ギターリフの作り方【簡単アレンジ法】
オリジナルのカッコいいギターリフを作りたいけど、どうやって作ればいいか分からなかったり、出来たけど楽曲に合ってない感じがする・・・という悩みはギターを始めたら誰もが通る道です。
今回はギター初心者の方でも、簡単に楽曲にマッチしたカッコいいギターリフを作れるようになる方法についてご紹介します。
1. キーを把握する
ギターリフを作るためにまずは楽曲のキーと使用するスケールを選択します。
キーの見つけ方はキーの正しい決め方【作曲に役立つ音楽理論】を参考にしてみてください。多く場合一番最後のコードがその楽曲のキーである可能性が高いです。
キーが分かったらギターを手に取り、頭の中に思い浮かんだイメージを再現するのが良いですが、それが難しい場合はスケールを限定することで、使う音を絞ることができます。
ロックやメタルのギターリフは、ナチュラルマイナー、マイナーペンタトニック、またはハーモニックマイナースケールを使用して作られることが多いです。
2. モチーフとなるフレーズを作る
スケールが決まったらギターリフのモチーフとなる短いフレーズを考えます。
基本的に「3小節+1小節」ほどの短いギターフレーズを繰り返して、最後の+1小節部分に変化を加えることで飽きがこないバリエーション豊かなリフが作れます。
同じリフでもハンマリング、チョーキング、ブリッジミュート等のテクニックや、リズム、ギタートーンを変更することでも、まったく違う雰囲気のリフに変化するので、色々と試してみてください。
3. コードに含まれる音を使う
中々モチーフとなるアイデアが生まれてこない時や、楽曲にマッチしたフレーズが付けられなくて困っている時はコードトーンを意識しながらフレーズを作ってみてください。
拍の頭やロングトーンをコード内の音にするだけで、楽曲の流れに合わせた綺麗なギターフレーズをつけることができます。
コードに合わせたフレーズ作りはメロディーの作り方【音を外さない方法】の記事が参考になるので、合わせてご覧ください。
4. ルートや5度の音を中心に作る
キーのルート音や5度音を中心にフレーズを作ると安定度が増します。
ボーカルが歌っているセクションのような、他のパートの邪魔をしたくないような場面で、シンプルでかつ伴奏的なポジションでリフを鳴らしたい場合におすすめのアレンジ方法です。
ギター初心者にとって最も無難なアレンジ方法ですが、やりすぎると少し退屈な印象を持たれてしまうかもしれません。
※YouTubeで実際にルート+5度アレンジで演奏した動画もあります。
5. モードを意識する
少し難易度は上がりますが、モードの概念を意識することで、コードごとの音の役割への理解が深まります。
コードトーンやスケール一発を抜け出して、より凝ったギターフレーズを作りたいという方はチャーチモードについて学ぶことをおすすめします。
Dmでドリアン、G7でミクソリディアンやオルタード等の音階の選択肢が増えるので、ジャズで使われるようなより複雑なフレーズを構築できるようになります。
→スケールとモードについて【作曲に役立つ音楽理論】
まとめ
ギターリフの作り方についてお話しました。
- キーを把握する
- モチーフとなるフレーズを作る
- コードに含まれる音を使う
- ルートや5度の音を中心に作る
- モードを意識する
自分の作りたいと思うジャンルをたくさん聴きこんだり、お気に入りのギタリストのギターフレーズの音使いを研究するのも効果的です。
慣れてきたらまずは感覚で作ってみて、理論的に当てはめておかしくないかを確認する、といった応用も効くので、よりワンランク上のギターリフを作ることができるようになります。
以上、「ギターリフの作り方【簡単アレンジ法】」でした。