DTM

自宅でボーカルレコーディングする時に役立つ6つのヒント

自宅ボーカルレコーディング

自宅でボーカルレコーディングする時に役立つ6つのヒント

マイクのみを使って自宅でセルフレコーディングを行うボーカリストの為に、シンプルな録音環境でもプロサウンドのボーカルトラックを録音する方法をご紹介。

ボーカルレコーディングは難しい?

簡易的な録音環境で自分でレコーディングを行う場合には、ボーカルと生ドラムがプロクオリティで録音することが最も難しい楽器であると言われています。

ボーカルレコーディング


特にボーカルは楽曲の中でも最も前面のセンターに配置され、リスナーから最も注目を浴びる存在なので、品質の低下による影響も大きくなります。

感情的に歌ったり、ささやいたり、叫んだり、ラップ等のダイナミクスの変化が他の楽器よりも大きく、「さしすせそ」の歯擦音や破裂音など、様々な不要なサウンドも生まれやすいです。

これらのボーカルミキシングによる編集を加えることで、深み、存在感、輝きを与えるためにできることはたくさんありますが、その前に正しい歌声を正しく録音するということが最も重要です。

とはいえ、これまでは専用のボーカルブースに入り、専用の高品質マイクを使い、ハイエンドのハードウェアプロセッサーのラックを備えた、本格的な音楽スタジオが必要でしたが、最近では市場に出回っているより手頃なレコーディング機器のいくつかに加えて、最新のコンピューターと少しのDIYノウハウがあれば、商業リリースに値するパフォーマンスを得ることが可能になりました。



ここからは自宅レコーディングのノウハウについていくつかご紹介します。

1. 録音設定

録音を開始する前に、シンプルな環境の中でも可能な限り最高のサウンドをPCに取り込むために、部屋を調整し、マイクの位置を考慮し、不要なノイズを最小限に抑えて、録音に入り込まないようにすることが必要です。

ボーカルレコーディングにおいて、マイクにできるだけクリーンなサウンドをキャプチャすることが最も重要なので、ボーカリストの後ろの壁に毛布を掛けたり、予算に余裕があるのならコンパクトなシールドを導入するのが非常に効果的です。


録音に入る金属的な部屋の残響音をカットする為に使い、まずは信号をできるだけドライな状態で録音し、後から追加のリバーブプラグインを使用して残響音を付加する方が結果的に良くなります。

さらに可能であれば床にカーペットの敷いてある部屋を選択したり、窓にはカーテンをかける等、なるべく部屋の中にある固い平らな面を無くすことが大切です。

どれも難しい場合には、大きな一枚の毛布をマイクと頭の上に覆いかぶさるようにしてレコーディングをする方法やクローゼットをブース代わりに利用するやり方もありますが、マイクに毛布が触れないように気を配ったり、無理な体勢を強いられるので、シンガー自体のパフォーマンスが低下する可能性もあります。

クローゼット録音


2. マイクの配置

セルフレコーディング

音が壁に当たって跳ね返りマイクで拾われるのを防ぐ為に、マイクポジションはなるべく壁から離して配置し、歌っている場所に近すぎないように配置します。

ボーカリストとマイク本体の距離はマイクの収音特性と声に完全に依存しますが、シャウトををうメタルシンガーはマイクから30センチくらいは離れている必要がありますが、ソフトな歌声を持つフォークシンガーは出来る限り近づいて収音します。

シンガーとマイクの距離は目安であるため、レコーディング開始時に何回かテストテイクを録音して、トラックに最適な距離を確認することをおすすめします。

実際に録音するとき、すべてのテイクの音量差や音質をなるべく一定にするためにボーカリストは頭をできるだけ動かさず、始めのマイクと口の距離をキープする必要があります。

ほとんどのマイクは直接的な音に非常に敏感であり、マイクに近づいたり離れたりする微妙な動きでも、低音量が減ったり、角度が変わるだけで高音の量が低下したりする原因になります。


3. ノイズの原因を除去

PC ファン

普段気にならないような小さなノイズでも、ノーマライズと呼ばれる音量を最適化する段階や、コンプレッサーを加えてダイナミクスをコントロールする際に不利に働く可能性があります。

エアコン、扇風機、環境音、またはコンピュータの冷却ファン等のレコーディングの際にノイズの原因となる可能性のある音を最小限に抑えるようにします。

特にコンピューターのファンが大きい場合は、延長ケーブルをいくつか購入して、マシンを部屋の外に移動するか、少なくともマイクからできるだけ離して移動することを検討する必要があります。

 

