にはDAW付属のコンプレッサー&リミッターでほとんど事足りるかと思います。

FL Studio標準のリミッタープラグイン

この「Fruity Limiter」はFL Studio付属のリミッターですが、コンプ機能、サチュレーション機能と、ダイナミクス処理に必要な機能がほとんど搭載されています。

DAW付属のコンプに不満があり、追加で導入したい場合は「SSL Native X-Comp」は、プロご用達製品として人気があるのでおすすめです。

マルチバンドコンプ

洗練された非常に多機能なステレオコンプレッサーで、クラシックとモダンな圧縮スタイルに対応した柔軟なダイナミクス処理が可能です。

先述したように、圧縮の質感による好みはありますので、実際にサウンドを確認して検討してみましょう。

3. 空間系エフェクトプラグイン

リバーブディレイといった空間系エフェクトも代替えの効かない、独自のサウンドを提供しているので、一台は持っておきたいエフェクトの一つです。

リバーブに関してはリバーブの種類とその効果についてでも紹介したように、ルーム、ホール、チャンバー等、色んな種類の空間反響音があり、それぞれに特化した製品もありますが、最近では色んな空間をエミュレートしたコンボリューションリバーブやデジタルアルゴリズムを使ったリバーブが主流です。

Neoverb」や「Crystalline」といったデジタルリバーブを使えば、反響音の長さ、空間の広さ、トーンの質感などを自由に設定できるので、どんな楽器に対しても柔軟に対応することができます。

neoverb
iZotope Neoverb

最高の音質と直感的なワークフローを組み合わせることで、あらゆるミックスにすぐに対応できるリバーブサウンドが手に入ります。

最近の製品では、AI機能を使ってリバーブ成分によるマスキングを回避したり、最適なプリセット機能も豊富なので、初心者であってもプロフェッショナルなサウンドが簡単に作れます。

4. ボーカル処理系のプラグイン

ボーカルは楽曲の主役となることが多いので、クリアで高品位なボーカルサウンドは楽曲全体の質を高め、リスナーに良い印象を残す重要な要素です。

ここまで紹介したEQやコンプ、空間系をそのままボーカルトラックに適用することもできますが、ピッチ補正ソフトなどのボーカルトラック用に特化したエフェクトプラグインも多くあります。

ピッチ補正ソフトのMelodyne 5

音量感を調整したり、ハモりパートを作成したりと、便利なエフェクトがあります。

もちろんボーカリストの実力にもよるので、必須というわけではないですが、ボーカルトラックの重要性を考えれば導入する価値は高いです。

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5. マスタリングプラグイン

マスタリングは、音楽制作の最終段階で行われるプロセスであり、楽曲全体の音質を向上させて完成度を高める重要なステップです。

EQやコンプ、リミッターなどを使って処理を進めるのが一般的ですが、マスタリング時はより繊細な調整が必要なので、専用のプラグインを使用するプロフェッショナルの方も多いです。

Ozone 10といったマスタリングに必要なプラグインが一つにまとまったソフトウェアもあるので、個別に揃えるよりはかなりコスパは良いです。

ozone 10

全体の音のバランスをヒット曲や参考とするトラックにどのように積み重なるかを視覚化し、簡単にメータリングできたりと、マスタリングする上で便利な機能も揃っています。

最終的な音源の品質を左右するので、マスタリングソフトウェアは1台は入手しておくことをおすすめします。

まとめ

プラグインエフェクトは、DAWの機能を拡張し、音楽制作やオーディオ編集において重要な役割を果たします。多種多様なエフェクトが市場に存在しますが、内部の動作原理は同じことも多く、プロのクリエイターにとって本当に必要なプラグインは限られています。

より、プロフェッショナルなサウンドを追求する場合、一台の高性能なプラグインが十分であることが多いですが、クリエイターの好みや制作ニーズに応じて選択することが大切です。

プラグインエフェクトの特徴やインターフェイスを比較して、自身の音楽スタイルに合ったプラグインを選ぶことで、よりクリエイティブな音楽制作が可能となるでしょう。

以上、「【プロ御用達】DTMミキシングで本当に必要なプラグインエフェクト」でした。


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