ギターを始めて1年目で知っておきたかった5つのこと
ギターを弾き始めて15年以上経ちますが、今思えばギター初心者の頃に知ってればもっと早く上達できたのになと思うことが色々あります。
どんな練習していいか分からない方や、どうせやるなら効率よくギタートレーニングをしたいという方向けに、 ギターを始めて1年目で知っておきたかった5つのことをご紹介します。
※YouTube動画もあります。
1. リズム練習
リズムの大切さについてはこのブログでも何回も紹介していますが、ギターを上手く聴かせる為の要素のうち、最も重要なのは何かと聞かれると個人的には「リズム」だと思っています。
【ギター練習】プロが毎日やっている5つのことでも解説しましたが、ギターを始めると実際には伴奏である「リズムギター」を演奏する機会が圧倒的に多いので、リズム強化することのメリットは大きいです。
メトロノームを使ったリズム練習もいいですが、演奏に作業感が出てしまってあんまり楽しくないという人も多いと思うので、好きな曲を流しながらドラムに意識を向けて演奏するとかでも十分リズム感は鍛えられるのでおすすめです。
2. こまめにチューニング
初心者の頃にしっかりとチューニングする癖を付けておくと、耳が鍛えられて自然と正しい音感が身に付きます。
チューニングは一度合わせてしまえばOKというものではなく、 練習の前には毎回必ずチューニングして、出来れば一曲弾き終わったらチューニングを確認するぐらいの頻度が理想的です。
特にライブのようなテンションが上がって普段よりも力んでしまうような状況では、曲と曲の間で毎回チューニングの確認を忘れないようにしましょう。
「ちょっとぐらいズレてても誰も気づかないだろ」と思って雑にチューニングすると、自分は気付いてなくても、耳が良い人は気持ち悪さを感じます。
→ギターチューニングの正しいやり方
3. ペンタトニックスケール
ペンタトニックとは1オクターブに5つの音が含まれる音階のことで、ロックをはじめとする非常に幅広い音楽に使われている便利なスケールです。
最初に覚えるスケールとして人気で、歴が長くなるにつれてペンタトニック以外の色んなスケールを使うようになりますが、結局のところペンタが使いやすくて戻ってきます。
アレンジはもちろん、アドリブソロ等の様々な場面で役に立つスケールなので、早い段階で覚えておくと非常に便利です。
→マイナーペンタトニックスケール攻略【簡単な覚え方とアレンジについて】
4. アンプシミュレーター
アンプシミュレーターは簡単に言うと「アンプで鳴らしたような音を、デジタル上で再現するエフェクター」です。
機種にもよりますが、僕が使ってる「Line 6 Helix」だとアンプ87、エフェクター231、キャビ41、マイク16種類ものデータが搭載されており、すべてを自由に組み合わせて、足元のスイッチひとつで簡単に呼び出すことが可能です。
テクノロジーの進歩によってサウンドクオリティもかなり実機を忠実に再現されているので、アンプやエフェクターを何台も購入するなら、早い段階でアンプシミュレーターを導入したほうが結果的に予算を抑えることができるので一度検討してみてはいかがでしょうか。
5. 長く続けること
ギターだけに言えることではありませんが、スキルを磨くには継続して長く続けることが大切です。
弾き始めて1年くらいはどれだけ練習しても上手くなっている実感がなくて「俺って才能ないのかな…」って思ってしまうこともありますが、ギターの上達に個人差はあまりないのかなと思っています。
たまに3年くらいでプロ級に上手い人もいますが、他の人よりもギターを触っている時間が異常に長いのであって、生まれつきギターが上手い人は存在しないので安心してください。
弾きたいと思った時に弾くようなスタンスで十分なので、長く続けているだけでいつか「ギター上手いね!」と言われる状況が必ずきます。楽しいと思える練習ペースは人それぞれなので、無理せずにギターとお付き合いしていきましょう。
以上、「ギターを始めて1年目で知っておきたかった5つのこと」でした。