4. ポップシールド

ポップシールド

マイクにポップシールドを使うことで、発声時に起こる破裂音(ぱ行、ば行)を低減してくれる効果があります。

それほど高価のものでもないので、購入をおすすめしますが、予算をかけたくない場合にはハンガーにストッキングを張ったもので代用することも可能です。


もう一つはマイクに近づきすぎることによる「近接効果」を防ぐ役割も持っています。近接効果は簡単に言うと「音源がマイクに近づけば近づくほど、低音域が強調される」という現象です。

ポップシールドとマイクの距離を調節することで、低音量のコントロールが可能なので、ボーカル本人の歌声が持つ低音とのバランスを考えながら距離を調節しましょう。

5. 機材を揃える

シンプルな録音環境であっても、レコーディング用のマイク本体、音声をPCに取り込む為のオーディオインターフェイス、マイクとオーディオインターフェイスを繋ぐXLRケーブルは優れた音声を録音するために明らかに重要です。

録音されるオーディオ信号の品質が全体的なクオリティに直接的な影響を与えるため、予算を考えた上で、手頃な価格の最高のオーディオインターフェイスが必要です。

【2021年最新】高性能で安いオーディオインターフェイスおすすめ5選

考慮すべき2つの主な事項は、プリアンプとファンタム電源が必要かどうかです。すべてのコンデンサーマイクにはファンタム電源または内蔵バッテリーが必要ですが、ダイナミックマイクやリボンマイクを使う場合は必要ありません。 

6. 機材の設定

実際に録音する際には音声信号がクリップしないようにするために、まずはインターフェイスの入力レベルを設定します。(ボーカリストが誤ってマイクに近づきすぎたり、感情的に声を張り上げるような場面を想定して、信号レベルのピークを約-6~-10dBFSにすることをおすすめします。)

続いてDAWのバッファサイズを設定します。数値を小さくするほどレイテンシーと呼ばれる音の遅延は最小限に抑えることができますが、PC能力を必要とします。

CPUの性能を考えてレイテンシーの問題とCPU限界を超えてグリッチする可能性を考えて、最適なバッファサイズに設定しましょう。 

あとは歌いやすいように最適なモニターレベルの調節や、レコーディングセクションの開始前にピアノを鳴らして歌い始めのピッチ補助を付けたり、音程が不安定になりがちな部分にガイドメロディーを制作したりと、自分の歌いやすいように編集できるというセルフならではの利点もあります。

まとめ

自宅でボーカルレコーディングする時に役立つ6つのヒントについてお話しました。

  • 録音設定
  • マイクの配置
  • ノイズの原因を除去
  • ポップシールド
  • 機材を揃える
  • 機材の設定

これらを行うことでボーカルレコーディングが有利になりますが、ボーカルパフォーマンス自体が最も重要であることは間違いないです。

同じ部屋でバンドと一緒に演奏しながらボーカルを録音することで、よりエネルギッシュなテイクを録れるならそういった方法を取ることもありますし、ノイズが乗っていても最高のテイクが録れた場合にはプロの現場であっても採用されることもあるので、環境に合わせて柔軟に対応することも大切です。

以上、「自宅でボーカルレコーディングする時に役立つ6つのヒント」でした。


【2021年最新】ボーカルVSTプラグインおすすめ5選

ボーカルピッチ補正ソフトはこれ!定番の3つのプラグインソフト


人気記事

1

人気VSTプラグインソフトおすすめ7選【DTM】 これからDTMを使った作曲を始める方に向けて、人気のあるおすすめプラグインソフトをご紹介します。海外の最大手プラグイン販売サイト「Plugin Bou ...

2

EDMの作り方【DAWを使った打ち込み方法】 DAWを使ったEDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)の制作は、シンセサイザーのようなソフトウェアの操作、各種エフェクト関連、ミキシングテクニック等、覚 ...

3

ヒップホップビートの作り方【Beat Making】 世界の音楽シーンはHiphop一色となっており、最近では国内のHiphopシーンでも海外プロデューサーのType Beatを使用した楽曲が目立つよ ...

4

はじめてのギターエフェクター【最初に揃えるべきはコレ!】 エレキギターを購入した後に必要になるのが、ギターのサウンドを変化させる為の「エフェクター」と呼ばれる機材。ギターの音作りにおいて必須の機材では ...

5

最新小型ギターアンプおすすめ7選【2020年版】 多くのギタリストは一番長くギターを触っている時間といえば自宅での練習時間ではないでしょうか?ライブで使用する機材などに予算を費やしてしまいがちですが、 ...

-DTM
-

Copyright© TRIVISION STUDIO , 2021 All Rights Reserved.