自宅でギターレコーディングする時に役立つ5つのツール
最近は作曲ソフトやスマホで簡単に録音が可能になったこともあり、自宅でレコーディングするギタリストの方も非常に多いかと思います。
今回はギターを宅録するときに、持っていると便利な5つのツールをご紹介。
1. オーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスを使えばエレキギターやエレアコをPCに接続することができます。
以前は非常に高価な機材で、プロスタジオに設置されていることが一般的でしたが、テクノロジーの進歩により価格の低下と音声品質が向上しています。
1~3万円のクラスのオーディオインターフェイスでも十分に高品質なサウンドをキャプチャできるので、自宅でレコーディングを考えている場合は、購入を優先するべき機材の一つです。
「iRig」のようなスマホやタブレットデバイスに特化した形のオーディオインターフェイスも増えてきているので、PCが無くても気軽に作曲を始めることができます。
→【スマホに最適】小型オーディオインターフェイスおすすめ5選
2. マイク
アコースティックギターの録音や、シンガーソングライターとしてボーカルレコーディングも予定している場合はレコーディング用のマイクを一つ所持していると非常に便利です。
1つでもアコースティックギターの収音は可能ですが、予算に余裕があるのなら2つのマイクを用意して、2ライン同時に録音できるオーディオインターフェイスを購入することをお勧めします。
1つのマイクをギターのサウンドホール近くで録音し、もう1つは遠くで録音してエアー感を追加することで、同じパフォーマンスから2つの異なるサウンドを得ることができます。
エレクトリックギターの場合でも、ギターをオーディオインターフェイスに直接接続する場合は、マイクは必要ありませんが、アンプからの収音を考えている場合はマイクが必要になります。
→エレキギターの録音に最適なマイクおすすめ5選
自宅でもアンプから音を出せる環境の方は、より迫力のあるリアルなサウンドを収音できます。
これから始める方で、使い勝手のいい万能タイプのマイクをお探しの方はShure「SM57」マイクをおすすめします。
・Shure SM57
スタジオやライブハウスで必ず一台は設置されている定番マイクで、ギターアンプを録音するための最もスタンダードなマイクです。
ギター以外の他の楽器やボーカルにも非常に相性がいいので、最初の一台目のマイクとして人気です。
3. 作曲ソフト(DAW)
オーディオインターフェイスを使ってギターをPCに繋いだら、作曲ソフト(DAW)が必要になります。
DAWがあればPC上で仮想レコーディングスタジオが手に入るので、レコーディングからミキシング&マスタリングまですべての工程を行うことが可能になります。
DAWの使い方を学ぶ必要がありますが、最近はYouTubeにたくさんのチュートリアル動画があるので、それらを参考にすれば、それほど時間がかかることもありません。
一昔前に比べて無料のDAWであっても十分にレコーディングに対応した製品も多くあるので、はじめは無料から初めて、更に多機能な製品が欲しくなったら有料バージョンにグレードアップすると良いです。
スマホやタブレットで作曲する場合はスマホで作曲!おすすめの作曲アプリ5選【最新版】の記事を参考にして作曲スタイルに合ったDAWを選択しましょう。
4. VSTプラグイン(アンプシミュレーター)
VSTプラグインはDAW上で使える追加のソフトウェアのことで、スマホがDAWだとすると各種アプリがVSTプラグインです。
ギターの場合は「アンプシミュレーター」と呼ばれるDAW上で機能する仮想アンプ、エフェクターが多くリリースされており、ギターアンプからマイク録りでオーディオインターフェイスを介してという流れから、PC上で音作りが完結できるようになり、現在多くのコンポーザーやエンジニアの方達が利用しています。
何百種類というアンプ、キャビネット、マイク、エフェクターのサウンドがモデリングされており、簡単に呼び出して使用することができるので、自宅レコーディングするなら必ず入手しておきたいツールです。
アンプシミュレータを使用すると「リアンプ」が簡単に行えるというメリットもあります。
ギターからのドライ信号を録音しておけば、あとからアンプやエフェクターをセットアップすることで、何通りものサウンドを簡単に試すことができるようになります。
一度の最高のテイクを保存することで、ワンクリックでサウンドの入れ替えが可能です。
5. モニターヘッドホン
最後はレコーディングした音声をミキシングするときに必要なモニターヘッドホンです。
一般的なリスニング用の機器に比べて、音の解像度が高く、原音に忠実なフラットなサウンドを鳴らすのが特徴なのでミキシング作業に適しています。
自宅でミキシングする場合のモニター機器としては、モニタースピーカーを使う選択肢もありますが、マンション住まいであったり同居人がいることも多いとは思うので、ヘッドホンをおすすめします。
もし大きな音が出せる環境ならヘッドホンとスピーカーの両方で確認すると、より正確な音量バランスの聴き分けが可能になるので、複数のモニター機器を所持していると有利です。
→ヘッドホンだけでミックスする場合の注意点【DTM】
まとめ
自宅でギターレコーディングする時に役立つ5つのアイテムについてお話しました。
- オーディオインターフェイス
- マイク
- 作曲ソフト(DAW)
- VSTプラグイン(アンプシミュレーター)
- モニターヘッドホン
特にオーディオインターフェイスとDAWはギターレコーディング以外にも使うことが多いツールなので、ミュージシャンの方は早めに入手しておくことをおすすめします。
以上、「自宅でギターレコーディングする時に役立つ5つのツール」でした。